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地元出身の清水・西川の両選手。「三重の誇り」となるよう、井上元選手会長に叱咤されます。
−オープン戦までは一軍に帯同してましたよね。
西川：はい。
−ねえ。開幕戦では二軍でした。
西川：はい。
−そのときの気持ちはどうでしたか。
西川：まあ、自分を分析して、まだ二軍できたえなきゃいけないというのがわかっていたので、別にくやしいとかいう気持ちはありませんでした。
−先輩たちからの自分に対する評価というのは聞いたことありますか、おふたり。
（おふたり）…。
−あまりないですか。
−ちょっと選手会長に、きいてみますか。どういうふうにごらんになってましたか。
井上：清水ですか。そうですね。きっと…（投手経験もある井上、しばらく考えて）すごくいいボールを持っていると思います。あと彼に足りないのは、なんでしょう、細かくいえば変化球の種類を増やすこととか制球力。それとマウンド裁きの経験でしょうね。それを段階を経てどんどん増やしていけば、そこにも書いてありますけど、三重の誇りになれるんではないでしょうか。
−おー。三重の誇り。ありがとうございます。西川選手はどうですか。
井上：西川はですね。きょうは西川家の、親戚の方が37名ぐらい来ているらしいですけど。
−いらっしゃいますか？
−どのへんですか。あら、遠慮して座っていらっしゃる。
（会場、少し騒然）
井上：西川はほんとにシュアなバッティングで目を見張るものがあります。若さがまだあるんで大雑把なところがありますけど、ただなんていうんですかね、野球選手は走・攻・守そろって一流選手といいますけど、どれか…。
「走」？ 西川は足はあまり速くないね、そんなにね。速くないこともないか？
（西川：速くないです）速くないと本人も行ってます。速そうに見えない。ぼくとしては。意外とタイムで測れば速いんですけど、それはおいといて。
「攻」ですね。バッティングのほうをもっと、体格も立浪さんと似たような体格だと思うんでね、いいお手本いますから、もっと勉強してがんばれば、いつかは、あと５年後ぐらいには、５年つったら長いですね。（司会：「２、３年？」）３年後には三重の誇りになってるんじゃないでしょうか。
−清水さん、西川さん、今の会長のお話はどうですか。どんなふうに受け止めました？
清水：とても嬉しいです（小声で）
−おそれいります。もうちょっと嬉しそうな顔して言っていただけると。嬉しいですか。
清水：嬉しいです。
−西川さん。
西川：来年に向けて、さらにいい結果を出したいと思っていいます。
井上：ひとつ助言ををするならば。いいですか。ちょっと話長いですかね。
（会場、笑い）
−いいですよ。
井上：あのですね。清水も西川もねですね、遠慮深いところがあるんですよね。「井上さーん」って来るようなタイプではないんですよ。お前らそんなにオレが怖いか。
（ど、どう返事すればいいんだ）
（司会、無理して笑う）
−いまはっきり言っといたほうがいいですよ。
井上：こわくはないだろう。
（西川？）：はい。
井上：遠慮してるんだろ。
（西川？）：はい。
（司会、無理してさらに笑う）
−いっしょに食事されたことはあるんですか。
清水：…ありません
−清水さんはない。西川さんは。
西川：ないです。
井上：うそつけお前。あるだろう。
−え、ない。（小声でフォローする西川）あ、プライベート的には（ない、という意味）。
−朝倉さんはどうですか。
朝倉：ぼく西川とは食事したことあります。清水もある？ ない？
−来年はお願いします。高橋さんはおふたりとは、よく？
高橋：同級生なので仲いいです。
−ではおふたりから逆に、先輩たちの印象を聞かせていただいていいですか。
（ま、また何か言われる…）
清水：すごいんで…。
−井上さん。すごいから？
清水：最初はしゃべりづらい…。
−最初はね。今は？
清水：来年からどんどん積極的に…。
−来年から、ね。しゃべりやすくする、と。
−自分から行った方がいいですよ。
−西川さん、井上さんの印象は。
西川：野球やるときはしっかりして、野球以外では若い選手とかもいろんなコミュニケーションをとりやすいイメージがあります。
西川はノリが悪そうでいて、きちんと考え、きちんとしゃべりますね。
あと、井上の演説とか朝倉をほめるコーナー、
プレゼントなんかがあるぞ。
プレゼントのところは書き取ってもしょうがないので
省略すると思うが、待て、次号！
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