対広島３連戦

４月17日（広島市民球場）

中日　０００　０００　０００｜０（４安打無失策）（同率首位）　　
広島　０００　０００　０１Ｘ｜１（７安打無失策）

■投手
中日＝川上、落合、岩瀬
広島＝鶴田、菊池原、山内

勝投手＝鶴田（３試合２勝１敗）
セーブ＝山内（４試合１勝１敗１Ｓ）
敗投手＝落合（５試合１敗）

４月19日（福山市竹ヶ端運動公園野球場）

中日　000 010 000 ｜1 （９安打１失策）２位
広島　220 030 40×｜11 （１４安打２失策）

■投手
中日＝バンチ,井本,紀藤,正津（捕手＝中村,鈴木郁）
広島＝黒田,小林（捕手＝西山,倉）

勝投手＝黒田（1勝3敗）
敗投手＝バンチ（0勝2敗）

■本塁打（全てカープ）
ディアス 2ラン 2号、ロペス 2ラン 3号、新井 ソロ 4号、５号、浅井 2ラン 2号

偽仁志：このカードで井上一樹が盗塁を２つ記録し、立浪が３割に乗った件については、よそのサイトにお任せいたしましょう。

偽南渕：このあいだの「南西対談２」の「補足」だけど。「約物が多い」ってばかにしてたけど、あれは太字や色文字や大きいサイズの文字にするといい箇所がわかるようにしてやったんだよ。

偽仁志：そりゃ失礼。今後はそうしましょう。←今回のはあのままかい！

偽南渕：しかし、これでカープとは五分五分か。

偽仁志：カープに勝ち越ししてると居心地が悪いもんね。

偽南渕：何それ。あー、バイトカープファン、けしからん。どうせ黒田の１勝とか和製門倉（？）の鶴田の完封とか、キミは嬉しいんだろう。

偽仁志：いやいや。17日に好投したケンシンは気の毒でしたよ。あの日は両チームとも貧打で０行進だったから、８回にキムタクが岩瀬から二塁打で１点入れたときの両先発投手の気持ちや両チームのファンの心情を思うと、バイトしててよかったと思うよ。

偽南渕：やっぱりけしからん。

偽仁志：ではここで、プロのご意見を。

偽仁志：その佐々岡には大豊の２発でうちが勝ったんだけどね。でもさ、中日のみなさんが初物に弱いのは知ってますが、鶴田忘れたのか鶴田。鶴田やで鶴田。

偽南渕：なにわＷｅｂによると、水谷打撃コーチは、「向こうも知ってるだろうがこちらも知ってるんだ。力まずにやるよ」と、鶴田対策をしていない旨をしゃべっていたとか。ベネズエラのウィンターリーグで命懸けでとってきたティモンズがあのざまだし、水谷コーチ、いよいよヤバいところに。

偽仁志：これに先立つ阪神戦は３試合連続完封で、もうひとつ完封したらプロ野球記録だったのに、４戦目を「被完封」で飾っちゃいかんよキミ。

偽南渕：でもカープも１点だからね。17日のほうは、うちが完封していた可能性もなくはない。

偽仁志：ところが、さすがアメリカンの本数が正しいカープ、19日は大爆発でした。

偽南渕：アメリカンの本数って、ファンブックや公式サイトの名鑑で紀藤が言ってる「生活信条：アメリカンの本数がおかしい」ね。

偽仁志：紀藤さん、オフは冬山自主トレで遭難しかけるし、キャンプではひとりぼっちだし、試合始まれば打たれるし、これほど話題を提供してくれるとは。「さかなに似ている｣以上のネタを出せなかった去年の鈴木平とは好対照です。

偽南渕：キミはほんとに余計なことばっか興味あるのね。

偽仁志：ま、そういうことにしておきましょう。紀藤さんが１イニング４点とられた次の回、ウチの打順、紀藤さんからでしたが替えました。

偽南渕：当たり前でしょう。

偽仁志：いや、打たせるべきでしょう。紀藤さんは野球なんかじゃなくて、修行をしているのですから。

偽南渕：あのね。前も言ったけど、紀藤は夏。夏に強いから中日に来たんだよ。カープは３月のオープン戦から６月までが年俸の査定対象期間で、７月からはシーズンオフだから。

偽仁志：そうか。じゃ、期待できるね。カープの季語は春でも紀藤の季語は夏なんだね！

偽南渕：しかも５月にゴメスが、６月には川崎が帰ってくるよ。

偽仁志：選手もそう思ってるんじゃないか？「そう、あの人が来てくれれば、私も変われるかもしれない」とか７０年代のポエムみたいなこと言って負けまくってるんじゃないか？

