●５月23日の対談
偽仁志（Webスコアボード中継で観戦）： この貧打戦は、ひとつ前の試合で、１０連勝のあげく巨人と同率首位になった中日ドラゴンズ様の試合です。
偽南渕（同じく）：１０連勝については、職場で昼間、Ｇ党の同僚からお祝いのコメントをもらいました。なんか、宣戦布告って感じもしたけどね。
偽仁志：私も昼休みにちょっと言われたよ。２人ぐらいから。あと阪神ファンの友達からもメールもらった。でも去年のいまごろ、段トツで首位だったのとは状況が違うのだからと思っておとなしくしておきました。
偽南渕：そりゃそうだ。謙虚な態度が大切だね。
偽仁志：やはり首位は一日だけの夢で終わりましたね。みんな電池切れてたね、バンチ以外は。
偽南渕：切れてた、切れてた。きょう、言うことはひとつ。「バンチの借りはみんなで返せ。それでこそサムライ野球じゃ」
偽仁志：さ、さ、サムライですか。いつのまにそんなことに。
偽南渕：士という字はサムライを表わすが、漢字の十一にも似ている。
偽仁志：そういう新聞のスポーツ面のような発想は本サイトでは差別しますので囲みます。
| 偽南渕：つまり十一連勝の予定だったんです。私は「破竹の八連勝、球道一直線の九連勝、テン下無敵の十連勝、士（サムライ）野球で十一連勝」ってやるつもりだったんです。「星野ミレニアム戦記」のＢＢＳで。 |
偽仁志：なにっ。１１連勝する気だったんですか。
偽南渕：当たり前田の幸長。あのバンチの好投に報いてやらいでどうする。
偽仁志：どっちかといえば、阪神タイガースの野手陣が星野投手の好投に報いましたね！
偽南渕：……（こいつ、本当は…）。
偽仁志：こんな日もありますって。だいじなのは相対的に何位かということより、最下位で借金４の状態から１０連勝でＡクラスにはいあがってきたことだと思います。
偽南渕：……（この、わざとらしいフォローも怪しいぞ）。
偽仁志：なにカッコに入れてんだよ。あたしゃ西宮の小学生だった時、「窓をあけたら時計台」という環境で２年暮らしても阪神ファンにならなかった女だから安心しなさい。
偽南渕：甲子園に住んでても中日ファンだったんだ。
偽仁志：や。当時は巨人ファン。
偽南渕：（信用するもんか。するもんか）。
●５月24日の対談
偽仁志（Web)：この翌日、中日ドラゴンズは延長15回、３対２で勝ちました。
偽南渕（ＣＳ通信衛星放送の中継で、試合開始から終了まで観戦）：両軍あわせて投手１４人。試合終了時刻は午前０時２分。
偽仁志：そんな夜中まで野球してるなんて、不良ですね。
偽南渕：夕飯食うのも忘れて応援しました。彼らの苦労を思えば当然です。まるで、テレビの前でスクワット応援をするカープファンのようでした（自己陶酔中）。
偽仁志：ところで、試合終了後も阪神電車、動いてたの？
偽南渕：阪神電鉄は臨時電車を増発して５０００人の観客を運んだらしいよ。そりゃあお得意さんだもの、大切にしなきゃ。居酒屋でラストオーダー以降も粘る客とは違うんだから。
偽仁志：なお、福留が得意の正面のゴロをはじき、第５号失策をキメて、いつものように内野陣に気まずい雰囲気をもたらしましたがなんとか切り抜け、延長１５回・史上４番目に長く苦しい試合を辛くも制して再び同率首位に。
偽南渕：とにかく、眠い試合だったねえ。私なんか、試合中盤のドラゴンズの攻撃中に本当に寝てしまいました。本日、休暇を取ってした早朝ゴルフの反動と、点が入りそうにない雰囲気のダブルパンチが原因です。さすがに延長戦になったら、緊迫感が出てきて寝ませんでしたけどね。
偽仁志：星野監督もさすがに眠かったらしく、「星野ミレニアム戦記」の最後のコメントが「今夜はすぐ寝よう」でした。みんな眠かったんだね。
●５月25日の対談
偽仁志（Web）：うあー。午後６時になったらまた試合始めたよあいつら。
偽南渕（同じく）：そりゃ始めるだろ。ちなみに、昨日（５月２４日）のスカパーの野球中継。午後１０時からも録画中継の形で再び放映していたんだけれど、試合時間が約６時間だったので午前４時まで放映したことになります。さすがに、この録画放送は見ませんでしたけど、見かけ上は１４時間後に選手は試合を始めたことになりますね。
偽仁志：なんだよそれ。囲めばよかった。ところで武田投手、さくさくと今岡マコちゃんにホームラン打たれましたね。
