6月 1日(日) ● 3− 4ヤクルト（千葉マリンスタジアム）
6月 3日(火) ● 5−10阪　　神（倉敷マスカットスタジアム）
6月 4日(水) ● 2− 5阪　　神
6月 5日(木) ● 1− 2阪　　神（以上阪神甲子園球場）
6月 6日(金) ○ 4− 3広　　島
6月 7日(土) ○ 7− 0広　　島
6月 8日(日) ○10− 0広　　島（以上ナゴヤドーム）
6月10日(火) ● 4− 7阪　　神（福井県営球場）
6月11日(水) ● 2− 7阪　　神（岐阜長良川球場）
6月13日(金) ○ 9− 3横　　浜
6月14日(土) ○11− 2横　　浜（以上横浜スタジアム）←両日ともブラックシャドウズ出動
6月15日(日) ○ 7− 4横　　浜（静岡草薙球場）
6月17日(火) ○ 3− 1ヤクルト
6月18日(水) ○ 5− 2ヤクルト（以上ナゴヤドーム）
6月21日(土) ● 3− 6広　　島
6月22日(日) ● 3− 6広　　島（以上秋田こまちスタジアム）

●タイガースとカープに勝てないよう

偽仁志：６月に入って、同じカードに連勝か連敗かどっちかなんですけど（５月30日ヤクルト戦は４対５で勝ち、31日は雨天中止、いずれも千葉マリンスタジアム）。

偽南渕：ヤクルトと広島には勝ったり負けたりだけど、阪神には負けっぱなしだね。全然追いきれない。あの圧倒的な応援に萎縮してしまうんだろうか。

偽仁志：６月頭の３連敗にはまいったね。４番を八木が打つようなチームにマケるとは。

偽南渕：６月の阪神は、どこからでも連打できるチームになって、４番がだれでも変わりなくなったね。結局今は桧山がやってるんだけど、阪神ファンは「え？　アリアスか金本じゃなかったっけ」とか思っていそうだ。

偽仁志：阪神ファン、阪神の選手知らないもんね！

偽南渕：讀賣ファンじゃないんだからそんなことはないだろうよ。

偽仁志：だったら中村豊が上宮高校時代、寮で同室だった後輩はだーれだ！

偽南渕：ここでそんなコアなクイズ出しても…。

偽仁志：それはカープの黒田博樹です。

偽南渕：別に阪神ファンが知っているべき話じゃないじゃん。

偽仁志：さてそのカープですが、中日はカープに弱いのか強いのか。

偽南渕：６勝10敗で強いわけないだろ。

偽仁志：えーっ。もうそんなにマケ越してるのか。３タテもしたのに。

偽南渕：正解は高橋のいるカードに弱く、いないカードに強い。

偽仁志：何やってんだろうね。ちゃんと「高橋用ブルースリー」を並べてもマケちゃうし。しかも鶴田にも弱くないですか。

偽南渕：高橋と鶴田見ただけで萎縮してるもんなあ。ここまでマケなしで防御率もいい高橋はともかく、鶴田見てビビるのなんか中日ぐらいのものだろう。

偽仁志：審判もこんど、何とか因縁をつけて鶴田を退場にしてほしいものです。

偽南渕：キミそういうジョーク言っていい立場？

偽仁志：中日ファンとしての言動がちょっと逸脱しただけですよ。でも谷繁はあいかわらずカープに強いね、どんな投手でも打っちゃうじゃん。谷繁を５番にすればいいのに。オチョアよりクルーズより谷繁だよ。

偽南渕：オチョアとクルーズも打ってたよ、秋田で。

偽仁志：打っただけでしょ。谷繁が５番だったら勝ってたよ。谷繁入れたのはカープ対策なんだから、結果の出る使い方しなきゃ。

偽南渕：またそういう少数派の意見をさも当然のように。

●立浪デーが怖いよう

偽仁志：じゃ多数派の意見を言いましょう。2000本安打があるからって立浪毎日出すなよう。立浪のエラーやミスや「ああっ届かない」がなければ勝ってた試合がもったいないよう。

偽南渕：今や、中日ナインの願いはただ一つ。それはひとこと胴上げだ。山田監督の胴上げじゃなくて、立浪裏監督補佐の胴上げだよ。１日でも早く2000本打ってほしいの。早く「2000本問題」を片付けて優勝を見据えたオーダーに変えたいの。

