●勝利の方程式

偽仁志：（TBSテレビで１回の途中から５回裏まで観戦。あとは休日出勤後、公式Webぺージで結果を見る）：９回表まで、勝つ試合とはこういうものです、という手本のような展開でしたね。

偽南渕：偽南渕（PerfecTV!の完全中継で観戦）：まずきのう、連戦の緒戦をとった。第２戦であるきょうは初回に先取。

偽仁志：次も打線がつながって６点も先行さ。

偽南渕：先発の野口もよくて、横浜は打っても内野安打ばっかり。

偽仁志：４回裏や６回裏に点を取られたといっても打線がつながってなかったしね。

偽南渕：守備もまあまあ。記録に残らないエラーもあったけどこれだけ点を取ってるから野口は気にしてなかった。

偽仁志：しかもたいへん好ましいのは、途中でいつものように沈黙しかけた打線が、きょうは７回と８回に１点ずつ追加したこと。

偽南渕：そして８対３で迎えた最終回。門倉が無死２、３塁にはなったけど、宣を出して自信を取り返してもらうにはぴったりだ。

偽仁志：そうそう。２戦続けて勝ち戦を負け戦にしてしまった宣ちゃん、３度目の正直で復活してもらわなきゃね。いやーそれにしても、今日の立浪は調子よかったですね。

偽南渕：３番に入って、先取点に貢献した。３安打、３得点はみごとだし、アウトになった打球もいいあたりだった。打席に入る前の素振りなんかパワフルでしたね。ああなると立浪は強いよ。

●５センチの向こう側
偽仁志：立浪の企業秘密（注１）を教えてあげようか。

偽南渕：名鑑に載っている身長より５セ……。

偽仁志：その話じゃなくて。ひどいわね、失礼よ。あのね。立浪は打席に入って構える前にユニフォームの袖をひっぱりあげる癖があるでしょう。これには秘密があります。

偽南渕：それはマジな情報？

偽仁志：いや、ネタです。でもこのネタはもう少しひっぱりましょう。本人の復調が自信から確信に（(c)松坂大輔）変わってからね。

注１：「立浪の企業秘密」はSSKの広告コピー。

●これが横浜ダイナマイト打線だ！
偽仁志：それでは最終回の横浜打線の炸裂ぶりを記録でごらんいただきながら、きょうはみなさまとお別れいたしましょう。

9回裏

（試合終了）
２＝ツーベース、安＝安打（ヒット）、二＝セカンド、ゴ＝ゴロ

偽南渕：おやすみなさい。

偽仁志：偽南渕さん偽南渕さん。

偽南渕：え？

偽仁志：これからどうしたらいいのでしょう。

偽南渕：試合、札幌だったんだろ。ススキノでヤケのみだね。（注２）

偽仁志：そうじゃなくて。もうウチのストッパー、完全崩壊ですよ。やっぱり川上でしょうか、新たなストッパーは。

偽南渕：このところ負けていないのは川上だけだからね。

偽仁志：５月にはよくある負け試合をお見せしていた中日ドラゴンズ、６月に入ってからは珍しい負け方のあれこれをお目にかけております。

偽南渕：しかたない、こういうこともあるってことですよ。

偽仁志：最近、オチがいつも同じですよ……。

注２：長嶋一茂の『プロ野球ニュース』によると、去年も北海道（帯広）で、同じ野村対野口で最終回に波留に打たれ、「負けに等しい日没コールド」をくらった由。これは翌日のトーチュウもネタにしていた。

1999/6/14