『プロ野球オールスター　スポーツフェスティバル』

放映：2002年1月6日（日）14:00〜15:55放映（日本テレビ系）

中日ドラゴンズ成績：なんか下のほうの順位

出場選手：川上憲伸（キャプテン）、荒木雅博、福留孝介、井端弘和

2002/2/23補足

偽南渕：もう２月も後半だよ。こんな大昔に放映された番組をビデオで見て対談してる場合じゃないよ。

偽仁志：おっしゃるとおり。今やなんたって「キャンプたけなわ」ですね。どうですか偽南渕さんキャンプは。

偽南渕：『すぽると！』のキャンプレポートで見たけどさ、ヤクルトの左腕・前田浩継って『霊幻導師』のキョンシーだよな。

偽仁志：生体反応がないよね。

偽南渕：目の下にクマがあるし。あと阪神の４番候補のひとり、濱中おさむは、さかさにしても顔が見える「だまし絵」だな。

偽仁志：「だまし絵」顔のポイントは、目です。目が丸くて位置が低いことです。ひげがはえれば完璧ですね。

偽南渕：それから長嶋が各キャンプを見て歩いてるけど。

偽仁志：「理由：スーパースターだから」ってことになってるけど、実際は報知スポーツの企画らしいよ。

偽南渕：犬がおしっこかけて歩いてるみたいだよね。

偽仁志：ノースロー調整日の寺原にプレッシャーかけて放らせて、翌日の不調を誘ったり、指の皮がめくれている松坂に放らせて血染めのボールに させ、翌日の不調を誘ったり、要は巨人時代に取れなかったやつをつぶして歩いているんじゃないのか。

偽南渕：そんなに長嶋がキライかきみは。もと読売ファンのくせに。

偽仁志：王さん派だったんだもーん。ていうか当時の女子は柴田とか高田のファンなんであって、ONじゃないもーん。

偽南渕：長嶋、中日でも福留に直接アドバイスしてくれたじゃないか。

偽仁志：うあっ。危うし中日打線。いや、打線でまだよかったかな。福留はきいた話なんかすぐ忘れるだろうし。

偽南渕：ところでシーズンが始まったら「終身名誉監督」って何をするんだろうね。解説？

偽仁志：解説って「不偏」が建前でしょ。読売に所属してるんだから、解説はないでしょう。

偽南渕：長嶋って浪人時代は解説やってた？

偽仁志：あのころテレビ持ってなかったからわかんない。

偽南渕：……。とにかくまあ日本テレビとか読売テレビで何かするんでしょう。

偽仁志：あ、まとめる前にもうひとつ。広島東洋カープ（２００１年は中日が勝ち越したので基本的に１年間呼び捨て）が絶好調で怖いって言ってたな長嶋。

偽南渕：広島の仕上がりが早いのは毎度のことですが。

偽仁志：長嶋は広島に負けてクビになった人ですから、一番つぶしたい相手で、誉め殺しにも力が入ったんでしょう。

■偉いぞパリーグ

偽南渕：前向きな話題ないの？　前向きな話題。

偽仁志：２月１２日に、スポーツ紙とそれをソースとしたWebサイトで、もと横浜高校のアイドル球児〜ロッテ〜中日の愛甲さんが失踪中との報道と、誤報だという報道がありました。あれでわかったのが
・愛甲、ますます太っている（薬剤のせい？）＝Vシネマ出演時の映像＋FRIDAY3/1号の写真より
・愛甲、血圧が上がると２００までいくらしい＝「ずっと自宅にいた、報道で迷惑した」発言の内容より
という２点です。

偽南渕：気持ちはわかるけど…「スポフェス」から話題を出してください。現役の人の話はないの？

偽仁志：だって地味だったじゃーん。

偽南渕：今や近鉄のほうが派手だね。あの門倉が近鉄に行ったとたん、こういう番組でいじられるようになったねぇ。

偽仁志：本人も、
・クイズの「いい男選手権」で候補に上がった面子を見て「何で俺が入ってないんだ」という強気の発言を拾ってもらったり、
・カラオケ選手権の扮装であごに顔を描いたり、
・綱引きのときのメットのベルトがあごまで届かないふりをしたり、
・綱ですりむいたのに「あごがひっかりました」つったりして、
受けて立ってたよ。

