| 南西対談７：阪神包囲網だ！
６月24日(火)雨天中止 ヤクルト
６月25日(水) ●3−07 ヤクルト
６月26日(木) ○4−02 ヤクルト（以上明治神宮野球場）
６月27日(金) ○8−03 巨 人
６月28日(土) ○1−00 巨 人
６月29日(日) ●1−06 巨 人（以上ナゴヤドーム）
７月01日(火) 雨天中止 阪 神
７月02日(水) ●3−14 阪 神
７月03日(木) 雨天中止 阪 神（以上阪神甲子園球場）
７月04日(金) ●5−09 巨 人
７月05日(土) ○4−02 巨 人
７月06日(日) ●3−04 巨 人（以上東京ドーム）
７月08日(火) ●0−04 横 浜
７月09日(水) ○2−01 横 浜（以上ナゴヤドーム）
７月11日(金) 雨天中止 広 島
７月12日(土) ●4−06 広 島
７月13日(日) 雨天中止 広 島（以上広島市民球場）
７月19日(土）●4−01 ヤクルト
７月20日(日）○3−06 ヤクルト（以上札幌ドーム）
（２〜４位をうろつき、讀賣が弱いんで20日には３位、貯金１）
偽仁志：阪神に勝てないよう。
偽南渕：ていうか雨中止で試合がなくなっちゃうんですけど。
偽仁志：どうすればいいんだよう。
偽南渕：みんなでどんどんマケちゃえばいいんだよ。讀賣が２日連続で14失点したのなんか、いいねぇ。
偽仁志：阪神から14失点なんてうちのマネ！
偽南渕：まぁまぁ。そうやって全球団で阪神をマケ殺しにすればいいんだよ。
偽仁志：ほめ殺しじゃなくてマケ殺しですか先生。
偽南渕：「はいはい、強い強い」とマケてやれば、自分たちはこれでいいんだと思い込んで来期はもとに戻ってくれるよ。
偽仁志：「はいはい、強い強い」ってとっくの昔にマケてやってる気がするけど。まあ、もっと意図的にやるってわけね。つい「阪神にはエース級をぶつけよう」と考えがちだけど谷間級をぶつけるとか。虎キラーの野手は使わないとか。
偽南渕：少し前まではだれもが虎キラーだったのになぁ。
偽仁志：そんななか、２位でマジック対象チームとなっているヤクルトだけはいい試合をして、楽しませてほしいけどね。阪神に負け越してはいるけど、善戦する試合があるし、他に勝つときも勝ち方がかっこいいよ。
偽南渕：ヤクルトは「本当ならヤクルトが優勝かも」と思わせるような勝ち方をするんだよ。
偽仁志：逆転優勝は無理でも、最終的には阪神に勝ち越してくれるといいな…って、それは中日の役割のはずだったのに！
偽南渕：最初はうちだけが阪神に勝ち越ししていたのにね。川上の故障と井川に勝てなくなってからだめになったね。
偽仁志：いいようちはもう。得失点差がマイナスで、しかも消化ゲーム数より多いなんていう状態で単独首位だったのもインチキだし、采配や人心掌握の失敗で守護神のギャラードを壊してしまったのもなさけないし。その点ヤクルトは、戦力の整備を黙々と続けて、個人成績は何人もタイトルを狙えそうだし、チーム成績も阪神に次ぐバランスのよさ。ヤクルトだけだよ、今のセリーグで面白いのは。
偽南渕：ギャラードといえば、20日のトーチュウには、二軍で登板拒否、そのまま退団か、という不穏な記事が載っていたね。
偽仁志：大塚とのダブルストッパーなんてうまくいくわけないんだよ。何でもギャラードのせいにして、ゴメスやバンチのときみたいに、退団するように仕向けるか。あームカつく。
偽南渕：ギャラードといえば何といっても、千葉マリンスタジアムのヤクルト戦だね。代打城石の止めたバットに当たった球がサヨナラタイムリーになるという不運なマケだった。