（注：偽仁志が７０年代中盤の高校時代に主将をしていた体育会系文芸部は、女子より男子のほうが多く、その影響か、詩を書くのはオッケだがポエムは禁止していた。それぐらい硬派だったからこそ、硬式野球部よりも多額の年間予算を勝ち取ることができたのだろう）

偽南渕：まあ、去年も「川上が帰ってくれば」「落合が戻れば」と言いながら、一時は最下位にまで沈んでいったね。

偽仁志：ことしはそういう故障者がいないから２位なんだろうけど。

偽南渕：ところでバンチはまだ勝ちがないのか。

偽仁志：ない。３試合２敗。とくに19日の広島戦は１回２回で４点もとられた。

偽南渕：今月の応援対象なのにね。

偽仁志：応援するとみんな不幸にみまわれるので、バンチには「中傷月間テキスト」を書こうと去年の打撃成績を調べたら、（そういうネタのつもりだったんです）（カープ佐々岡の開幕戦の負けは彼じしんのバント失敗が招きよせた、みたいな書き出しで）別に中傷するほど悪くないので困っているうちに負けまくり。私のせいだ。

偽南渕：練習しないからだって山田久志が代わりに中傷してたよ。

偽仁志：そういえばここ数年、春の不調は、立浪が欠場して戻ってくると治るっていうジンクスがあるよね。だったら、怪我はまずいから、ここはひとつ、また審判を…。

偽南渕：違う。今、投手力はいいんだから、ヤクルトの打線とうちの投手陣が合わさればいいの。

偽仁志：巨人の打線を恐れていない古田と、巨人の投手陣から大量得点を奪うヤクルト打線、いいよね。でも、うちの打撃陣をおしつけられるヤクルトには何のメリットが？

偽南渕：いや、トレードじゃなくて吸収合併。

偽仁志：合併！　そしたら「三井住友銀行」みたいに「中日ヤクルトスワローズドラゴンズ」にしてほしいね。一字も略さないの。むしろ略すの禁止。「北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）」と同様。

偽南渕：神宮球場なんかライト側まで中日ファンがおしよせて、全試合満員御礼だよ。

偽仁志：親会社のヤクルト本社も立ち直るね。で、中日ヤクルトスワローズドラゴンズの監督は？

偽南渕：ジャイアンツ戦だけ、若松。

偽仁志：えっ。星野はダメなの？

偽南渕：ダメじゃん。

偽仁志：そうだね。ダメだね。

偽南渕：ヤクルトはもともとフジサンケイグループと縁があるので、夕刊フジが中日スポーツ／東京中日スポーツの夕刊紙になる。

偽仁志：じゃ、「オレンジ色のニクイ奴」っていうキャッチフレーズは廃止だね（まだあるのか？）。

偽南渕：サンケイスポーツにも協力してもらおう。

偽仁志：うちの選手もフジテレビや東海テレビや関西テレビの女子アナと結婚できるぞ。って、これ、ぜんぶ現実のヤクルトが被っていてもいいメリットだよなぁ。

偽南渕：ヤクルトのメリットは、集客力のほかに、ドラゴンズに負けなくなることだよ。

偽仁志：そうだね。しかも「川崎の穴」が埋まる。いや、今のところ、川崎の穴はうちにもあいてますが。ところでマスコットは？

偽南渕：そりゃ、つば九郎、つば美、シャオロン、パオロンのトリ揃い。

偽仁志：シャオたち、来るのか！　来んな！　多摩川（東京都の西の県境）渡るな！

偽南渕：無理です。トリは飛びますから。

偽仁志：あれトリじゃないよ。虫。「メッタ斬りプロ野球」に書いてあったでしょう。虫はツバメのえさだから、やっぱり神宮に連れてくるのはやめましょう。

偽南渕：ま、いいか。どうだ。完璧な計画だろう。

偽仁志：いいけど、ヤクルトと中日はどちらもカープに弱いよ。

偽南渕：そうか。それじゃいよいよ、バイト禁止令だな。

偽仁志：そんなー。神宮でスクワット応援デビューしたいのに。

＊その翌朝、偽仁志はトーチュウの１面で、ヤクルトとの合併ではなく横浜ベイスターズと合併することを知り、コンビニの前でフリーズした。
や、よく見たら、ハル⇔種田＋山田博士のトレードでしたが。

なお投手にコーチに山田姓を数多くかかえ、一時は「山田王国」とよばれた中日ですが、これで選手の「山田」はゼロになりました。