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広島東洋カープ
2002年カレンダー
人口分布研究
バイトカープファン 東山にしこ（時給５５０円）
2001年10月17日、全国の予約者のもとに、広島東洋カープ様の2002年版カレンダーが届けられました。
なんか早くないですか。いつもこんな早いんですか。
カレンダーはやや大きめ、４色＋特色の５色刷り（たぶん）、１３枚綴で税込１１００円。
表紙は監督と支配下選手全員とコーチのほとんどをおさめた、７９人分の写真の行列で作られています。
東出が黒すぎます。
さて１月といえば。いちばんな人が来るのが相場です。
2001年のドラゴンズカレンダーは打席でクチをあける立浪内野手でしたし。
同年のジャイアンツカレンダーは、近所のたこやき屋にあるのを見る限り、ポーズをとる長嶋茂雄監督でした。
ところがカープは、2001年の新人７名です。やはり「育てる」カープですね。
廣瀬と横松は、大きな、プレー中の写真。
ほかの５人は並んでポーズをとっています。
この５人以外は、２月から12月まで、全員、プレー中の映像です。
載っている顔ぶれを見ると、主力選手は公式戦をやっている３月末から10月までの間に配置し
ています。また、スター度が高いほど、少ない人数で載っている点は他チームのカレンダーと同じです。
中日は、2001年は鈴木フミや種田がひとりで載り、ファンの度肝を抜きましたが、カープは一番少ない月でもふたりです。
相部屋とか相席てかんじです。
気づいたことをつらつら書いてるとキリがないので、一気にグラフにしてみました。
使用ソフト＝Microsoft(R) Excel version 2002
■カレンダー１枚あたりの人口密度
これは低いほど豪華。青い折れ線グラフを見ると、４月〜８月が豪華月ですね。
ではその面子は？
１月＝７人（廣瀬、横松、岡上、玉山、石橋、甲斐、田村）
２月＝４人（森笠、鶴田、福地、倉）
３月＝３人（高橋、浅井、長谷川）
４月＝２人（東出、木村(拓)）
５月＝２人（新井、金本）←笑うとこ。
６月＝２人（野村、佐々岡）
７月＝２人（黒田、緒方）
８月＝２人（前田、西山）
９月＝３人（横山、町田、玉木）
10月＝３人（小林、小山田、河内）
11月＝４人（嶋、菊地原、木村（一）、山内）
12月＝４人（瀬戸、苫米地、沢崎、朝山）
■カレンダー１枚あたりの掲載選手重要度
さきほど「４〜８月が豪華月」と申しましたが、別にほかの月が「シケ月」というわけではありません。
３月の３人は、その活躍が何度となく新聞やテレビで報道されましたし、９月の町田、10月の河内はグッズも販売されており、人気は豪華月の選手に負けません。
折れ線グラフの下にある積み上げ柱グラフは、そのあたりを反映させたものです。
主力度（紫の格子）＝規定打席数や規定投球回数に達した選手の人数を指数とする。資料は2001年10月13日付東京中日スポーツ。
３月＝１人（高橋）
４月＝２人（東出、木村(拓)）
５月＝１人（金本）
６月＝２人（野村、佐々岡）
７月＝１人（黒田）
人気度（緑の格子）＝2001年度球団公認グッズのある選手の人数を指数とする。資料は2001年通信販売カタログと「新井選手グッズ新発売」のチラシ。
４月＝２人（東出、木村(拓)）
５月＝２人（新井、金本）
６月＝２人（野村、佐々岡）
７月＝１人（緒方）
８月＝１人（前田）
９月＝１人（町田）
10月＝１人（河内）
11月＝１人（山内）
■カレンダー１枚あたりの掲載選手話題度
主力度と人気度は、2002年にはまた変わっていくでしょう。
また、公認グッズも、現在の選手の人気分布を反映しているとはいえません。
そこで、シーズンを通しての話題度を加味し、2002年のカレンダーとしての１枚ごとの重要度を測ってみましょう。
基準としたのは、その月に掲載されている選手が、2001年に中国新聞サイトの見出しになった延べ回数です。
話題度（薄い水色）＝その月に掲載されている選手が、2001年に中国新聞公式Webサイトのカープ情報ページの見出しになった延べ回数。
１月＝１回（廣瀬）
２月＝４回（鶴田３回、倉１回）
３月＝21回（高橋12回、浅井１回、長谷川８回）
４月＝４回（東出３回、木村(拓)１回）
５月＝７回（新井３回、金本４回）
６月＝16回（野村３回、佐々岡13回）
７月＝14回（黒田13回、緒方１回）
８月＝１回（前田１回）
９月＝７回（横山４回、町田３回）
10月＝３回（小山田１回、河内２回）
11月＝１回（山内１回）
これを見てわかるのは、やっぱり投手のほうが見出しになりやすいってことですね。
一生懸命数えて、そんな当たり前のことしか…。
さて。グラフ上で総合的に見ると、すべての条件が高いのは３月、６月、７月と読み取れます。
ただし、「話題度」は、よいことばかりで見出しになるわけではないし、見出しにないけど本文で活躍や成長を報じられている選手もいるわけで、判断材料としては半端ですね。
なので、話題度の棒ちょっと薄い色にしてありますから、がまんするんですよ。
というわけで、今年から来年にかけてのカープ選手の勢力図が、他球団のファンにもわかる、カレンダーの人選でありました。
みなさんもお気づきの点があればお知らせくださいね。
2001/10/20
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