偽仁志：６月25日のヤクルト戦でも、最終回に炎上してしまった。
偽南渕：その25日の試合、生で見ただろ。そしたら代走に出てきただろ、城石が。
偽仁志：それか！
偽南渕：「だいだ、しろいし」と「だいそう、しろいし」はギャラードにとっては同じように聞こえるからさ、「止めたバットでヒット」ていう英語のフレーズが頭の中でリフレインし、つい嫌な記憶が甦ってしまったんだね。
偽仁志：そんな与太でなぐさめあうしかないよね…ギャラードも行っちゃうのか。
偽南渕：行かせていいのか。大塚も来期は大リーグ行っちゃうのに。
偽仁志：わははは！ 行っちゃうかもしれないね！ ついでに谷繁もバッテリーごと行けばいいのに。そしたら言葉の問題もないしさ。
偽南渕：もっと前向きに中日のことを考えようよぉ。問題解決的にさあ。
偽仁志：問題ですか。立浪の2000本安打問題は片付いたけど、相変わらず４番は立浪より適任なのがいないしなぁ。始めのころによかった井上、大西、関川は共倒れだし。オチョアはチャンスに弱いし。
偽南渕：そこそこやってるんだけどね、「そこそこやってる」じゃ来年は厳しいかな。研究されてきたのが痛い。
偽仁志：何がだめなのーオチョアー。
偽南渕：外角低めの球が打てない。
偽仁志：えー。そうなんだ。私、配球とかってまだあんまりよくわからないんだよ。でも「オチョアは外角低めが打てない」っていうのを軸に相手バッテリーを観察してみれば勉強になるね！ って、味方の弱点で夏休みの自由研究してどうするんだよう。
偽南渕：俺の提案。オチョアのときにチャンステーマをやらない。
偽仁志：なるほどー。チャンスを意識しなければもっと打てるかもしれないね。ていうかそれ、オチョア以外にも言えるのではないだろうか。
マケ試合詳細
6月25日
中 日 001 000 011｜3
ヤクルト 120 100 03x｜7
中 日＝紀藤、山井、山北、久本、岡本、ギャラード−谷繁、柳沢
ヤクルト＝石川、河端、五十嵐亮、山本−古田
勝投手＝石川（１４試合５勝５敗）
敗投手＝紀藤（１４試合４勝４敗）
・中日、タイムリー欠乏症
・立浪は１７打席ぶりの安打を含む３安打、２０００本安打まで残り１０本とする
・先発紀藤は乱調、後続も乱調
・石川、いつもどおり変化球で中日を翻弄、５勝目
・石川、ロジンバッグ大量に消費、白煙でその小柄な体を隠してしまう魔球「消える本人」で偽仁志の度肝を抜く
6月29日
巨人 150 000 000｜6
中日 000 000 010｜1
巨人＝木佐貫−阿部
中日＝平松、山井、小笠原、バルガス、久本−谷繁
勝投手＝木佐貫（１３試合５勝３敗）
敗投手＝平松（７試合１勝１敗）
■本塁打
G二岡１６号１点
・だいじに使った平松だが誤算、２回はノーアウトで２失点し降板
・若僧・木佐貫に７回まで３安打と抑えこまれる
・唯一の得点は福留の犠飛
・木佐貫５勝目
7月2日
中日 100 000 002｜3
阪神 222 050 30x｜14
中日＝野口、バルガス、正津、久本、山井、小笠原−谷繁、柳沢
阪神＝井川−矢野、野口
勝投手＝井川（１５試合１０勝３敗）
敗投手＝野口（１４試合６勝３敗）
■本塁打
T桧山（１１号２点）、T片岡（７号３点）、Dリナレス（３号２点）
・今更だが自力優勝が消滅
・対阪神何と６連敗
・野口がまた乱調
・福留の先制タイムリーで喜んだのも束の間、桧山はサイクル安打だわ、井川はリーグトップの１０勝だわ
7月4日
中日 000 100 121｜5
巨人 013 010 31x｜9
中日＝岡本、小笠原、バルデス、山北、落合、久本、正津−谷繁
