偽南渕の
平日真昼のスタンド風景

2002/03/19 (火) 明治神宮野球場
「ヤクルト対中日」オープン戦観戦記

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今年も神宮は「中日劇場」です。

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さすがに、平日（3/19）の神宮球場「ヤクルトvs中日」のオープン戦にやってくる連中は、ユニークな人達のオンパレード。

●春休みで暇な学生（就職や進学で進路の決まった高卒生や大学生
時々、試合中に携帯電話で友人の合格や不合格の生々しい報告がやり取りされたりして、それが回りの観客の耳にいやでも入ってきて、思わず苦笑してしまったりする。
「〇〇はＫ大落ちたって？ オレも落ちたから×大に入ったんだよ。だから気にするなって〇〇に伝えといてよ」）

●応援団が最敬礼で挨拶する超ベテランの中日ファン
（ひょっとして、応援団ＯＢ？）

●明らかに仕事中で１時間ほどで球場を後にする営業マン
●女子高生二人組
茶髪・ミニスカ・ルーズソックスという今や古典的ルックスで現れ
て、男性ドラファンの視線を一心に集めていた（男子大学生の一群が、「席取って置いたよ」と果敢にアタックするも、完全に無視される）。
（ただし、こちらも授業中を抜け出したのか、１時間ほどで消滅）

私は、レフト側外野席、応援団の１ブロック分バックスクリーン寄りで観戦しましたが、さすが、こういうところに来る人達は「通」ですね。
野球経験者が多いせいか、コメントの鋭く的確なこと、勉強になります。

それにしても、こういう試合ですら、ファンの数でも応援団の質と量でも中日がヤクルトを圧倒しておりました。

中日側は、トランペット隊が2グループある上に、社会人系と学生系の複数グループが応援旗をいくつもはためかせていたのに対し、ヤクルト側はトランペット隊が１組のみ、応援旗はペタとラミレス共用の「ベネ ズエラ国旗」以外見当たらなかった様子。

なんでも、ヤクルト側の２つの応援団は対立していて仲が悪いという裏話をしている中日ファンもいました。

こと、応援については、相も変わらず中日がヤクルトを圧倒しているのですから、やはり神宮球場の職員とヤクルト球団関係者は、「お客様」としての中日ファンを大切にせざるを得ないわけですね。

そうそう。こんな人もいました。
●小学生を連れて、「中日ファン洗脳教育」を試みる家族ぐるみのドラファン
ただし、中日の打撃陣があまりに打てないので、ヤクルトファンになりそうな
子供たちを必死で引きとめようと涙ぐましい努力を継続中。
「ほら、あれが山崎選手よ。大きいでしょう」