■最近の成績：
５月22日(火) 中止　阪神 富山
５月23日(水) 中止　阪神 金沢
５月24日(木) ○中日２−０阪神 金沢（先発野口）
５月26日(土) ○中日５−１広島 ナゴヤドーム（先発バンチ）
５月27日(日) ●中日１−４広島 ナゴヤドーム（先発武田）
５月29日(火) ●中日３−５横浜 ナゴヤドーム（先発川上）
５月30日(水) ○中日６−０横浜 ナゴヤドーム（先発野口）
５月31日(木) ○中日５−３横浜 ナゴヤドーム（先発バンチ）
６月２日(土) ●ヤクルト６−中日２ 千葉マリンスタジアム（先発武田）
チーム順位＝この間３位

５月27日（ナゴヤドーム）中日キラー長谷川の完封を阻止

広島　００４　０００　０００｜４　　
中日　０００　０１０　０００｜１　　

■投手
広島＝長谷川−菊地原−玉木−シュールストロム
中日＝武田−小笠原−正津−遠藤−前田幸

勝投手＝長谷川(３試合３勝)
セーブ＝シュールストロム(１２試合７Ｓ)
敗投手＝武田(９試合３勝５敗)

偽仁志：キレるの早かったですねー偽南渕さん。まだ１点もとられてない２回裏でもう負けたつもりで「あーもうだめだぁ」「日曜に負けると火曜の夜まで気分が悪いんだよ」「星野いつまで武田をかばうんだ」。

偽南渕：当然でしょう。

偽仁志：まあ、日曜に武田持ってくるのは興行的にも不可思議ですが。

偽南渕：１回表にいきなりキムタクツーベース。中継アナが高木守道相手に、不安をおしかくすためにしゃべるしゃべる。

偽仁志：木村拓也は東出に送られたもののディアスのゴロでホームタッチアウトでしたけどね。

偽南渕：１回表からもうホームを警戒しなきゃいけない野手の身にもなってみろよ。

偽仁志：まあねぇ。それに対し、相変わらず打てないウチ。そして３回表に…。

偽南渕：始まったよ３回裏に。好調ディアスと不調金本とふつうなロペスに１点ずつ。

偽仁志：ここでようやく「明治継投」で小笠原に替えたけど、送球時のエラーで１点。

偽南渕：その後伝わってきた武田の談話、「３回の先頭バッター（倉捕手）への四球がまずかった」。そのくらいでグラグラするなよ！

偽仁志：わはは。倉の次は投手なんだしね。無四球試合をケンシンと賭けてたのかな。

偽南渕：読売戦に川上を持ってくるためには、順番からいうと武田になるみたいだな。

偽仁志：それじゃ仕方ないね。

偽南渕：でも武田じゃなくてもいいじゃないか。ピッチャーいっぱいいるのが自慢なんだろ。小笠原や遠藤でも正津でも、結果はどうあれ武田先発ほど雰囲気悪くならないよ。

偽仁志：遠藤の敗戦処理はいつもながらみごとだね。この日も３イニングパーフェクト。ぴしっと抑えるもんね。

偽南渕：だから遠藤先発で、武田を敗戦処理に使えばいいんだよ。

偽仁志：なるほどね。それができたらたいしたもんです。

偽南渕：打線にも問題はあるんだけどね。

偽仁志：打ちませんからねーあいかわらず。もう満塁無得点は見飽きたよ。

偽南渕：この時点でチーム平均得点が3.5だよ。５月１日の読売戦では17点もとったのに、平均すると3.5だよ。

偽仁志：うはは。それはすごいねぇ。「平均値」に対する冒涜だね。

偽南渕：この日の１点はたっちゃんのタイムリーだけ。

偽仁志：なんか武田の試合の立浪って、打っても打たなくても、守備でがんばってもヘマしても、何をやっても人間関係を邪推したくなるね。

偽南渕：プロ野球ゲームも「人間関係編」を作ったらいいのになあ。

・敵対しているチームメートが先発しているとき、わざとエラーする野手
・敵対しているチームメートが凡退を繰り返すと、キレて四球を連発する投手
・ゲームセット時はヒーローインタビューも再現される。嫌いなヤツと一緒にお立ち台に上がりそうになると拒否する
・滅多打ちにあったピッチャーが、その後も何試合も先発すると、チーム全体の士気が下がる

ぜひ、そういう要素を取り入れたゲームを作ってほしいものです。

偽仁志：自分で作って立浪とふたりで遊びなさい。

５月29日（ナゴヤドーム）野口独走のおぜん立て

横浜　１２０　００１　０１０｜５　　
中日　００１　００２　０００｜３　　

■投手
横浜＝三浦−竹下−木塚−斎藤
中日＝川上−小笠原−正津−遠藤−前田幸−落合−岩瀬

勝投手＝三浦(７試合４勝１敗)
セーブ＝斎藤(１５試合３勝７Ｓ)
敗投手＝川上(８試合２勝２敗)

偽南渕：なにも中13日も空けて、ケンシンをわざわざ相性の悪い三浦にぶつけなくてもいいのに。

偽仁志：そういえば横浜戦ではいろいろあるよねケンちゃん。きょうは３失点で２回で降板。この前は谷繁にぶつけて降板（その後正津と井本好投で勝ったが）。去年は横浜に１勝もしてない、ていうか1999年の５月13日以来勝ってないんだってさ。

