東京ドームで見た
出身地別東西対抗試合
（バイトなので淡白なタイトルにしました）

バイトカープファン　東山にしこ（東京都出身）

観戦・撮影　2001年11月４日

ペナントレースも日本シリーズも終わって、ちょっとさびしくなったあたりで、パリーグの東西対抗に続き、12球団の出身地別東西対抗試合が行われるのはなかなか嬉しい企画です。

中日ファンとしては、今年も立浪は威張るのか、今年も福留はシーズン中に打たないようなホームランを打つのか、といった興味で見に行くわけですが、本業とバイトが同時にできる点もありがたいですね。

広島からの参加者は

・去年、同じ東西対抗で２回を投げ、ホームランを打たれ２失点して「らしさ」を発揮した高橋建（神奈川県出身、東軍）

・W杯に出るのでコンディションが気になる東出輝裕（福井県出身、東軍）

・とにかく何かやってほしい金本知憲（広島県出身、西軍）

・山本功児をコーチに従えた山本浩二西軍監督（広島県出身）

の４名です。

そうそう、下線部はクリックすると、試合前の練習風景の写真が出たりしますが、全体に遠写りで小さいのであまり期待しないでね。

試合は東軍の逆転勝ち。
カープはだれも表彰されませんでした。
東出は２打席１安打１四球。そつなく守備機会をこなし、筆者の隣の女性はいちいち「うまいじゃーん！」と爆笑していました。
練習中は、W杯仲間と仲良くしていました。

金本は３タコでした。遊ゴロをひとつ、東出にさばかれました。
金本は清原といっぱいおしゃべりしていました。
前日、清原さんはPRIDE17の試合前に同じ東京ドームでリングに上げられ、猪木にびんたをもらったことが報道されていました。
格闘技マニアどうしで、いつか対戦したいと言っているらしいこのふたり、たぶんそのことを面白おかしく…。

高橋は練習中は後輩松坂と並んで、阪神の上坂とキャッチボールをしていました。
上坂とは出身地も学校も勤務先もポジションも違うのですが…。

そのあと、みんな適当に柔軟運動なんかしているなか、ひとり所在なげに話し相手を探し、東都大学つながりの？？小久保とちょっと話し、あとはな にをつっ立っているのだろうと見ていたら、球拾いを始めました。

これがけっこういい走りで、ヨタ高の控え投手時代に球拾い魂が宿ってしまったのだろうかと筆者は思いました。

山本浩二監督は、バッティングケージのそばで打撃練習を見てました。
小さい若松東軍コーチを片手でわしづかみにしていました。
そこに高橋が挨拶に来ました。写真だと、「何だお前その金髪は」と言っているように見えますが、別にそんなことはないと思うのですが、去年もこのくらい黄色かったですよ。←浩二にそんなこと言いつけてどうする。

１回表、西軍がいきなり、柴原−小久保のダイエー勢で１点入れました。
それからは４回裏まで投手戦が続き、こういう交流試合にありがちな、つながらないヒットばかりで、「そろそろホームランがみたいなぁ」と観客が思い始めたころ。

東軍のピッチャー、高橋建。

「出るぞホームラン！（筆者）」「あっ金髪だ」「金髪だ」「金髪だ」「似合わない」「似合ってない」「似合わん」とどよめく客席。

高橋といえば珍しい人にホームランを打たれてなんぼですから、筆者はこんな予測を立てました。

８番谷繁＝三振　１アウト　西１−０東
９番福留＝三振　２アウト　西１−０東
１番柴原＝四球　２アウト　西１−０東
２番谷＝ホームラン　２アウト　西３−０東
３番小久保＝ピッチャーヒット　２アウト　西３−０東
４番清原＝三振　３アウト　西３−０東

谷繁は三振しました。
次、福留。
ボールから入った２球目をライトスタンドに…。

きっちり自分の仕事をこなす高橋さんに打ちのめされる筆者。
続く柴原はピッチャーゴロ。いいフィールディングで２アウトとりました。
球拾いの練習をしておいた成果ですね。

さて、２アウトから何が出るかわからない高橋、いよいよ筆者期待の谷です。この日は三振と二ゴロですから、珍しさに不足なし。いやがうえにも高まる期待。

ところが、何と城島に交代！
城島、低目を初球から大ファウルの連発。

「ストライク入れすぎだよー。のぐちん、頼むよ」
と、ハムの野口に願いをかける筆者。
のぐちん、外にはずす球を２つ３つ要求。
城島はレフトフライをあげ、これをレフトに入っていた赤星」が捕って、今年の高橋の失点は１にとどまりました。

おわり。また来年！