偽仁志：えっ。

偽南渕：来期の優勝だよ。来期を見据えたオーダーを試したいってこと。

偽仁志：だったら立浪１番にして打席多くしたら。

偽南渕：そんなのくたびれちゃうじゃん。

偽仁志：ハマスタにブラック・シャドウズのメンバーが来てもドラゴンズ負けなくなったね。

偽南渕：なんで話題変えるんだよ。めんどくさくなったんだろ。

偽仁志：だって対ブラック・シャドウズ戦、３連勝だよ。横浜ベイスターズより弱いよブラック・シャドウズ。

偽南渕：もうブラック・シャドウズは存在しないってことかね。

偽仁志：立浪はいつごろ2000本安打を達成できそうなの。

偽南渕：なんで話題戻すんだよ。めんどくさくなったんだろ。まあいいや。立浪のＸデーはそりゃ慎重に選ぶと思うよ。これぞ、球界のスタアにふさわしいというシチュエーションで達成しなくちゃね。

偽仁志：翌朝の一般紙の一面を飾るぐらいを期待したいね。

偽南渕：川崎をファン投票でオールスター戦に送り出そうどころじゃないよ、球団あげて「立浪祭り」やってるはずだよ。

偽仁志：どうやって…。

偽南渕：できれば阪神戦か讀賣戦で達成させたいよね。阪神の場合は「恩師の目の前で」っていうストーリーも描けるし、讀賣戦なら全国放送での快挙達成だからね。

偽仁志：本人は上原に「お前から打つ」つったとか。

偽南渕：まあそれは、「一流の投手から打つ」ってことだね。

偽仁志：そうか。相手投手の問題もあるね。だれだったらいやかなあ。横浜の若田部とかだと中日ファンだけが日本シリーズ思い出して遠い目をして終わりだよね。あと同じ阪神戦でも佐久本とかだと中日ファンだけが日本シリーズ思い出して遠い目をして終わりだよね。

偽南渕：だれから打ったらかっこいいかを考えなさい。記念なんだから。まあ、オレが立浪だったら、阪神の谷中から打って達成っていうのは嫌だね。あと一本で達成という場面になって、あまり有名じゃない投手や地味な投手とあたりそうになったら、「腰の具合が調子悪いんで、替えてください」って言うと思うね。そういう選手だよ、立浪は。

偽仁志：ＰＬの先輩の桑田が二軍に行ったのが悔やまれるねえ。でもさ、たとえば防御率１位でハーラートップタイ（本稿作成当時）の伊良部からキメたとしましょう。その同じ日にほかのセの試合で讀賣のだれかがノーヒットノーランやったら終わりだね。

偽南渕：だからそういうネガティブシンキングはやめなさい。

偽仁志：６月８日の福留のサイクル安打の日も、讀賣で復帰先発の工藤や阪神のやつらが何かしでかしてやしないかとヒヤヒヤしたもんだよ。

偽南渕：あの試合はむしろ中日がいろいろしでかした。ほかに復帰したリナレスが前日に続いてホームランを放つ、岡本初勝利、久本初セーブなど話題満載だったね。

偽仁志：中日的にはね。

偽南渕：でもリナレスが中日にいることを世間がみんな忘れてたところに、健在振りを見せ付けてくれたよな。

偽仁志：リナレスねぇ。

偽南渕：すごいよリナレス。ウェスタンリーグで打点をあげてるとはきいたけど、精悍に引き締まった体で一軍復帰、いきなり代打３ランだよ。

偽仁志：「それはマスターズリーグやＯＢ戦で、まだ三十代や四十代のＯＢが現役顔負けのプレーをするけど、それと同じなんじゃないですかね。そう続かないでしょう」。

偽南渕：違う！　リナレスは本物！　なんのために好きな味噌カツ（勝手な推測ですが）の肉食やめて１１キロもダイエットしたと思っているんだ。

偽仁志：だからカギ括弧に入れてるでしょ（偽南渕さんも丸括弧使ってるけど）。私もリナレスが復帰した６月７日のカープ戦では本気で「マスターズリーグやん」思ったけどさ、その後もそこそこやってるし、同じスペイン語圏のクルーズやオチョアと仲良くやってて雰囲気がよくなってるらしいのも嬉しいね。

偽南渕：トーチュウにはそう書いてあっただろうけど、仲がいいだけじゃないよ、予想外にリナレスが活躍するんで他のふたりも危機感を持ったんだよ。今年の中日ってあのふたりが打つかどうかで勝ち負けが決まってるところがあるんだからね。

偽仁志：わかったわかった。さらにトーチュウによると、カリブのほうの慣用句で「青い３」ってのは何かいい意味を持つらしいね。おかげでオチョア、クルーズ、リナレスが「カリブ版ブルースリー」とか「新ブルースリー」とか言われて、せっかくみんなが忘れてたところなのに、旧ブルースリーがちょっと気の毒。

