南西対談３：落ち着け偽仁志

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5/25　県営福井球場
阪神　０００ ０００ ０１０  ｜１
中日　００１ ０００ ００１Ｘ｜２
中日５勝３敗　勝投手：岩瀬　負投手：福原

5/26　えーと。データ捜し中。とにかく阪神に負けた。

偽仁志：先生。ゆうべから今朝にかけてはすごく幸せだったのに、今は不幸なんです。

偽南渕：あっそ。なんで。

偽仁志：きのう５月25日は阪神が勝てば首位入れ替えだったけど、直接対決一戦め、きっちり中日が押えて、すごく嬉しかったんですよ。翌朝は阪神ファンの森本毅郎さんと対談しました。

偽南渕：え？

偽仁志：目覚し代わりにTBSラジオの『森本毅郎のスタンバイ』っていう番組を聞いてるんですけど、半分寝ながら、毅郎さんが言うことにつっこみ入れたんです。

偽南渕：あぁ。

偽仁志：再現します。（森本発言は要約です）

森本：中日ファンの皆様、おめでとうございます。

偽仁志：ありがとうございます。

（中略）

森本：（中村の）サヨナラ打の出た９回裏、（阪神の）福原が立浪に四球出したところでいやな予感がした。立浪にはまっすぐを放っておけばいいのに。

偽仁志：どうせ打てないからっていうこと？　何で知ってるの？　ほんとは中日ファン？

（中略）

森本：これを機に、阪神、また負け続けるんじゃないだろうか。

偽仁志：お気の毒です。
（ここでCM）

偽南渕：なるほどね。で、きょうは負けた、と。

偽仁志：５−１で負け。立浪なんかきのうはそこそこ打つわ累に出りゃよく走るわ守備はいいわでさ。

偽南渕：珍しく星野に手放しでWeb（HOSHINO★EXPRESS）で誉められてたね。

偽仁志：ところがきょうは２回もエラーする、うち１回はそのせいで相手が先取点、しかも打席に立てばチャンスをつぶす……。

偽南渕：確かに守備の乱れは５月の中日が抱える問題のひとつなんだけどさ。でも今からそんなに一喜一憂しててどうするんだよ。

偽仁志：それなんです先生。今朝は阪神を抑えた翌朝だから「みんなこれが嬉しくて野球ファンやってるのか」と思いましたけど、負けた直後の今は「みんな何が悲しくて野球ファンなんかするんだ」。

●星野監督の冷静さを見習え

偽南渕：あのね。今はまだ５月なんだから、相手の戦力を分析するときなの。無理に勝つ必要はないんだよ。

偽仁志：へぇ。そうなんですか。まあ明日の３戦め勝てば２勝１敗か。

偽南渕：そうそう。阪神にはまだ勝ち越しているんだよ。それに当面の敵は阪神１チームだけなんだ。すごくいい状態だよ。

偽仁志：戦力はいい状態とはいえないけど。

偽南渕：そうだけど、もう夢の10連勝なんて考えちゃいけないんだよ。これからは勝ったり負けたりでいいの。貯金を減らさなければ。考えてみなよ、たいした連敗してないんだよ。

偽仁志：広島に３連敗した以外はせいぜい２連敗だね。

偽南渕：ただ、怖いのはずるずると負けること。３連敗しないことと、３連戦の緒戦をとれるようにすることが課題だね。

偽仁志：ふーん。言ってみれば、緒戦を勝ったこのカードは、その始まりかもしれないわけだ。

偽南渕：HOSHINO★EXPRESSでの星野の言葉ってひどく負けても冷静な内容だったりするでしょう。きょうも見てごらん（*）。ペナントレースは長いんだから、星野よりカッカしてるようじゃもたないよ。

偽仁志：それはしょうがない。たぶん当分こんなかんじかも。私の野球ファン歴は小学校低学年並みなんだから、それこそ今はそういう時期なの。急に「球筋読んで35年」の 偽南渕先生の心境にはなれないと思う。

偽南渕：私だって、昔中日がジャイアンツのV10を阻止した翌年は大いに燃え上がって、千葉の自宅で雑音混じりの東海ラジオ『ガッツナイター』を（後略）。

●偽南渕、説教節炸裂

偽仁志：ケンシン負け投手になっちゃった。勝たせたいよお。

偽南渕：川上は外国人に弱いんだよ。昨年の秋に大リーグ選抜とやったときもそう。彼の140キロ台中盤の速球は、球質も重くて日本人には難しいけど、パワーヒッターの外国人には打ちごろのようだ。

偽仁志：６回表でしたか、ブロワーズに３ランホームラン打たれちゃいましたね。

偽南渕：その前の新庄に出した四球でがっくりきてたな。

偽仁志：４回裏の満塁は川上の打席だったね。何で代打出さないの。結果は一邪だよ。がっくりこないかね。

偽南渕：ああいう、まだ点差が開いてないときは投手でも打たせるの。23日の野口のときも同じこと言ってたけど、やたらと代打出せばいいってもんじゃないの。

偽仁志：はいはい。あしたの先発は誰？

偽南渕：武田？

偽仁志：１番、だれにしよう。益田は？　きのう１軍復帰して以来、いきなり活躍してますね。きょうなんかホームランっすよ。どうです、益田。

偽南渕：１番はリー・ジョンボム。そんなちょっとした目先のことでいちいち打順変えてどうするの。長嶋になっちゃうよ。（**）

偽仁志：はいはい。巨人ファンだった黒い過去が拭い切れてないんでし。で、阪神は星野、出してました。

偽南渕：ああ。終盤ね。もう５点差だから、ブロワーズの代わりにサードの守備固めに出てきたんだな。

偽仁志：ダイエーの新人・星野投手は落合博満が週刊朝日で絶賛してました。早くオールスターで会いたいですね。

＊この日のHOSHINO★EXPRESSはさすがに立浪とゴメスのエラーに対してシンプルに大激怒。
＊＊翌２７日の先発投手はサムソン。１番は左の大西。

1999/05/26