南西対談17:プロの洗礼
■最近の成績:
9月4日(火)○4 - 0 対阪神
9月5日(水)○2 - 1 対阪神
(以上ナゴヤドーム)
9月7日(金)○9 - 3 対横浜
9月8日(土)●4 - 6 対横浜
9月9日(日)雨天中止
(以上横浜スタジアム)
9月11日(火)●0 - 1 対広島
9月12日(水)○8 - 5 対広島
9月13日(木)○3 - 4 対広島
(以上ナゴヤドーム)
9月15日(土)●9 - 2 対巨人
9月16日(日)●9 - 3 対巨人
(以上ナゴヤドーム)
9月18日(火)引き分け 対広島
9月19日(水)●1 - 4 対広島
9月20日(木)○10- 2 対広島
(以上広島市民球場)
9月22日(土)○3 - 1 対阪神
9月23日(祝)●4 -11 対阪神
9月24日(振)●1 - 3 対阪神
(以上阪神甲子園球場)
チーム順位:5位
■識者のお言葉:
「中日の新しい監督はふつうの人なんですか」
(もと原辰徳おっかけ、偽仁志同僚。偽仁志が「いいな巨人ファンは、後任も誰でも知ってる有名人の原で」と言ったのに対して、2001年9月28日)
偽仁志:しばらくアップロードしないでいたら、いろんなことが起きましたね。
偽南渕:4連勝(9/3-7)したね。
偽仁志:立浪が3番サード背番号3にすっかり定着したし。
偽南渕:というか、1番荒木、2番井端、3番立浪が定着し、ここへきて上位打線に期待が持てるようになったのはいいと思う。
偽仁志:来年はがんばってほしいですね。ではさようなら。
偽南渕:こらっ。山陽新幹線に乗ってどこに行くんだ。
偽仁志:ちっ。
●のぐちんお疲れ
偽南渕:エースののぐちんに試練が続いているね。自分が抑えると打線が点を取ってくれないし、逆にそこそこ点が入ると自分が打たれる…。
偽仁志:エースの黒田に完封負けした11日のカープ戦は、翌日は5点差、翌々日は3点差をひっくり返して3倍返しにしたからいいとして。
偽南渕:ジャイアンツ戦も、野口で負けてしまった。
偽仁志:15日のことですね。宇宙人野口、5点とられてサル朝倉に替わったんですね。
偽南渕:江藤がひとり返したので結局6失点か。野口はさ、連続無四球試合記録が途絶えて、もう四球を気にしなくていいんだ、となったとたんに四球連発しちゃったね。
偽仁志:地球人みたいな側面を見せたね、のぐち。ほんとの人間の小笠原も炎上してかわいそうでしたね。あのね、私は讀賣のどこがイヤだって、あの帽子のてっぺんのオレンジの点だな。あれはバカっぽいよ。それを改めたら好きになるっていうわけじゃないけどさ。
偽南渕:そんな力ない誹謗中傷をしなきゃいけないほど弱い中日さんは、この野口で負けた試合で、2年連続、讀賣に負け越し決定です。
●教育リーグ開幕
偽仁志:続く16日のジャイアンツ戦は、高卒ルーキー、だいじに育てるはずの中里を二軍から誘拐してきての先発です。日曜日で集客効果も満点。
偽南渕:そろそろ中里も一軍で実戦登板させなきゃ。たしか、ウェスタンで6勝もしているんだから、もう2軍で学ぶより、1軍の厳しい試練にあってもいい頃だよ。せっかく、中日だけ早めに「教育」リーグが開幕してるんだから。
偽仁志:宇宙人、サルと来たら次は子供ですからね。ドラゴンズも、サルを連れた少年少女が宇宙人に守られて旅をする、往年の米国テレビまんが『宇宙怪人ゴースト』を思い出させる展開になってきました。
偽南渕:ジャイアンツ戦で登板した中里は、さすがに球が速くて相手も最初は戸惑っていたけど、ランナーが出るとセットポジションから繰り出す速球に威力がなくなるよね。
偽仁志:デビュー戦でいきなり2打席1安打2打点ってのは驚いたけど。この日の得点3のうち2点は中里なんだよ。2度目の先発(23日、対阪神)でも2打席の2安打で1打点だってたし。
偽南渕:デビュー戦でいきなり味方のエラー2発とか、11安打3得点のタイムリー欠乏、というのもすごいねぇ。
偽仁志:中里は埼玉の郊外の子で、巨人戦はテレビでいっぱい見ていたでしょうけど、中日の試合はそれほど見ていないはず。なので、この日先輩方が、中日とはどういうチームか、たっぷり教えてあげました。やっぱりあったかいナ、中日は(はぁと)。
偽南渕:キミはわからないだろうけど、われわれオールドファンはけっこう嬉しいよ、中里のデビューは。朝倉と込みで、ドラゴンズ久々の本格的速球投手コンビ登場だもの。
偽仁志:ぬぬ。
偽南渕:朝倉が剛速球というイメージが強いので「小松二世」、中里は快速球だから「鈴木孝政二世」。あれっ、ルックスもそれぞれに似てるね。
偽仁志:ルックスだとぉ? それ、抗議メール狙い?