巨人＝工藤、岡島、真田、前田−阿部
勝投手＝工藤（７試合４勝２敗）
敗投手＝岡本（２３試合１勝１敗）
■本塁打
G江藤（１０号１点）、G清原（１０号３点）、G二岡（１８号１点）、G清原（１１号２点）、Gペタジーニ（１３号１点）、D福留（１４号１点）、Dリナレス（４号１点）
・主な被本塁打投手は岡本（江藤・清原）、落合（清原、ペタジーニ）。
・終盤に粘ったが讀賣はもっと粘った
・巨人を単独２位に押し上げる
・工藤なんかに４勝目をプレゼント
7月6日
中日 101 000 100 000 ｜3
巨人 100 200 000 001x｜4
中日＝平井、山北、落合、小笠原、バルデス、岩瀬、大塚、久本−谷繁
巨人＝木佐貫、前田、真田、河本−阿部
勝投手＝河本 １４試合１勝１敗
敗投手＝久本 ２５試合１敗１Ｓ
■本塁打
G清水（１１号１点）、Gペタジーニ（１４号２点）、G高橋由（１３号１点）
・サヨナラマケはこれで４回目（って多いとも少ないともいえないが）
・いったん追いついたのはまたも福留の犠牲フライ
・最終回の表、立浪が勝ち越しの逸機
・その裏、ヨシノブのサヨナラ弾
・中日16三振、巨人15三振（そりゃ多いわ）
・試合時間４時間５０分は今季リーグ最長（そりゃ長いわ）
7月8日
横浜 301 000 000｜4
中日 000 000 000｜0
横浜＝ホルト、デニー、加藤−相川
中日＝野口、遠藤、小笠原、バルデス、落合、久本−谷繁
勝投手＝ホルト（１８試合４勝９敗）
敗投手＝野口（１５試合６勝４敗）
■本塁打
YB多村（６号３点）
・４位に後退
・野口制球難＋好機に弱い打線
・投手リレーは妙にうまくいったんだが
・９回に一死満塁とするもあのベイスターズの抑え陣を打ち崩すことができず
・ホルトなんかに４勝目プレゼント
７月12日
中日 310 000 000｜4
広島 002 100 03x｜6
中日＝平井、山北、バルデス、落合、遠藤、岩瀬−谷繁
広島＝黒田、デイビー、永川−石原、木村一、西山
勝投手＝デイビー（４試合１勝）
セーブ＝永川（23試合３勝１敗13Ｓ）
敗投手＝遠藤（17試合１勝２敗）
■本塁打
D立浪（１０号３点）、D谷繁（８号１点）、C野村（２号１点）
・まーたーカープにマケるー（３連敗）
・２点リードだが３回で平井をあきらめる
・８回、遠藤の作ったピンチで岩瀬に替える後手がたたって同点に
・「12球団一不調な４番」でついにこの日６番に降格の新井を謎の敬遠、当然これもたたってマケる
7月19日
中 日 100 000 000｜1
ヤクルト 000 004 00x｜4
中 日＝野口、バルデス、久本、遠藤、小笠原−谷繁
ヤクルト＝ベバリン、石井、五十嵐、高津−古田
勝投手＝ベバリン（１８試合８勝４敗）
セーブ＝高津（２４試合２勝２敗１９Ｓ）
敗投手＝野口（１６試合６勝５敗）
・開幕戦で負傷二軍落ちしていた岩村に復帰祝いの勝ち越し打を食らう
・ついでに石井の復帰戦も勝利で飾ってやる
・スミ１の得点は福留のタイムリー
とか言ってるが、この対談の期間は中日ファンにはそう悪いことばかりではなかった。
立浪の「タイムリー＆猛打賞」「全国放送」「ＮＨＫ」「巨人戦」「山本昌にやっと勝利が」という素晴らしいシチュエーションでの2000本安打もあった。
また、本稿を作成した７月21日の横浜戦は、山本昌が負傷退場するも、苦手のホルトをなぜか攻略。リナレスがお立ち台でオチョアのピンチを印象づけた。ついでに荒木はバント失敗で不器用さをさらに印象づけた。さらに落合はチーム勝ち頭となる７勝めを記録した。
2003/7/21 |