偽南渕（勝った４月２５日に神宮球場で観戦）：神宮球場はいいねー。
偽仁志（負けた４月２７日に神宮球場で観戦）：やだよ。なんか選手と近くて。
偽南渕：それがいいんじゃない。
偽仁志：基本的にはいいんだけど。あそこ、トイレ行く途中で選手とすれ違ったりするみたいだね。
偽南渕：そうらしいね。内野席の人はよくグラウンド入りする選手にサインもらってるし。
偽仁志：試合の前は「選手に近くていいなー」と思うんだけど、負けたあとはねー。あたしゃ出待ちとかおっかけとかしないじゃん、もう。まして負けた日にバスの出待ちなんかしたくないのに、２７日なんか、駅に向かってたら通用口からしずしずと出て来るんだもん。
偽南渕：そりゃ来るだろう。
偽仁志：「しっかりしろよオイ！」と怒鳴る人、「がんばれよー」と呼びかける人。車のなかは真っ暗でぜーんぜんわからなかった。もちろん手を振る選手なんてナシ。
偽南渕：神宮は試合終了後に選手が内野席と外野席の間の通路を通って球場を出るときに、ファンが声をかけることが出来るのがいいよね。私が行った２５日は神宮のヒーロー立浪に暖かい声援が飛んでました。
偽仁志：２５日の神宮のヒーローといえば本塁打やまさきではなくて？
偽南渕：ほら、１９９４年の１０月４日、巨人との決戦の前日に…（後略）。
偽仁志：長いから、その話は立浪が引退する日がきたら記念に書いてください。
偽南渕：ちぇ。でね。２５日は、通路を行く立浪に「立浪、お疲れ」と、流し打ちの１安打に終わったのになぜか優しい言葉が。それと同じ人が、気迫のヘッドスライディングで流れを変えた中村選手には、９回表にはバント失敗でゲッツーをとられたことに対して「中村、ゲッツーはないぞ」と痛烈な野次を…。
偽仁志：立浪は私が行った日は４打席２安打１打点とよかったし、なんとか岩瀬を立ち直らせようと何度も声をかけてたからこの日こそ「お疲れ」だったんだけどね。負けは負けなので、３人の人が連呼して終了していました。
偽南渕：たっちゃん元気だった？
偽仁志：体力余ってたみたいだよ。凡退するぴかちゅう（本物の仁志）のようにぴょんぴょん走りながら帰っていきました。
偽南渕：やっぱり１日休むと違うなあ。
偽仁志：ところで、あちこちで言われていますが、あの人ちょっと頭が茶色いですよね。何なんでしょう。立浪といえばその走塁姿や新人時代の芸能活動が理由で一部Webサイト上では「ひよこ」で定着していますが、ひよこって今が羽根の生え変わる時期なんですか。
偽南渕：ああいうタイプの男は、生まれたときから髪が茶髪なの！
偽仁志：前は黒かったじゃん！
偽南渕：それは染めてたの！
で、人が染めてるのをとがめる立場である以上、自分も染めるのやめたの！
偽仁志：それ何かに載ってた話？
偽南渕：違うけど、そうなの。
偽仁志：……。今後たっちゃんの話は対談１回あたり１２００バイト以内に限定な。それより負け試合の話をしましょうよ。２７日にヤクルトにひっくり返された試合について、何か感想ありますか。
偽南渕：ない。
偽仁志：そんな男らしくきっぱりと手を抜かないでください。
●打
前日がおたんじょうびの福留、第３号エラーで１失点。自分の試合開始直後の初球ホームランを帳消しに。
山﨑、ホームラン。打率上げる。リーグ同率２位キープ。
立浪、何やったか忘れたが打率上げる。リーグ同率２位キープ。
●守
中村落球。
ヤクルト古田足が痛いのに痛み止めで抑えて出場。
関川ナイス返球。
李好守備。
ヤクルト宮本もっと好守備。
●投
ケンシン、小山にコンビニ袋を持たせてブルペンへ。
山本、４点もらって勝ち投手目前の５回裏に２アウトからくずれる。
中継ぎ全滅。
最後は岩瀬が四球後、暴投で無死満塁、一死を取るも、守備要員の宮本に打たれて終わり。 |
いろいろあったでしょ。
偽南渕：岩瀬はその翌日、ナゴヤドームで首位阪神にサヨナラ逆転勝ちして勝ち投手。きっちり落とし前をつけたでしょ。岩瀬の恥は岩瀬が返す。それが岩瀬です。
偽仁志：南西対談２で言ってた、武田とケンシンの「明治の恥は明治が上塗りする」というのと関係があるわけ？
偽南渕：あります。対句です。
偽仁志：対句というのは「愛甲が攻め、久慈が守る」といった形のをいうのだよ。
偽南渕：いいんです。
偽仁志：なんか私が負け試合担当で偽南渕さんが勝ち試合担当になってないか。
偽南渕：これも対句だね。 |