偽南渕：川上は広島に相性がいいんだから、このあいだ武田が投げた日曜日の試合に投げさせたほうがよかったのになあ。

偽仁志：まだ言いますか武田のこと。

偽南渕：たっちゃんのぼーしの裏に書いてある「氣」が俺にものりうつったんだ。

偽仁志：立浪ってほんとに武田が嫌いなんだろうか。←今更何を？

偽南渕：武田も、星野監督の後輩で、ダイエーから移籍してきてくれた恩義もあってかわいがられてるけど、立浪だって高卒エリートだからね。しかも18歳から働きづめだ。

偽仁志：そりゃ覇権争いもしたくなるか。←今更何を？

偽南渕：開幕の対広島３戦目も、俺はタケダよりケンシンを先発させたほうがいいと思ってたしね。

偽仁志：タケダケンシン…。もしかしてシャレですか。

偽南渕：ケンシンとタケダは、同じ明治大学出身でありながら、まるで戦国時代の宿命のライバルだった上杉謙信と武田信玄みたいで、お互いの相性は最悪なんでしょうね。

偽仁志：別にこのふたりが対立してるんじゃないでしょうが。

偽南渕：だから、このふたりの配置を間違えるとこういうことになるってこと。でも星野が後輩のケンシンとタケダの両方が好きなもんで、その板ばさみに苦しむという、非常に訳のわからん人間模様が展開されています。

偽仁志：三浦はこの日はタイムリーヒットまで打ってましたね。

偽南渕：ケンシンと三浦の対戦って、いつもケンシンのほうの相性が悪いような気がするなあ。

偽仁志：見かけだけでいうと、文武両道の昔の優等生と、古いタイプの不良番長みたいだよね。

偽南渕：優勝した1999年に、ペナントレース終盤戦のハマスタで、ケンシンと三浦が投げ合い、その試合を私は見に行ったのですが、序盤でケンシンが１点取られたあと、互いに譲らず投手戦となり、結局０対１で負けた試合が、やけに印象に残っています。

偽仁志：そういえば、いつもチームに火をつける立浪さんが、この日はね。あのね。

偽南渕：何。言いなさい。

偽仁志：３回、俊足井端と関川をバントで送らなきゃいけないのに、思い切り失敗して井端が三塁でアウト、おのれが走者に。その後ゴメスがツーベースで関川はホームインしたけど立浪はホームタッチアウト。

偽南渕：立浪は足とか腰とか悪いから、思いきり走れないときもあるんだよ。

偽仁志：いいですか。バントというのは、そういう打者に打順がまわってきたときに命じるものなんです。

偽南渕：まあね…。そうだね…。

偽仁志：あそこで１点差、あるいは同点にできたのに！　あそこはほんとに痛かったよ。

偽南渕：キミ怒ってるのね。

偽仁志：私だけじゃなくて翌朝のトーチュウも怒ってました。わざわざカラーで立浪がホームで「あー失敗やー」って顔してるのをくっきり写して載せてました。

偽南渕：スターだからね…。

偽仁志：でも何かあると何かするのが立浪さんです。翌日はなんとホームランで試合を決めてくれました。

偽南渕：走りながらガッツポーズしてたね。

偽仁志：「野口と立浪で勝つと翌日のトーチュウ一面は中日以外の記事になる」という不思議な記録も更新してくれました。

偽南渕：その５月30日の試合、公式ページのスコアボード中継結果しか見ていませんでしたが、野口が自らのミスで招いた３回表の一死ニ三塁、一打逆転のピンチを、自らの力で切り抜けたからこそ打線が奮起し、３回裏と５回裏に追加点が入ったといえます。

偽仁志：お立ち台では、例の「中村さんのおかげ」で縁起担ぎしてたけどね。

偽南渕：野口のこの姿勢を絶対見習ってほしいよね、誰かのせいにしてすぐキレるタケダ投手。なぜか、彼に遠慮して歯切れが悪い星野監督を除く、ナインとファンの全員が同じ気持ちだと思いますよ。

偽仁志：でも星野監督がそういうこと言わない限り、きかないと思いますよ（笑）。

６月２日（千葉マリンスタジアム）再起を賭ける男に非情の勝負

中　　日　０００　０００　０２０｜２（４安打）　　
ヤクルト　０２０　２１０　１０Ｘ｜６（11安打）

■投手
中日＝武田−小笠原−遠藤−前田幸−正津
ヤクルト＝入来

勝投手＝入来(５勝)
敗投手＝武田(10試合３勝６敗)

■本塁打
Ｄティモンズ

偽仁志：６月３日の日曜の千葉マリン行きたいって偽ブチがいうからさ、「日曜は武田じゃないのか」と思ってたけど。

偽南渕：２日の朝。東京中日スポーツをひらいた俺は、思わず叫んだね。「きょうの先発予想、武田だぁっ！　今週の日曜は武田じゃないっ！」

偽仁志：でも楽しみにしていたそのたったひとつの生観戦試合が武田だという人もいるんだよね。

偽南渕：遠征して見に来る人もいるし。気の毒だよいつまでも武田出してちゃ。まず武田は…

偽仁志：あのねあのねあのね。この試合、悪いことばかりではなかったよ。

対談の続きは、やっても、偽南渕が武田のことで文句いうだけなので省略。

なお、お立ち台で勝利の喜びに上気する入来、巨人で６勝０敗の弟との「兄弟対決」をねだるインタビュアーの言葉に「投げます。勝ちます」とのこと。
首位なのにネタが「視聴率低下」しかない巨人ファンに、地味な話題を提供した。

温厚？な偽南渕の天敵は、武田のほかに公式サイトの「ミスターＤ」。ミスターＤの「強いゴロを打つ」についても何か言いたいそうなので、近日、補足するかもしれません。

（2001/6/2）