偽南渕：いやあ、よかった、よかった。昨日の延長戦で今岡にホームラン打たれなくて、ホントによかったです。昨日の中継見てたら、「和製大砲 今岡誠」という横断幕が外野席に垂れ下がっていたんで、ちょっとびびっていたんです。あと、今岡についてはもう１つ発見。
偽仁志：なになに？
偽南渕：「開口選手名鑑」のネタネタ。今岡も典型的な開口選手でした。
偽仁志：あら。じゃ、確認します。夏になるとみんな口開けるんで、今のうちに観察データを貯めておかねばならん。
偽南渕：そんなことはどーでもいいけれど、今岡選手の顔を見ていて、誰かに似てるなあと思っていたんだけれど、試合中はそれが思い出せなかったんです。
偽仁志：今は思い出したの？
偽南渕：そう、開口選手で思い出しました。ほら、今岡選手の顔ってなんかマンガチックじゃない？
偽仁志：うあー。なんだその古くっさい東京弁！
偽南渕：つまらん茶々を入れるな。いいこと教えてやるんだから。今岡は腹話術の人形、たとえばいっこく堂が操作する向かって右側の人形のお兄さんに似てるよ。腹話術の人形も、パックリ口を開けてるでしょう？
偽仁志：ええ？ 似てるかなあ。
偽南渕：キミは男の顔の観察力がおかしい。「甘いマスク」で有名な阪神の正捕手の矢野（元中日）を、「普通じゃん」ていう女だからね。
偽仁志：だって普通じゃん。捕手のビジュアル系はフミヒロだよ。
偽南渕：とにかく、本日私が願っていたことは、勝つにしろ負けるにしろ、さっさと終わらせて、選手を休ませて、明後日からの対讀賣２連戦に備えてほしいということです。
偽仁志：タケちゃんが思ったほど炎上せずふんばったから、ほかの投手が休めてよかったよね。
偽南渕：投手だけじゃなくて、特にスタミナに不安のあるＴ選手のためにもね。
偽仁志：出た！ Ｔ選手会長！ こういうときの彼のプレーって、センス抜群ですね。
偽南渕：これで服装のセンスもよければね。
偽仁志：いいよ服装の話は。あたしゃもうよそ様に任せたよ。
偽南渕：とにかく、当初の予定どおり彼は、お決まりのセカンドゴロと、バットに衝撃を受けない三振で、スリープモードに入っていました。
偽仁志：予定どおりって、だれの予定だよ。
偽南渕：いいんです。で、６回表、たっちゃんがピッチャーゴロ併殺打を打って試合を早めようとしたらこんな展開に。
「おれについてこんかい」
〜たっちゃん省エネモード敗戦記〜
（１）先方が勝手にエラーして無死一三塁になって図らずもチャンスに。
（２）するとゴメスが外野フリャーを打ち上げて。
（３）李が昨日の夢をもう一度とばかり強引に突っ込んで併殺。
（４）今日も「延長戦」モード突入を思わせる最悪の雰囲気に。 |
わかってないなあ。
偽仁志：「外野フリャー」って何やの。名古屋をばかにしとん？
偽南渕：関西弁で名古屋を語るのはやめなさい。
偽仁志：で。中日限定活躍外国人のハートキーが勝ち越し点を入れてくれました。このときには、生まれて初めて、負かされて安堵するという体験をしました。
偽南渕：そしたらその裏、山崎のショートゴロをエラーして、またも出塁させるんだもんなあ。
偽仁志：何考えてるんだ野村阪神！
そんなにうちのひよわな選手たちを疲れさせたいか。
偽南渕：大丈夫。そのへんのことをすべてお見通しの星野監督は、この９回裏二死二塁の一打同点機にも、チャンスに弱い中村にあえて代打を送らず延長戦を避けたんだ。このへんが、１３５試合すべてを勝とうとするどこかの監督と違うところですね。
偽仁志：なかむらさん。ちょっと前まで絶好調で、どこかのWebで井上、岩瀬とともに「真のクリーンナップ」とか言われてたのに。
偽南渕：ま、とにかく最悪の事態は避けられましたね。
偽仁志：さ、最悪の事態とは…。
偽南渕：何を期待してるんですか。同点になって延長１５回裏でサヨナラ負け。
偽仁志：うぁぁ。それだけはいやだあ。
偽南渕：だからそうならなかったんだってば。今日なんか、悪い夢を見たと思えばいいんだよ。巨人とのゲーム差は変わらなかったし。
偽仁志：悪夢のような阪神３連戦であったことよ。
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