| 2000/05/07 【本日のテーマ】 南西対談６：騎手のいない競走馬 data: ５月７日（ナゴヤドーム） 横浜 ０００ １００ １０１｜３ 中日 ０００ １００ ０００｜１ 【投手】 （横浜）矢野−木塚−福盛 （中日）川上−山本昌−正津 勝投手＝矢野(６試合１勝) セーブ＝福盛(１０試合２勝２敗５Ｓ) 敗投手＝川上(４試合１敗) 【本塁打】 佐伯（横浜）２号 |
| ●処分について 偽南渕（Ｊ−スカイスポーツの中継で観戦）：きょうは何か予言がふってきた？ 偽仁志（同じく）：きょうの３時にきのう「暴力行為」で退場になった３人の処分が発表されるというので、まあきょうは出場停止だろうなと思った。 偽南渕：予言っていうよりそれは常識的判断ですね。実際は、星野監督と立浪選手会長が５日間、大西選手が１０日間となりました。これに罰金もつきます。 偽仁志：けっこう厳しいね。手を出したからか。大西は損したね。橘高（きったか）の怒りは大西に対するものが一番大きかった。 偽南渕：橘高が肋骨骨折など全治二週間の負傷をし、その原因が大西に食らった右脇腹への蹴りが原因だというもの。うーん。これはちょっとあやしい。 偽仁志：橘高も怪我を理由に試合を休むようですが、それは一種の謹慎かもしれないね。 偽南渕：「なにわWeb」の情報、濃いよ。３枚の写真で「暴力行為」のプロセスをまるで３コマ漫画のように詳しく見せてるし、取材も徹底的だ。 偽仁志：「なにわWeb」によると、ベンチ裏でも星野監督と橘高球審の口論は続き、橘高はかなりの暴言も吐いたようでしたが。 偽南渕：星野はそのとき「俺は立浪を止めに行っただけだ」と言ったらしいね。 偽仁志：だったら橘高じゃなくて立浪に体当たりすればいいじゃないか。立浪だったらほんとに骨折してたよ（笑）。 偽南渕：笑うなよー。ま、最初はほんとに立浪を止めるつもりだったのでしょう。ところが、立浪が橘高に手を出しちゃったものだから、自分の見せ場がなくなっちゃって、そのまま橘高に体当たりだ。 偽仁志：たしかにちょっとそんなかんじはしました。 偽南渕：それとも、「オレの愛する立浪を傷物にしやがって。けしからん。オレですら、立浪はぶん殴ってないんだぞ」っていう怒りを審判にぶつけたのかも。 偽仁志：傷物って何ですか。 偽南渕：生涯初の暴力行為による退場のこと。サラリーマンでいえば、始末書１枚です。 偽仁志：星野監督って昔は立浪と中村を殴ったもんだってよく述懐してるけどなぁ。それに「ぶん殴っ」たのは橘高→立浪ではなく立浪→橘高…。 偽南渕：いいんです。 偽仁志：あーはいはい。一夜あけた今は、双方事態の収束にむけ、すりあわせを始めているようすです。球団からの処分の有無は８日に発表されるとか。 ●今後の心配 偽南渕：ところで。星野と立浪が出られない５日間のなかにドラゴンズ主催ゲームがきょうのを含めて３つある。そこに監督と、好調なスター選手の立浪が出ないとなると、これは観客動員にひびくかもしれません。 偽仁志：岐阜長良川球場や福井県営球場への遠征は、１年に１回だから、楽しみにしている人には気の毒ですね。せめて、勝ってほしいものです。 偽南渕：負けているときって、選手の気持ちがバラバラですね。その状態で「つなぎの野球」をするのはそうとう難しいかもしれません。 偽仁志：ただ、休んだあとの立浪はいつも調子がいいので期待しましょう。 偽南渕：きょうの試合は振り返らないの？ 偽仁志：振り返りません（きっぱり）。なぜならきのうとだいたい同じだからです。 残塁だらけ／井上重病／ゴメス復活、本塁打はなし／横浜の試合運びはうまい 以上です。 偽南渕：男らしいねえ。指揮官とチームリーダーのいないチームって、騎手のいない競走馬みたいなもんでしょ。これで首位横浜と４．５ゲーム差。負け方が自滅的なんで、ちょっと先行きが心配だ。 偽仁志：きのうも言いましたが、「記録の年」にするんですよ、こういう年は。あとから見たら、一見晴れがましい数字だけが残っているという。どう、そういうの。 偽南渕：記録って、セリーグ初の同一試合３名退場処分とか、最長試合出場停止日数とかはもうダメだよ。あと福留の失策がらみの記録狙いを願うのも、禁止！ 偽仁志：ちぇ。処分されてしまった。 ●今後の希望 偽南渕：このあとの楽しみといえば、やっぱり井端だね。 偽仁志：いやー、打つ打つ。守りもいいし足もある。ここ２試合は打撃はだめだけど、守備は内外野すべてをこなすしね。 偽南渕：「立浪さんのポジションを狙います」と宣言した井端でしたが、予期せぬ形で奪ってしまいました。打撃の調子はすぐ戻ると思います。こういう売り出し中の選手は、面構えが変わっていくのが楽しみですね。 偽仁志：主力野手が３０歳前後にかたまってしまっているのがドラゴンズの戦力の不安な点でしたが、井端は２５歳。この年代がどんどん出てきてほしいねぇ。 偽南渕：そういえば、久慈はきょう７日が１０００試合出場の日。代打で登場したけど、あえなく三振の直後に、球団職員（？）のお姉さんから自分より大きな花束をもらっていましたが、凡退の直後なんでばつが悪そうでした。どこまでも地味で、気の毒ですね。 偽仁志：久慈も、先日の立浪みたいに、ＯＢからのお祝いメッセージを放映するのかな。 偽南渕：まあ、１０００試合出場なんて、現役の選手にとってはあくまで通過点だからね。 偽仁志：えー。つまらん。 偽南渕：メッセージが来るとしたら、阪神時代の元上司、元祖牛若丸のムッシュ吉田義男から、 「久慈、１０００試合出場おめでとう。これからは、１５００試合出場といわず、２０００試合、２５００試合出場めざしてがんばってください」 という皮肉たっぷりのメッセージをもらって、久慈が露骨に嫌な顔をするっていうのはどうかな。 偽仁志：吉田義男って仇名が多いですねぇ。 偽南渕：阪神時代、久慈は「牛若丸二世」として売り出されそうになったんだよ。 偽仁志：久慈といえば、きょうは福留がショートでナイスプレー！ 抜けそうな打球にとびつき、すばやくファーストに投げてました。あ。何。何。長い発言。読みにくいから囲むぞ。
偽仁志：そういうのの特守とかないのか。立浪のショートゴロとか、ゴメスややまさきのポップフライで練習すりゃいいじゃん。 |