偽南渕：パリーグの面白い選手は、とにかくカメラに写ろうと努力するね。日本ハムの岩本なんか、たいしたもんだ。 そのいくつかを私はチェックしたので聴きたまえ。
・新婚で浮かれている五十嵐ののろけに対し、すかさず「ふざけるなー！」と声をあげた。
・クイズで「空手家が選ぶ強そうな選手」を、ハムだけ清原でなくカブレラを選んで不正解。勝負を捨てて目立つほうをとる。司会者とマイクを呼び、「カブレラにアレルギーがあるんで」とやった。
・司会に加わった古田、「古田の眼鏡クイズ」で岩本のウケ狙い回答を牽制。おかげで岩本にカメラが。
クイズだけで３回も写ったもんな。

偽仁志：うちはそれなりにみんなテレビに出てるから。名古屋にはレギュラーのドラゴンズ応援番組がテレビだけで３つぐらいあるよね。あれを１つに統合すれば、ハングリー精神も芽生えるかな。

偽南渕：それはまずいだろ。

■11球団に学ぶ目立ちのルール

偽仁志：じゃ、岩本みたいな芸達者は別として、ほかのチームの目立ちぶりを模範にして、そこからうちがどうすればいいのか逆算してみようよ。

偽南渕：中日は、クイズはそこそこよくできてたよね。

偽仁志：そんなに難しくなかったから。クイズは元旦のテレビ東京のもついに日本一になったし、そんなに弱くもないね。

偽南渕：続く「F1ダッシュ」は、足の速い選手が、後ろ向きに伏せた姿勢からダッシュして旗をとるというもの。俊足の選手、仁志、井口、小坂、金城が出場しました。

偽仁志：中日、出てもいないじゃん。井端と荒木いたのに。

偽南渕：出してもらえない種目は、どうしようもないね…。あと吉本の芸人のたまごにきく「相方にしたい選手」もだれも候補にならなかった。

偽仁志：それ、芸人の投票で門倉が１位になってたのは中日にカウントしちゃだめですか。

偽南渕：だめ。

偽仁志：ちっ。ちなみに、若手芸人さんが「岩本さんの『まいど！』はギャグとして使える」と言ってましたが、岩本はもともと、横山プリンの３０年前のギャグを使っているんですよ。

偽南渕：そうなの？

偽仁志：そうです。あと、いつも思うんですが、関西では横山プリンに「まいど！」と言われたら客は「おいど！」と返すのが常識です。

偽南渕：そんな古い関西の常識なんかもうだれも知らないよ。だいいち、おいどって何。

偽仁志：しり。「ケツ」ぐらいのニュアンス。

偽南渕：知らないね。

偽仁志：ちぇ。

偽南渕：それから綱引き選手権。３本の綱をひきあって、時間内に真ん中にあるボールを自分の陣地に入れたチームが勝ち。

偽仁志：時間切れぎりぎりまで力を貯めるのがコツだったね。あと、綱の後尾につく選手は足が速くないと、振り回されるとそいつの分だけ引く力が弱まる。

偽南渕：中日はもちろん初戦敗退でしたが。

＊目撃情報によると、試合前に中日の選手たちが「ルールがよくわからない」とききかえしていたそうです。終わったあともまたそう言ってたようです。
いつも思うんですが、収録前にもうちょっとなんとか説明とか打ち合わせをしたほうが、それぞれがのびのびとふるまえてテレビ的にもよくなるんじゃないですかねー。(2/23追加）

偽仁志：ここで着目すべきは予選を通過したカープです。司会のひとりだった熱烈カープファン、極楽とんぼの山本圭壱が、選手４人の並び順を変え、作戦を授けてました。

偽南渕：それだけでなく「カープの選手をもっと写してよ！」と言ってひとりひとりをアピールしてたね。

偽仁志：それで、黒田だの菊地原だの、字幕付きでアップにしてもらってました。いやーこういう人がうちにも欲しい！　加藤晴彦じゃ司会に入れないし、 だいいち晴彦のほうが人気があって選手がますます目立たないから、ここは峰竜太ですね。