偽南渕：リナレスのデビュー戦もそうだけど、６月は平松が先発で活躍してたんだけどね。

偽仁志：なかなか全イニング投げきれないんだけど、なんとか試合を作ってプロ初のお立ち台にもあがった。打たれてもいいイメージで終われるよう、マケる前に降板させたり、気を使ってるよね。小笠原の轍を踏まないようだいじにしてるんだけど、でも結局二軍オチだあ。

偽南渕：ギャラード上げる必要があったからね。トーチュウによると、山本マサか平松のどっちかが落ちると予想されてたそうだよ。結局平松はスタミナの問題があるから登板間隔をあけるために落としただけで、またすぐ上がるって中スポでだれか言ってたって話もきいたよ。

偽仁志：平松、バント下手なんですけど。構えや転がしにいく体勢じたいがムチャクチャだから、グランド内が混乱する。

偽南渕：今までローテに入ってなかったんだからまともな打撃練習させてもらってないんだよ。岡本や平井もそうだけど、かわいそうなんだよ。だって、あの大学時代は打撃で主力だった岩瀬ですら、打撃練習させてもらえないのにぶっつけ本番でヒットを打って、「愛知大魂です」っていう皮肉ともとれる発言をしてたじゃない。

偽仁志：みんなそこらへんで練習すりゃいいじゃん！　非番の日とかに。

偽南渕：バッティングピッチャーだって忙しいんだから、中継ぎ投手の打撃練習につきあっていられないよ。

偽仁志：バッピの人の手なんかわずらわせなくても、平松と岡本でかわりばんこにやればいいじゃん。

偽南渕：だめだよ、やっぱりバッピの活きた球でやらなきゃ本番で応用できないよ。

偽仁志：プロの投手なんだから活きた球放れると思うんですけど…。

●兄貴がウザいよう

偽南渕：秋田のカープ主催試合は、球場のこけら落としだったんだね。

偽仁志：記念すべき第１号ホームランは前田様、勝ち投手は高橋、永川のセーブつき。

偽南渕：記念すべきマケチームは中日だよ。

偽仁志：だってー山田監督のお兄さんスタンドにいるんだもん。やだよそんなの。おやじやおじいちゃん が来るならまだしも、たいして年の違わないきょうだい、しかも「弟もまだまだだな」って一生思ってるんだよお兄ちゃんっていう存在は！

偽南渕：いたの？

偽仁志：そう。でも最初テレビに映ったの見たときは「スタンドに山田久志いるぞ」って思った。音消して見てたから。

偽南渕：何で音消して見たのかみなさんにわかるようにね。

偽仁志：ＲＣＣのインターネットラジオの中継を聴きながら、音声を消して地上波のテレビ朝日の中継を見てたのね。で、テレビは録画中継だったので、山田監督が前の移動日あたりにお忍びでスタンド座って、風の向きとか確かめてる映像をインサートしてるのかと勝手に思ってたらさ、それがお兄さんなんだって。

偽南渕：そんなに似てるの。

偽仁志：そっくり。しかもお兄さん、サングラスしてるんだけど、それで余計似てるの。似てる兄弟でも目は違ったりするじゃん。どっちかのほうが大きいとか一重とか二重とか。そこを隠すもんだからもう…体型とか、座ってる雰囲気ももう…。貫禄あるよあのお兄さん。

偽南渕：だったら選手もスタンドを見ればひと目でわかるね、「あ、監督のお兄さん来てる」って。ただでさえこのカード、ふたことめには「山田監督のお膝元」って言われて、プレッシャーに弱いうちの選手には負担だっただろう。

偽仁志：カープもうまいところに中日戦持ってきたね。

偽南渕：そのカープ、21日に二軍が前期優勝を決めたね。

偽仁志：今年からウェスタンリーグは二期制で、プレーオフで年間優勝を決めるんだって。

偽南渕：うちの二軍も一時期は強かったけどなあ。

偽仁志：今年は今４位ぐらいかな。首位に10ゲーム差ぐらいついてるよ。一軍が怪我人しか二軍によこさないからしょうがないね。

偽南渕：何となく本末転倒な言い方だけどまあいいか。今回はオチが渡邉じゃなくていいの。

偽仁志：そうか、渡邉か！　渡邉、このところ今ひとつだから、いっちょ二軍の後期優勝に貢献してくるか。

偽南渕：かわいそうだよ…。

2003/6/22
（文中の記録は６月22日現在）

マケ試合詳細

６月１日

・先発山本昌、毎回失点
・２回は逆転したが以降なんとわずか３安打
・中日戦で勝ちがつかなかった不運な鶴田についに勝ち星を