偽南渕:それにしても、鈴木のタカちゃんと小松が選手時代にダブっていたことはあるけど、全盛期は別々なのに対し、今回の「二世コンビ」は、順調に育てば「タカマサ・コマツ」の2人が同時に全盛期の投球をしてくれることになります。こりゃあ、またまた投手王国復活で、メデタシ、メデタシ(乾いた笑い)。
●カープ攻略法
偽仁志:話がカープ戦に戻りますが。今年はもう対カープ負け越しはなくなりましたね。
偽南渕:カープはこのあと讀賣に勝ち越し、本稿作成現在、Aクラス残留という目標を得て快進撃中です。
偽仁志:ひとつ言っておきますが。負けたでしょ、19日に、高橋に。
偽南渕:あの試合ね。立浪のダメ弾だけだったね。ていうか立浪の2安打だけだったね。
偽仁志:立浪、なかなか3割を固められないけど、けっこう当たってはいる。中堅・ベテランでは立浪だけだからね、明確な目的持ってるのは。
偽南渕:前の日の黒田も、立浪にはやられていた。
偽仁志:解説の安仁屋さんが、黒田と高橋は、立浪の顔を見ただけで球が浮くと指摘してましたが。これは重要なポイントです。
偽南渕:でも19日は結局負けたじゃん。
偽仁志:対高橋の武器は立浪じゃなくて渡辺! 中日は渡辺を1番に入れれば勝てたのですよ。渡辺の顔を見ただけで四球を出すんだよ、高橋。
偽南渕:春にそんなこともあったけど…。
偽仁志:それすっかり忘れてるんだもん、中日ベンチ。渡辺は塁に出たら、牽制アウト覚悟でいいから塁上で挑発する。そのたびに高橋は、渡辺の甘いマスク(笑)をみなきゃいけないでしょ。そのうち牽制球が大きくそれて、渡辺が1塁からホームスチールで先制。
偽南渕:あっそ。
偽仁志:カープは先にやられても平気でやり返してくるから、先取点はそこまでにしておくこと。さらに、裏でカープに4点とられておくのがコツ。
偽南渕:点をもらうと、すぐ打たれるからねぇ高橋。
偽仁志:そう。だから1対4で負けておけば、5回までに、また渡辺の出番が来て、4点とって逆転することができます。わかりましたかヒサシヤマダ! わははははは。
偽南渕:ずるい偽仁志。いちおうドラゴンズの立場に立ってる発言だから、退場処分にできなかったよ。
2001/9/30
これに続き、広島東洋カープ様が東京ドームで讀賣と長嶋に引導を渡す死闘をくりひろげている間、律儀にヤクルトに4連敗してマジックを減らすという最低限の仕事をした中日ドラゴンズ。
星野竜の終焉を飾り、新しい命の予感を占う戦いは、どんな色の炎をあげるのか。
南西対談18に続く! |