偽南渕：続く「早押しカラオケ選手権」はさびしかったね。

偽仁志：さびしかった。

偽南渕：２チームの選手がふたりでひと組になり、イントロ当てをする形式だったんだけど。

偽仁志：みんな扮装してさ。でもうちの川上とカープの黒田は、ちょっと塗っただけでしたね。

偽南渕：川上はポスト立浪として、ビジュアル系のスターを期待されてるから、塗るといっても、より凛々しくしようと肌を黒くしただけ。その点、もっとビジュアル系の五十嵐はハゲヅラ、もっとスターの松坂は青っぱなと、自分を捨てる扮装で目立ってただろ。

偽仁志：中日って、「ビジュアル系」とか「目立つ」の意味をはき違えてるかもしれない。

偽南渕：しかも川上とダイエー鳥越がチームを組んだんだけど、１曲も当てられなかったもんなあ。

偽仁志：間違えたとかじゃなくて、全然ボタンを押さなかったもんなあ。

偽南渕：写ったのは隣のベイの佐伯に「真面目にやれよお前ら」って言われたときとか、司会に「どうしたんですか」「照明も当たってないですよ」とやられたときだけだよ。

偽仁志：大西とか井上とか、歌が得意なやつを出せばいいのに。

偽南渕：というか、これ、歌で売ってる選手の持ち歌が、お約束で出題されるだろ。
和田アキコが持ち歌の岩本＝『どしゃぶりの雨の中で』『古い日記』
男の演歌にこだわる佐伯＝『祭』『望郷じょんがら』
みたいな。

偽仁志：そうなんだよねー。あと高津がいたら『大都会』だね。こんなふうな持ち歌のイメージをうちも作らなきゃね。１年あるんだから、がんばろうよ。

偽南渕：まあ、来年は波留が出てミニモニ。でも歌わせてもらえるかもしれません。

偽仁志：波留もいいけど、生え抜きもがんばろうよ。さびしいよー。

偽南渕：さびしいといえば恒例の馬とびリレーだね。

偽仁志：中日はいつもどおり、何も言うことなし。古田を欠いたヤクルトが４連覇ならず、阪神タイガースが1985年以来の優勝というネタをやってくれました。

偽南渕：じん帯を損傷した古田が競技に出られないので、五十嵐が若きリーダーの自覚を持って、いろんなコーナーでがんばってたね。

偽仁志：必死だったよ。偉いね五十嵐。川上もあれぐらいやろうと思ったんだろうけど。

偽南渕：ケンシン、最後はみんながまだにこにことサインボールを投げ込んでいる中、不機嫌そうな顔でさっさと帰っていくのが写ってました。

偽仁志：これ、恒例の種目が多いから、ビデオ見て研究すればどれももうちょっとマシな結果になるんじゃないかなぁ。

偽南渕：そういえばキミの好きな日ハムの中村豊、馬とびリレーのルールを把握してなくて岩本に叱られてましたね。あれも自分でビデオ見て、来年はうまくやらなきゃね。

偽仁志：いや、来年も失敗して、ネタ系の選手になるのもいいかも。おいしかったよ中村豊。フルネームで名指しされて、画面に字幕も出てさー。

偽南渕：いいんだよ野球選手は野球で目立てば。

偽仁志：だったらオフ南西対談なんかしなくていいじゃん。

偽南渕：プロだから、オフも人気を集めて球場に人を呼ばなきゃならないんだよ。

偽仁志：どっちよ。

偽南渕：だってめんどくさいんだもん。適当にしといて。

偽仁志：あ。今年は立浪が出てないからやる気が出ないとか？　そうだ。そうだったんだ。

偽南渕：去年の立浪はこの番組で敢闘賞もらったし、清原や片岡あっちゃんと組んだ舞台裏のインタビューも、面白かったなあ。

偽仁志：今年の舞台裏インタビューは、中日はだれも出なかったね。去年はオリンピックつながりでフミヒロまで出てたのに。

偽南渕：メンバーを見ると、明らかに若返りを意図してるんだけどね。まあ、これにくさらず、次回もがんばってもらいましょう。

偽仁志：中日の選手は全員、この対談を読んでレポートを書くこと。

偽南渕：キミはノムさんか。

（2002/2/17）