2000/07/18
【本日のテーマ】
南西対談18:だって暑いんだもん2000

data:
7月15日(松山中央公園野球場)

中日 010 000 100|2(7安打)…2位
広島 003 220 10x|8(17安打)…4位

●投手
中日=山本昌−中山−鈴木平−小笠原−遠藤
広島=ミンチー−高橋−河野

勝投手=ミンチー(19試合9勝6敗)
敗投手=山本昌(17試合5勝4敗)

●本塁打
金本(C)17号、井上(D)7号

偽仁志(巨人ヤクルト戦の地上波の中継中に「途中経過」で敗戦を知る):人がお盆で里帰りしてる間にこんな試合やってたのか!

偽南渕(スカパーで観戦):キミんちお盆が新暦なのね。

偽仁志:おーよ。江戸っ子だもの。江戸だけどうちの田舎にはふつうのテレビしかないから、しかたなくヤクルトが1イニングに5点もとられるところを見ながら「ヤマはどうしてるかしら」と心をいためてたら、これよ。

偽南渕:こんな試合もあるさ。

偽仁志:巨人とまた5ゲーム差! せっかく7月11、12、13日とタイガースに3連勝するとこまで計画通りだったのに、もうダメじゃん。

偽南渕:また変な計画立ててる…。

偽仁志:言ったでしょ。トーチュウに書いてあったって。
1988年と同様に−−

(1)7月に巨人に負けて5ゲーム差
(2)休日返上で外でダッシュ
(3)それから6連勝、1敗、6連勝
(4)で、リーグ優勝
(5)で、日本シリーズで西武に負ける
(6)で、立浪が新人賞

偽南渕:さすがのトーチュウも(5)と(6)は言ってないと思う。

偽仁志:だったら日本シリーズで大島ちゃんの日本ハムに負けるんでもいいや! 新人賞は小笠原投手でいいよ!

偽南渕:わけのわからんヤケを起こすんじゃない。

●全員立浪野球

偽仁志:どうやって8点もとられたの。

偽南渕:カズキのタイムリーで先取したんだよ。でも、まず山本昌が3点とられて、それからはもうカープにつるべ打ち。

偽仁志:ちょっとぐらい先発が打たれたからっていちいち負けるな!

偽南渕:いやー。でもカープ、点数は8点だけど、安打の数はすごくてさぁ。17安打打たれたのさ。うちも始めはいい当たりを出してたんだよ。でも、球場の広さに負けて、本来ならホームランになる当たりがただの二塁打に。どこかの広い球場のときと全く同じ。あれじゃみんな、だんだんいやになるよ。

偽仁志:2点めは?

偽南渕:カズキのホームラン。きょうはぜんぶカズキです。

偽仁志:うー。お立ち台に乗れなくても活躍するカズキ。

偽南渕:坊ちゃんスタジアムって、本来の正しい野球規則にそって作ってるから、ナゴヤドームと同じで広いんだよ。最初のカズキの外野フェンス直撃のタイムリー二塁打も、小さいインチキ球場だったらホームランだね。

偽仁志:そしたらカープにも、もっとホームランが出て、16点ぐらいとられてたってことじゃん。

偽南渕:まあねー。きょうはカープの勝ちですよ。相手がこんなに打つときは、どうせ負けるんだからよけいな体力使わなくていいの。今のドラゴンズは、全員が立浪の省エネ打法なんだよ。

偽仁志:そんなことで選手会長のもとに一丸とならんでよろしい!

●復活、霊感投法!

偽南渕:きょう、東京ドームのヤクルト、打たれてたねぇ。

偽仁志:レモンがだめ、山本だめ高橋(一)だめ石井(弘)だめ。って、スワローズって同姓多くない?

偽南渕:あと伊藤がふたりいますね。

偽仁志:コーチにも伊東がいるし、宮本も選手とコーチにいる。で、その宮本が悪送球! おまけにヨシノブのバントはうまいし。今ヤクルト@巨人に勝ち越し中が巨人に勝たなくてどこが勝つんだよう。

偽南渕:だいじょうぶ、巨人もくたびれてくるから。

偽仁志:それ何度もきいたけど、ぜんぜんくたびれないじゃん! 江藤が休めば元木が3番で活躍。上原工藤の休み中でも、投手のやりくりに苦労するどころか、(私が)きいたこともない投手がすいすいと勝利をおさめる。

偽南渕:マルちゃんだめじゃん。

偽仁志:「マルちゃん」なんて、長嶋茂雄の語彙を真似するんじゃありません。マルがだめで、巨人のどこが困ってる?

偽南渕:まあまあ。きょうはうちにも明るいニュースがあったよ。

偽仁志:……。……。

偽南渕:落合が2軍戦で147キロ出したって。

偽仁志:……。……。

偽南渕:もうすぐ戻ってくるぞう、落合。みんなに力水をつけにね。

偽仁志の野球大好きコラム

新しくできた、松山中央公園野球場の愛称は「坊ちゃんスタジアム」。
この日行われた広島東洋カープの主催試合は、この球場の初めての試合です。
相手はわが中日ドラゴンズ。エースの山本昌が投げたが投打ともにふるわず大量差負け。

翌朝の中日スポーツの1面をWebで見たら、見出しに

「赤シャツは山嵐にやられたけど
赤ヘルは山本昌をメッタ打ち」

とありました。
もちろん漱石の「坊ちゃん」の登場人物にかけているのでしょう。

ああ、これは、勝ってたら

「山嵐は赤シャツをやっつけたけど
山本昌は赤ヘルをこてんぱん」

とでもやるつもりだったのだろうなぁ。

 

偽南渕:何を突然、ちょっと気の利いたコラムなんか入れてるんだ。キミは落合を信じてないのか。

偽仁志:だってさぁ。いくら霊感強くても、そうそう救世主なんか現れないって。もう巨人にこんなに…(いつもの泣き言)。

偽南渕:ペナントレースは8月と9月が勝負なんです。「天王山」と呼ばれる試合があるのもこの頃でしょう?

偽仁志:じゃ8月まで寝る!

偽南渕:ちゃんとあしたも応援しなさい。あしたはカープも投手が足りないんだから、きっといい勝負になるね。


翌日も坊ちゃんスタジアム。
いい勝負というか何というか、完全に負け試合だったのを9回裏に

渡辺の嫁のダンナ(c)それペナ!
→中村
→やまさきのタイムリー

というある意味重量打線でひっくりかえした。先発野口は2失点。

同じ日、ジャイアンツがスワローズに勝ち、三連勝。ドラゴンズは2位、巨人とのゲーム差は5のままである。