讀賣みたいに思い上がったところや、ヤクルトのような都会ズレがかけらもなく、言い方を変えれば地味そのもの。
ファンサービスの演出がさらっとしているところは、ほかの在京２球団よりも東京のチームらしいかんじ。

そんなハムが私は、パリーグでは一番好きです。
公式ファンクラブにも入っております。

というわけで、今年のファン感の写真入レポートをお送りしますが、去年の写真もついでに並べておきます。

ファイターズ　ファンフェスティバル
2001年11月18日（日）

場所／日本ハムファイターズタウン鎌ヶ谷
時間／午前11時〜午後３時30分
　

指折り数えて待った、ハムファン感の日がやってきました。
ことしはガンちゃんファンの若い若いゆきこさんと同行です。
若い、未来のある人と試合やイベントに行くのは、野球の未来そのものを見ているようで、楽しいもんです。

鎌ヶ谷は初めてのゆきこさんが、すごい早起きをして新幹線できちんと約束の時間にやってきたのに、地元のくせに電車を乗り越しして遅刻した筆者…。
ゆきこちゃんのことは、小学校の同級生だったお母様からお預かりしているのに、恥ずかしい女だよ…。

さて。
ガンちゃんのトークはテレビよりも『スポーツフェスティバル』よりも『のど自慢』よりも、このファン感でもっとも高度に炸裂します。
私らも、会場につくや、まずはオープニングセレモニーでガンちゃんの出番を待ちます。
まず球団社長の小嶋さんのあいさつ。
続けて大島監督、あいさつ。野次にもめげず、「（開幕すぐ、怪我人を出してつまづき、その後も立ち直れず最下位という）成績は私の責任です。選手に罪はありません」ときっぱり。かっこいー。

おーしまちゃんといえば、ロッテ戦で山本功児につっかかって行こうとベンチを出るとき、めがねをはずして傍らのコーチにあずけてたシーンをテレビで見ましたが、けんか慣れしてて怖 かったです。

それはともかく。続いて球団表彰式です。
新人（中村隼人）、９月の活躍選手（中村豊）、飛躍した選手（さねまつ）、優秀選手、最優秀選手（小笠原）…といったあたりが呼ばれているあいだ、スタンドの全員が気にしていたであろうブツがこのサカナです。
サカナ(13KB)

なんとこれは、小笠原村から小笠原道大選手に贈られるトロフィーなのでした。
サカナと小笠原とウケる人々(21KB)　サカナとガッツ(11KB)

小笠原選手は、このあと、このサカナ（ハロハロ）をかかえたまま、サインボールを、ちゃんとバックネットを越えてスタンドに投げ込んでいました。

さて選手会長ガンちゃんの挨拶です。
マジメなお話のあと、「きょうはサインは２００枚以上４００枚未満！　ひとり３枚とかはやめてください。写真はフラッシュの電池がなくなるまで撮ってください」とかましてくれました。
会長挨拶(10KB)

このあと、地元の草野球チームとのエキシビジョン試合まで、ガンちゃんの行動予定が不明です。
しかたないので、ゆきこちゃんとファンクラブの更新をしたり、模擬店にいる選手や、道端で即席サイン会をしているけなげな生駒をながめたりしていたら（くじびき会場にいた飯山ゆーじは、選手名鑑の１００倍は男前でした）、なーんと、出場予定のなかった「トークショー」会場からあの声が聞こえてくるではありませんか。
あわてて駆けつける私たち！
飛ばすガンちゃん(10KB)　客をいじるガンちゃん(9KB)
去年の飛ばすガンちゃん(22KB)　去年の客をいじるガンちゃん(20KB)

やっぱり芝草、小笠原、井場では盛り上がらないとみなされたのか…。
2000年は建山投手が盛り上げてくれましたが。
盛り上げ建山１（17KB）　２（18KB）

ただ、ルーキーの井場は想像以上に舞台度胸のいいやつで、意外な収穫でした。
新人のくせに不敵な態度で、ガンちゃんに「顔、大きいよな。帽子のサ
イズいくつ？　６２！！！！　ぼくら５８やで！」と矢継ぎ早にいじられても平気で「ウケを狙って大きいのかぶってるんですよ」と返していました。

これに続くゲーム大会にも、岩本、出るかも…出ないかも…と思い、最初のほうだけ見て、いなかったら早めにエキシビジョンゲームの席とりに行こう、ということにしました。

そこに偽南渕登場。
ハタチ實松があかんぼみたいな顔してるので「實松めちゃめちゃかわいい」と言ったら、偽南渕は大喜びしていました。
ゲーム大会、かわいい實松(24KB)

以前にテレビの『超野球』で、やくみつるが「實松は甘いマスクで女にモテモテだから、キャッチャーマスクをぜひ透き通るやつに」というネタのまんがを書いていたことが、偽南渕の心に深くきざまれていたようなのです。

