偽南渕（公式Webのスコアボードで観戦）：ずっと０点が続いていて、嫌な感じがしていましたが、案の定、７回裏にケンシン君が打たれてしまいましたね。

偽仁志（途中までラジオの「他球場の試合経過」、７回からNHK衛星第一で観戦）：ひとが都内某所のテレビで衛星放送にチャンネルを変えさせてもらったとたんだよ、桧山にやられた（本塁打を打たれた）の。

偽南渕：８回裏に２アウトランナーなしになった時点では、「このまま１点差の状態で、完封負けを食らうのでは」と思っていたら。あれよあれよと得点されてしまいました。

偽仁志：８回に川上が合計４点もとられたのは、それまで打線が藪に０封されてるから最初の１点を怖がったのが原因だって、同情票が集まってますね。

偽南渕：８回裏は新庄にダメ押しの安打を打たれたんだっけ。

偽仁志：そう。新庄の打席では、ケンシンは中村のサインに思いきり首を振って好きな球をほったようなんですが、作戦失敗ですね、かわいそうに。

偽南渕：どんな球を投げたの？

偽仁志：えーと。……。あのね。テレビの解説では、中村はたぶん、桧山のときと同じ投球パターンを要求してるんじゃないか、川上のほうは桧山にやられたばかりなのに、といやがったのではないかと言ってました。

偽南渕：どんな投球？　変化球？　直球？

偽仁志：わかんない。ちくしょう！（＊）

●原も確かにV戦士だが

偽仁志：９回表にゴメス＋立浪（ランナー交替）＋ヤマサキで意味なく２点とっていましたが、何を考えているのでしょうか。完封されるよりはましですけど。

偽南渕：山崎は相変わらず、全盛期の原を彷彿とさせるね。負け試合になると無駄なホームランを派手にぶっ放してくれる。まあ、３回に１回だけは、有効な本塁打を打ってくれますが。まだまだ油断はできませんね。

偽仁志：最近、相手チームの投手がいいですねぇ。わたしゃカードが変わるごとに、「わぁこんな投手いたんだー」「お、この投手、こんなにかっこよかったんだ」って発見があって楽しいです。薮もよかったけど、川村（YB）、佐々岡（Ｃ）、岡島（Ｇ）が今年度の私のnew starsです。

偽南渕：それは、どのチームもこの時期は中日戦にいちばんいい投手をぶつけてきているからですよ。ちなみに、確か中日は、今シーズン藪に１回完封されてます。

偽仁志：えっ。そうなんだ。巨人が上原を中日戦に出すために「サンデー上原」から「チューズデー上原」に変えたのは知ってたけど。野球もいろんな楽しみ方があるものですね（なかばヤケくそ）。

偽南渕：上原は別名「火曜サスペンス上原」ってのはどう？ さすがにバテ気味の上原君、ジャイアンツに今年で使いつぶされるで。ねえ、「しろはた」さん。

偽仁志：ドラゴンズは打てないなら走れ、という展開で来ていましたが、最近、走塁がよくないですね。この日はダブルプレー４回もとられるしさあ。ダサダサだよ。

偽南渕：だいたい、あの（オーナーが巨人ファンといわれている松園ジュニアの）ヤクルトでさえ、巨人を３タテ（9/3〜9/5）してしまうのですから、ダメトラだと思ってナメてはいけませんよ。

偽仁志：またそういうこという。ウラばかり読んでいるとだれも遊んでくれなくなるぞ。ヤクルトスワローズが巨人に勝ったのは私が３連戦の前とあとにヤクルト製品をヤクルトおばさんから大量購入した成果です。

偽南渕：なんか、そういう願掛けをする人、最近ドラファンに増えたなあ。HOSHINO★EXPRESSのMailBoxでも、「タフマン飲んでヤクルト（讀賣に対戦している）応援しています」と発言していた人いたし、キミも高津対清原の打席で…。

偽仁志：そうそう。わたしゃ高津くんに約束しました、テレビの前で。「ここをおさえたらあすはヤクルト製品４本買う！」。約束どおり、買いましたがな、ジョア２種類とミルミルとヤクルト40を。

偽南渕：……（バカなこといってると、だれも遊んでくれなくなるぞ）。

偽仁志：同じ９月７日、ヤクルト対広島はすごい打ち合いで広島の勝ち。

偽南渕：長い試合でしたね。しかし、前日ジャイアンツをこてんぱんにのしたヤクルトが、まさかの大敗。野球は怖い…。最近の私の野球に対するキャッチフレーズは「怖いけど面白い野球」というものです。

偽仁志：巨人対横浜も、桑田が抑えに出てきたり、見せ場が多かったようです。毎度の巨人の勝ちパターンで、不調な上原を打線が助けていました。言いたくないけど本物の仁志のファインプレーもまた出ました。ダサい試合をしていたのは中日ドラゴンズだけですっ。（＊＊）

（＊）広島戦で落球した福留のまね。不謹慎ですね。

（＊＊）翌日９月８日は野口で勝ちにきたドラゴンズ、久慈のヒットと立浪のタイムリーで１点先制、ヤマサキのヒットと井上のタイムリーでまた１点。阪神は大豊（笑）のホームランのみでドラゴンズの勝ち。ま、阪神のピッチャー中込だったしな。
　満塁機や相手のエラーによる出塁を生かせないなど、相変わらず問題もあるのだが、ヤマサキも得点をあげたので少しだけ安心した。ベンチは「負けたら翌日は野口」という方針にしたのではないか。

　「ドラゴンズはチャレンジャーですから、１日１日を精一杯に戦っていきたい」（立浪＠お立ち台）。そうそう。もう優勝した気になったらあかんのです。負ける試合もあるのが当然ですけど、ダサいのはやめてちょ。
　元祖叱られ役のたっちゃん（二代目は当然福留である）も最近また名指しで非難されてますが、めげずにがんばってちょうだい。でも最後までチャレンジャーで終わるのはだめよ（笑）。

1999/9/9