●新人アナもドッキリ！

偽仁志（Webで観戦）：まだ野球の見方なんて知らなかったこども時代、それでも「野球って可笑しいなー」と思ったのは、ゲームが膠着状態になったり、早々に大差がついたりしたときの、実況アナと解説者のようすでした。

偽南渕（衛星放送でテレビ観戦）：ネタに困るんだよね。

偽仁志：そういうときって、しかたなく選手のプライベートとか話しだすじゃん。この選手は恋人がいるらしいとか、こどもが生まれて大ハッスルとか。でも飛雄馬にはそういう人間らしい話が何もないのよ！　って、途中から『巨人の星』の星明子が父の一徹に言ったせりふの引用になってますが。

＊放送の方たちはいつもたいへん苦労しながら中継をなさっているのだということをよいこの皆さんに理解していただくために、今回は特別に、偽南渕のおじさんがビデオのテープ起こしをしました。

偽南渕：全部録画してたら、一生ものの記録になってたなあ。

偽仁志：珍しい試合ですものね。

偽南渕：でも、そんなテープ大事に取っておく価値なし！ ヤクルトファンに高く売り飛ばすね。

偽仁志：あらいやだわ。どっちなの。

偽南渕：なんだその冷静を装った、ものすごくわざとらしいノリは。

６月20日（ナゴヤドーム）

巨人　３００　１００　１００｜５（首位）　
中日　００１　０００　０００｜１（２位）

●投手
巨人＝工藤−岡島−槙原
中日＝バンチ−前田−鈴木平

勝投手＝工藤（１２試合８勝３敗）
敗投手＝バンチ（１３試合６勝４敗）

●なるべく燃えてくださいドラゴンズ

偽仁志（Web観戦）：うちのせいで巨人がますます絶好調に。20日はこれで今季初の６連勝で貯金が７ですよ。

偽南渕（テレビ観戦）：せっかく早めに会社を出てテレビ観戦したのに。

偽仁志：立浪さんが投手陣に「余計な四球が多すぎる」と檄を飛ばしてから（情報源はたしか中日スポーツ６月１６日号）余計な四球がさらに増えましたね。

偽南渕：「飛ばしてから」じゃなくて「飛ばしたのに」だ。

偽仁志：李が足で稼いだ１点だけとは。

偽南渕：ドラは不甲斐ない負け方をするし、中日OBの大島日本ハムファイターズ監督は、判定に抗議して退場処分を食らったのちに、記者会見中に報道陣の前で吐いて救急車で病院に運ばれてしまうし…。

偽仁志：きょう日本ハムの「シャウエッセン」買ったんですけどね。パッケージ見てひとつわかったことがあります。私、「にほんハムファイターズ」だと思ってたんだけど。

偽南渕：にっぽんハムだよ！　キミたくさんファイターズグッズ持ってるじゃないか！　なんで気づかないんだ！

偽仁志：エルビラがノーヒットノーランだよ。

偽南渕：パリーグに現実逃避するのもいいけど、もっと基本を押さえなさい。エルビラってどこの選手かわかってますか。

偽仁志：メキシコ。

偽南渕：じゃなくて…。

偽仁志：偽南渕さんの現実逃避は、最近はなんたって、衛星放送でやってる『木枯らし紋次郎』だよね。リアルタイムで大ファンだったんだって？

偽仁志：もう終わった？　あのね、『燃えよドラゴンズ』をまた作るみたいですよ。久々に坂東英二が歌うそうです。しかも「猫の目打線」を反映し、１番は関川とかじゃなくて井端だ関川だ、みたいにするそうです。

偽南渕：Web上にふざけた替え歌載せるやつがすでに続出してるね。って、俺もだけど。

偽仁志：あのさぁ。ディンゴはどうするんだろう。

・今でも愛してる
・忘れるものか
・やっぱり信じてる

どれだろうか。

偽南渕：オレだったら、「五輪（または、二軍）でガンバレディンゴ君」だね。ディンゴ以外にも問題はたくさんあるよね。

偽仁志：それでも作るっていうんだから、かなり楽しみにしていいと思います。

６月21日（ナゴヤドーム）

巨人　２０１　０６０　７００｜16（首位キープ）
中日　０００　０００　１０２｜３（４位転落）　

●投手
巨人＝メイ−入来祐−柏田−河本
中日＝野口−正津−小池−佐野−鶴田−ギャラード

勝投手＝メイ(１０試合６勝４敗)
敗投手＝野口(１４試合４勝６敗)