人それぞれ、何が心にきざまれるかは、違うものですね。

ゲーム大会は、超ラッキーなことに、筆者が好きな中村豊と森本稀哲が最初のほうに出てきたので、ばしばし と写真を撮りました。
豊さん１(24KB)　 ２(23KB)　 ３(23KB)　 ４(20KB)　 ５(18KB)

中村豊はクイズに際して「僕にわからないことは何もありません」とやったほかは、別に面白くないのですが、顔はいつ見てもめちゃくちゃ面白いです。
でも愛情をこめて撮ったら、こんなに男前になってしまいましたすみません。
男前中村豊(30KB)

森本は、テレビの『超野球』などでは大まじめで、むしろぎこちないのですが、こういう場ではなかなか面白いということがわかりました。
「パリーグのチーム名をぜんぶ答えよ」というクイズで、ファイターズを最後にまわし、あげく大リーグのチーム名を答えるとか、ぜったい準備してきたね、そのネタは。

なお、奈良原と少年野球のこどもたちの身長差、および井場との身長差をごらんください。
奈良原１(22KB)　２(22KB)　３(18KB)
いや、井場は高いところに上っているんですけどね。

どう見てもガンちゃんは出なさそうなので、食べ物を買って野球場のほうへ。
偽南渕は置いていきました。

練習中のガンちゃん、奈良原、中村豊をしつこく撮る筆者。
奈良原は小柄なので少年野球に見えますが、同じく小柄な中村豊は草野球に見えます。
ガンちゃん１(16KB)　２(20KB)

少年野球(19KB)

草野球１(22KB)　２(21KB)　３(5KB)

少年と、草野球の中年(15KB)

ところで、このエキシビジョンの相手をしてくれる草野球チームはかなりレベルが高い！
ファイターズは、毎年、シャレでわざと？　負けています。
そのため、プロ側は、ポジションを本職じゃない人に守らせてハンデをつけています。
去年に引き続き、予告先発投手は奈良原。
パンフレットには森本ひちょりが予告されておりましたが、森本は１塁コーチボックスで、でかいビデオカメラで敵を撮影したり、スタンドを撮影したりという不審な行動をする役でした。

井出んちの子が去年に引き続き、ベンチ入りしていました。去年は４歳だったくせにことしは５歳になり、しっかりとベースランニングをこなしていたので驚きました。

相手チーム「グレードＡ」の先発した速球派左腕は、いい球放るしカーブもよく曲がるんで、いま何年目だろう、プロにはいくのかな、と思いましたが、社会人じゃなくて草野球だってば＞自分！

…いろいろあって、今年はシーズン中にアレだったせいか、今回はスミ２で勝たせてもらい？ました。

この次はオークション。
ガンちゃんはお疲れでしょうに、ここでもがんばります。
最初の値をコールする仕事でも、いちいち笑いをとります。
壇上に上がってくる落札者にはいちいちマニアックなコメントをします。
おつりはナシで、というルールだったのですが、やっぱりそうもいかなかったので、寄付金の箱からおつりを出す気配りガンちゃんでもありました。
おつりガンちゃん(19KB)　コメントガンちゃん(22KB)

ガンちゃんと司会者が場を盛り上げるなか、試合では見られない、金子誠のシャイでさわやかな笑顔に釘付けになる筆者。
釘付けだったので、まじめな顔しか撮れませんでした。
本物はもっとステキ(18KB)

ＦＡ宣言で渦中の人となっている片岡、ウェアに用具にスパイクまで出品し、「やっぱり来年は使わないのか！」と全員が思ったところに、ガンちゃんがそれをネタにつっこみを入れます。
片岡の出したものは、いきなり１０万円をコールしたおじさんが一発で落札し、司会の「片岡選手に直接言いたいことがあるんじゃないんですか？」という問いに対し、「いや、あがっちゃって、早く席に帰りたいです」と答えて、さっさと戻っていきました。

……とにかく、片岡選手、その場は助かりました。
私らも、片岡が助かって助かりました。
ことしのあっちゃん１(13KB)　２(19KB)　３(23KB)　４(19KB)　５(29KB)

去年のオークションでじゃんけんをするあっちゃん(18KB)

ことしのあっちゃんガンちゃん１(16KB)　２(15KB)　３(15KB)

そうそう、オークションのとき「原田選手」の愛用の品が出まして、これを、特注原田ユニのおじさんが競り落としていました 。
ガンちゃんと豊さんの公認ファンサイトのWebマスターAKIKOさんによると、阪神に行った原田投手ではなく、確かに中日にいた原田のユニです…。そんなすごいファンがいるん ですね、よかった原田！

というわけで、最下位の年は春まで厳しい日々が続きますが、でも、東京のチームとは思えぬピュアなファンが集うこのイベント、来年も楽しみです。
じゃなくて、来年もファイターズらしい、よく粘る夢のある試合をたくさん見せて、ぜひ優勝してカープと対決してほしいものです。
　

（AKIKOさん、ご指摘をありがとうございました。2001/11/27付記）