◆ 8月26日（神宮球場）

中　　日　０００　０００　０１０｜１
ヤクルト　０１３　００２　００ｘ｜６

【投手】
（中日）山田−正津−中山
（ヤクルト）ハッカミー−五十嵐−山本
　　　勝投手＝ハッカミー(21試合11勝５敗)
　　　Ｓ＝山本(42試合２勝５敗３Ｓ)
　　　敗投手＝山田(２試合１敗)
　

偽仁志：（26日ヤクルト戦はWebサイトとニッポン放送の中継、28日横浜戦は衛星放送の中継で観戦）マジックがどうこう言われだしたとたんの中日の乱調です。

偽南渕：（26日ヤクルト戦はWebサイト、28日横浜戦は衛星放送の中継で観戦）われわれは25日に神宮に行ってじつに中日らしい勝ち方のいいゲームを見たわけですが。

偽仁志：あくる26日は、先発山田洋がよくなかった。

偽南渕：それにしてもハッカミーから全然打てないとはね。

偽仁志：終わりのほうで、不調ヤマサキが打って完封負けはまぬがれましたが。ラジオの中継、だんだん言うことがなくなってきて、試合の直前にハッカミーの婚約が整ったことばっかり繰り返して言ってた。

偽南渕：ハッカミー、早く試合をキメて彼女のところに帰って、それで……っていう一心で投げたのかな。

偽仁志：そりゃ張り切ってただろうけど、彼女は試合の時点では帰国しちゃってたからちょっと違うと思う。

偽南渕：ふーん（何か想像していたようす）。とにかく、先発がローテーションの谷間だと必ず負けているよ、最近のドラゴンズ。そりゃないだろう。

偽仁志：『新世紀エヴァンゲリオン』の最終回みたいに「きょうは負けてもいいんだ！」ってふっきれてんじゃないだろうな。これもエヴァ最終回でみんなで「おめでとう」って言うみたく、「ハッカミー、婚約おめでとう！」「おめでとう！」なんて。

偽南渕：で、関川だけが燃えてて……。

偽仁志：関川・アスカ・ラングレーだけ「あんたバカぁ!?　わけわかんない敵が攻めてきてんのよ」つってガンガン打つ。冷静な立浪レイは気が抜けて魂の入れ物になってる。あー、エヴァ見立てはとまらん。

●ヤマサキは二人め生まれたらしい

偽仁志：あと、先発が打たれたからってすぐがっくりきて音無しになってしまうひ弱さもなんとかしてほしい。そんなチームじゃなかったのに。

偽南渕：しくしく。

偽仁志：しくしく。

偽南渕：28日の横浜戦なんかエース野口が２回しかもたず。１回目はよく抑えたのに。

偽仁志：３塁にランナーがいてもあっさり０点にしちゃって、おお、やってる、やってるってかんじでしたが。そのあと、５点もとられちゃうとは。それもピッチャーの川村に打点入れられて。

偽南渕：川村、楽しそうに投げてたなあ。

偽仁志：川村丈夫にやられるのは３回目ぐらいじゃないですか。顔見ても後ろから見てもはつらつとしていました。あんなふうに投げる投手はうちにはいない。惚れそう…。

偽南渕：……。大魔神の佐々木様が手術して不在だからか、おれの天下だ、ってかんじだったのは確かです。

偽仁志：そういえば捕手の谷繁も阪神戦で怪我をして不在なんでした。

偽南渕：川村、新米の捕手のいうことなんかききゃしない。

偽仁志：何度もサインに首を振ってましたね。

偽南渕：川村は打つのも得意なほうではあったけど、この日は３安打３打点で猛打賞だよ。最近ドラゴンズの主力打者でももらえない猛打賞。

偽仁志：野口、石井の手首にぶつけてましたが、あれも野口の気持ちに影響したのかなあ。でも石井はその後も絶好調でしたよ。中日は投手と怪我人に打たれ負けたんです。

偽南渕：チーム打率がリーグ最下位の中日と３割近いチーム打率でトップをいく横浜マシンガン打線の差も出ましたね。

偽仁志：大量差がついたとき、つい思うのが、「こんな大量差をひっくり返せるのは横浜だけだよ」って。でもホームラン量産型ではなく、打線をつなぐのが得意な横浜は、被安打が多いのに防御率が高い野口向きでしょ。スタメンのショートを久慈にして、守り勝つつもりできてたのにね。

偽南渕：まあ、守りはよかったよ。とくに二遊間。あと、これはよかったというべきなのか、完封だけは阻止してくれたのが、往年の読売の原辰徳のように、終盤のどうしようもないところでホームランを打つヤマサキ……。

偽仁志：同じく、井上……。

偽南渕：優勝するというのはたいへんなことだ、ってことです。

1999/8/29