森野 将彦



店じゅうに貼ってあった告知

2007/1/2 知多郡・イオン東浦ショッピングセンター
 


元旦からブランドものも食材も買えて遊べるイオン東浦ショッピングセンター。
ここにドラゴンズリーグ優勝の立役者のひとり、森野将彦選手と、監督に文句をつけていた木俣達彦OBと、とくに何をしたでもない川又米利OBが、トークショーとクイズのためにやってきました。

森野は翌朝の中スポでは大いに語ったみたいになっていますが、あれは追加取材の成果だろうと思います。
じっさいは山本昌のノーヒット・ノーランの際のエラーについて話を振られ、「ぼくだけひとり、いやな気分でした」といったのが記憶に残っているぐらいで、あとは木俣がいいたい放題、クイズも出し放題の大活躍でした。
木俣、結局落合博満が…。
川又はときどき森野をもちあげて、これが森野のトークショーであることを関係者全員に思い出させていました。

では、その詳細をお楽しみください。
森野の発言は、実際には女性タレントさんの質問にひとつひとつ答えたものです。
また、諸般の理由で森野木俣川又の写真はありません。

「あのときはマウンドに行きづらかった」
森野のぶっきらトーク

去年の開幕時にけがをしたときは、落ち込むことなく、前向きにプラス思考で考えてやっていました。
それよりも、打てない時期が一番、野球やってても面白くないですね。もうスタメンはずれてもいいかなと、弱い気持ちになることもありました。でもそこはプロとして気持ちをしっかり持って、切り替えてやってきました。

阪神戦での山本昌さんのノーヒットノーラン。あれはみんながすばらしい試合だったと言うんだけど、正直な話、ぼくにとっては最悪の試合でした…。
みなさんご存知でしょうけれど、4回に赤星さんの打席でぼくがエラーをして、完全試合にはなりませんでしたから。

あのとき、エラーで塁に出したことじたいは何とも思っていなかったのですが、7回、8回とイニングを重ねて、「あれ? ランナーが出てないなあ」。
こりゃまずい、フォアボール1個ぐらい出してくれないかな、とまで思いました。
ノーヒットノーラン達成で、みんな喜んでるんですけど、ぼくだけ喜べなくて。引け目をかんじてマウンドに行きづらそうにしているのが写真に残ってしまってますね。

(中日スポーツでほかの選手が、森野のエラーがあったからこそ気が楽になってがんばれたのだと好意的なコメントをしてくれているが)そうですか? イヤな思いしてるのはぼくだけなんで。なぐさめるほうはラクですよね…。

 

「川又が監督やっても3位には入れる」
木俣の根拠なき暴言

中日が日本一になる秘訣? 何もないです。運も関係ない。
あれだけの戦力が整っておれば、ふつうにやっとけばプレーオフまではいきます。監督が何の采配もしなくても、最後の3チームつにまでは残ると思いますね。
そこまでは川又でもぼくでも、落合監督がやっても3位までは入る。何もしなくても、だれが監督やっても残る。それだけの戦力は整っていると思うんで。
あとはプレーオフの1週間かな、5戦のうちの3勝すればいいんだから、そこまでいかに集中力を切らさず、最高のコンディションに持って行くかということだと思いますね。

ぼくはプレーオフというのはあんまり面白くないと思うね。最後の5試合だけで決まってしまうカタチというのは。
でも、出て行けばぼくはぜったい日本一になれると思います。

今年も第一戦はとったんだよね、川上でね。そのときはぼくはラジオ中継の解説で4勝1敗で優勝と話したんだけど、逆に1勝4敗で予想がはずれましたけどね。
これはひとつは落合監督の采配ミスだと、そういうふうに思います。

第2戦、山本昌が投げましたね。7回でランナー2塁3塁で、バッター金子というときに、ここで山本昌を変えるのか、満塁にするのか、勝負するのか、3つの方法があったわけだけど。
ボクはラジオで、もうここは山本昌は疲れてるから替えるべきだと言いました。でもそれを替えずに続投させて、センター前に打たれて、そこから流れががらっと変わったんですね。

ぼくだけでは不安だったので、谷繁にきいたんですよ。
あのときラジオでぼくは山本昌を替えるべきだといったんだけど谷繁はどう思う、と。「私もそう思いました」と谷繁は言いましたね。
ああよかったなと思いました。

あそこで変えるか、フォアボールにして満塁策をとっていれば、次は八木というピッチャーでしたから、打たれなかったとそう思うんだけども。
ここはひとつの大きなかけだったと思うんだけれども、ここで落合監督のひとつのミスがそのあとの流れを大きく変えてしまったね、やっぱり。井上選手の満塁ホームランになるはずの打球が切れてみたりね。いろいろとすべて裏目に出てしまって、野球というのはこわいね。どこで変えるかというのは監督の一番大きな仕事だと思います。

 

森野が打てば日本一
川又、困惑しながらフォロー

だいたい木俣さんの言われたとおりです…。

昨年は日本一をのがしたということに関しては残念だったんですけど、ここにいる森野が打てば間違いなく日本一になれると思うので。(拍手)森野の活躍しだいだと思います。

 

「立浪さんを越えてから考える」
森野も困惑しながらトーク継続

それはね、当然打てば勝てるでしょうし、ね。みんなが打ってくれれば、まあ、点が入るわけだし。

毎年毎年、立浪さんという大きな先輩、大きな目標に挑戦者として向かっていっています。立浪さんという壁をのりこえてレギュラーをとり、試合に出続けて立浪さんを越えてから、自分の個人的な目標の達成を考えたいです。

球場では、「がんばれ」みたいな声は聞こえないんですけど、野次はやっぱり耳に入りますね。ものすごく耳に残ります。
もし100人が声援を送ってくれてても、ひとりが野次っていたら、そのひとりのほうが強いですからね。「だれだ言ったのは」って、思わずさがしてしまいます。

日本シリーズで行った札幌ドームは、甲子園以上に独特の雰囲気がありました。
日本ハムを応援する声が近いというか、球場が揺れているとよく言いますけど、地響きを感じるぐらいすごい球場でしたね。
なんか感動したというか、「これが噂の…」と思って、グランドから逆にスタンドを見てしまいました。

満員のスタンドで、そのなかでプレーをするというのが一番のプレーができると思うので、とにかく球場に足を運んで応援してほしいです。

はいはい。今の森野さんは今の立浪さんならもう越えていると思いますよ。
では引き続き、近日中に「森野クイズ」「木俣クイズ」「川又クイズ」をアップしますのでお楽しみください。
クイズでの、 木俣さんの会場のあおり方はたいしたものでした。

2007/1/19