●本塁打
清水（巨人）４号、佐々木（巨人）１号、高橋由（巨人）９号、大野（巨人）１号、井上(中日）４号

●チャレンジャー・巨人軍

偽仁志（Web観戦）：のぐちんよりマサのほうが上向きだったんじゃないですか。

偽南渕（Web観戦）：いやいや。これは讀賣に対する死んだ振り作戦だからいいんです。何しろ向こうは去年の８月17日からの三連戦三タテのリベンジを食らわそうとしてますからな。

偽仁志：そうそう。去年の９月の苦しいときにたっちゃんが「ぼくらはチャレンジャーだから」つってましたが、今年は讀賣がチャレンジャーなんです。

偽南渕：この現象が早めに出てくれたのをよしとして、リベンジ返ししてくださいよ。ホシノさん。

偽仁志：やい。巨人。ムキになって渾身の力で襲いかかっている相手がこんなに弱くて、拍子抜けだろう、ざまーみろ。

偽南渕：涙声ですよ。

偽仁志：いや巨人もたいしたもんです。「こうやってリベンジだ」と思ったからって実現できるとは限らないのですから。

偽南渕：声裏返ってますよ。

偽仁志：うちだって金でいい選手揃えたのになぁ。重量打線だし（笑）。

偽南渕：やまさき、なんとか首位打者の地位を固めてほしいね。

偽仁志：そう、やまさき。

　★１打席め…３ベース
　★２打席め…２ベース

思いましたよ私は。「おい。サイクルヒットか？」

　★３打席め…レフトフライ

思いましたよ私は。「せめて猛打賞を！」

　★４打席め…ショートゴロ

あららー。
でもね。７回裏に代打ホームランの井上が９回裏にツーベース。あらー。スタメンだったらサイクルヒットだったかもよ！

偽南渕：シングルヒットの李と種田を合わせてチーム全体でかかればサイクルヒットだね。

偽仁志：ていうか、これ巨人のほうにサイクルヒットなやついるんじゃないの、と思ったよ。

偽南渕：讀賣はさすがにそれはなかったけど、代打ホームランが２つも。

偽仁志：初ホームランの佐々木は、４年前に亡くなったお母様に見て欲しかったって。また感動呼んでるよドラゴンズー。

偽南渕：メイにも打たれた。

偽仁志：うちから打ってない先発っているんだろうか。

偽南渕：あいかわらずトーチュウ毎日買ってるんだろ。調べたら。

偽仁志：で、また「大全」とか作るのか？　やだー。それより最終回のドラゴンズの猛攻を記録しておきましょう。

久々の久慈のヒットは嬉しい。あと、こんな状況で盗塁をした関川は本当に偉いと思います。

偽南渕：こんな状況だったら巨人も盗塁の用心なんかしないから、あたりまえなの。

偽仁志：いや、それを見た巨人の連中の脳裏に、去年関川にやられたいやな記憶がたくさんよみがえるんですよ。

偽南渕：で、雰囲気が悪くなるとでも？

偽仁志：いや、大量差で勝ってもおごらず、ますます気をひきしめることになったでしょう。あれ？

　続く広島戦はひとつめ（佐々岡対山本昌）が雨天ノーゲーム、ふたつめ（ミンチー対川上）は川上が２勝、３つめ（黒田対…鶴田？日笠？福沢？）は雨天中止。

　ドラゴンズはあやうく借金生活に入るところだったが、なんとか貯金を２に。しかし試合内容は偽仁志にもわかるぐらい芳しからぬものだった。併殺を３つもくらい、ケンシンはこらえていたが守りのミスも連続し、なつかしい福留の悪送球や珍しい久慈の悪送球も見られた。勝ち越しの回もまともなヒットは立浪のタイムリーツーベースだけで、あとは向こうのエラーと乱調によるもの。
　でも勝つにまさるクスリはないですからね。このままラリり続けてほしいものです。

　同じ頃巨人は横浜にまさかの３連敗。