やられたらやり返せ！
あえて偽仁志が説く
高橋建攻略法再び

年に１回限りといわれる広島カープの高橋投手の完封だが、それがことしは２回も、しかもどちらも中日戦で実現してしまった。
朝日新聞にまで「中日キラー、高橋」と書かれる始末。朝日もまた、そんな地味なものどうし組み合わせて見出しにしなくてもよかろうに。

問題の２つめの完封試合は７月25日、ナゴヤドームで行われた。
リナレスのお披露目カードでもある。

広島　０００　００１　０１０｜２（９安打）
中日　０００　０００　０００｜０（５安打）
勝投手＝高橋
敗投手＝川上
本塁打＝C金本、C緒方

カープだってホームラン２本だけで勝った貧打戦であるが、問題は中日のほうだ。
打てなかったことではなく、打った５つのヒットのほうが問題である。

３回裏
荒木＝遊ゴロ
谷繁＝右安打
川上＝投ゴロ
井端＝三ゴロ

５回裏
やまさき＝三振
荒木＝三安打
谷繁＝右安打
川上＝バント成功
井端＝三振

８回裏
タニシゲ＝左フライ
渡辺＝中ヒット
井端＝左ライナー
大西＝二ゴロ

９回裏
福留＝三振
立浪＝中ヒット
リナレス＝三振
神野＝遊ゴロ

ヒットを打ったのはいずれも「高橋キラー」である。
高橋が中日キラーであるのと同じぐらい、中日には高橋キラーが揃っている。とくに渡辺なんか、高橋先発試合の出塁率は１００％ではないのか。なぜスタメンにしないのだろう…という問題については後述する。
立浪の高橋キラーぶりは、選手名鑑にも書かれているし（高橋の項のほうに）、タニシゲは横浜ベイスターズ時代から全試合打っているようなかんじすらする。
荒木は一見地味だが、去年市民球場で高橋からホームランを放っている。

さて、ここは試験に出るので覚えて欲しい。

荒木　立浪　谷繁　渡辺

この４人につながりのある打線を組むこと。これが対高橋必勝法である。

じっさいの打順はこうであった。
１井端（遊）
２大西（左）
３福留（右）

この３人に期待してはダメ！
大西と高橋の「同じ顔対決」はいつも高橋が勝つ。
福留はオフになれば高橋からホームランを打つのだが、シーズン中は内野にころがすのがやっと、という試合が多い。
でもまあ、首位打者争いをしている人だし、６月２９日の対戦ではチャンスメークもしたので、今後も多少は打つかもしれない。
１番はベイ時代から高橋をよく打っており、前回の完封試合でも猛打賞だった波留のほうが望ましいのだが…。

４立浪（二）
５リナレス（三）
６ヤマサキ（一）

この日の敗因は実はここである。
ファーストかサードが渡辺で、立浪のあとを打っていたら、少なくとも完封はなかっただろう。
だが、リナレス来日初カードであり、ヤマサキにもまだ賭けたい気持ちが残っている。
そのため、筆者が再三主張している「日本一の高橋キラー」ナベの守るところがなくなってしまったのだ。

ちなみにリナレスは初日の２３日にカープの黒田がちょっと油断してまっすぐを放った隙に左安打を放ったほかは、翌日の長谷川には３三振、この日の高橋にも内野ゴロと三振のみと振るわず。

７荒木（中）
８谷繁（捕）
９川上（投）

荒木と谷繁が連続してうるのはいいが、立浪とこんなに離れていては得点はむりだ。だが、ことしの荒木は不調だから、７番もしかたなかった。
リナレスの件も、このときはやむを得なかっただろう。
だが、この次は、勝てる試合を落としてはいけない。

筆者推奨のこのオーダーを試して欲しい。


１井端（遊）
２荒木（二）
３福留（右）
４立浪（三）
５渡辺（一）
６谷繁（捕）
７関川（中）
８波留（左）
９（投手）

波留は今季絶望なので、ベンチ入りだけさせて、一種の偵察メンバーとして使って相手のびびり具合を見る。交代要員は左の井上である。

７番関川は、とにかく高橋は左打者に弱いので、左まみれにするため。「下位打線弱すぎないか」と思う向きもあろうが、下位打線を三者三振にとっていい気にさせるのも作戦のうちである。

なお、先発投手はローテーションにもよるが、フィールディングがぎこちない高橋のミスを誘うために、バントが

へたくそな

朝倉を起用したい。
というのは、うまいバントの処理は高橋はうまいからだ。左投げなのも有利にはたらいてしまう。

筆者に言えるのはここまで。あとは選手とベンチがすることだ。

頑張れ山田監督！
頑張れドラゴンズ！
　

インドに顔を引っかくＵＦＯが出現！？
被害者５０人に

インドのウッタルプラデシュ州で最近「ＵＦＯに顔を引っかかれた」という被害が続出、住民が寝ずの番をする騒ぎになっている。
英字紙エイシアン・エイジによると、被害者は既に約５０人。ある目撃者は「親類の家のテラスで夕食を取っていると、突然大きなクッションのようなものが飛んで来た。気が付くと、おばさんが顔を血だらけにして倒れていた」と話している。
「ネコだ」「テロリストが恐怖を広めようとしている」などと解釈もさまざま。不安に駆られた一部住民が道路を閉鎖したり、対応の遅い警察官に投石するなどの騒ぎも起きているという。