南西対談29：ヤクルツつよーい

偽南渕（スカパーでテレビ観戦）：タイガースのトニー・タラスコ、気になるなぁ。

偽仁志（デーゲームの中継に合わせて土曜の深夜に会社で徹夜、仮眠とってスカパーでテレビ観戦）：今さらうちの選手がだれに強いも弱いもくそもないじゃん。

偽南渕：タラスコじたいが気になるの。残留かかってるんだよタラスコ。死にものぐるいだね。

偽仁志：確かに活躍してたね。９日はヒットとホームラン。そのあとは満塁のチャンスにバンチに抑えられて戦犯扱いだったけど、きょうは２打席連続ホームランでうちをこてんぱんだよ。

偽南渕：それなのにノムさん、にこりともしないよ。

偽仁志：きらいなんだっけ。

偽南渕：たぶん。彼にとっては、ダン野村が獲ってきた選手かどうかが決め手なの。

偽仁志：あーダン野村。いろいろあるねあの一族。

偽南渕：ハートキーも負けじとがんばった。どっちにするんだろうノムさん。

偽仁志：きょうはうちが弱いからタイガースの選手はみんな練習とアピールの場だったんだよ。

偽南渕：うちの若手は１０日は苦い思い出しか残さなかったよ。収穫なし。９日の試合と大違いでした。

偽仁志：９日の勝ち試合はよかったねぇ。相変わらずタイムリーが出ないんだけど、たっちゃんの粘りに粘ったあげくの犠牲フライと、「ほらネ！」とばかりにっこりして駆け出す姿にはグッときました。

偽南渕：でしょう。９日はカズキも攻守に大活躍でした。ところで、ついこのあいだ気付いたんだけど。タラスコってかっこいいよね。

偽仁志：うん。だから女性ファン多いよ。

偽南渕：かっこいいよねタラスコ。知らなかった。

偽仁志：濃い目の二枚目だよね。奥さんはマライア・キャリーのバックダンサーだっけ。

偽南渕：ガングロでドレッドヘアで今風、たしかにタラスコ、かっこいいよ。

偽仁志：しつこいっ！キミはDragons-Flashのサユリちゃんに惚れたんじゃないのか。あそこの掲示板で大真面目に告白してたじゃんよ。

偽南渕：ちぇ。自分だって久慈美和子さんとか関川弓子さん好きなくせに。

偽仁志：いーじゃん。彼女たちは若い女の子にも人気あるんだよ。久慈さんＦＡでどっか行くとしても奥さんとハッピーはドラゴンズに置いていってほしい。

偽南渕：どうやって置いていくんだ…。それより久慈の残留を願いなさい。

偽仁志：じゃ、ハートキーよりタラスコのほうに残留してほしい？

偽南渕：っていうかさあ、うちのディンゴがせめて彼くらいの活躍をしてくれたらなあ。まあ、彼もフルシーズン出ていたらあれぐらいは打ったかもね。うちは「連覇」がかかっていたんで、確実性のリー・ジョンボムとゴメスを選択したわけです。

偽仁志：李、よくくさらずに戻ってきてくれたよ。

偽南渕：でさ、タラスコの話していい？　９日の中継でさぁ。ベンチレポートの女性アナが「タラスコは残留を必死にアピール中で、日本語も猛勉強中なんですよ」って言うんだよ。

偽仁志：言ってた。

偽南渕：で、「最初に覚えた言葉が『ダサい』なんです」って彼女が言ったとたんにタラスコがホームラン打ってさぁ。

偽仁志：打ってた。

偽南渕：だからその話がそこで終わっちゃったんだよ。

偽仁志：終わったけど。あれはあれで終わりなんじゃないの。

偽南渕：だって何がダサいのかわからなかったじゃない。その女性レポーター、翌日もタラスコのレポートを何回もするんで、「今度こそ『ダサい』の続きをやるぞ」と期待するんだけれど、ホームラン談話しかしないんだ。わかってないなあ。

偽仁志：キミ、タラスコ応援サイト作って盛り上げたらどう。「ダサい」の件はだれか知らないかBBSで書き込みしてもらいなよ。

偽南渕：そうだね。替え歌作るとしたら、「タラちゃんの唄」だね。