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2月11日（土）
この季節、夜遅くテレビをつけると、プロ野球のキャンプでだれが野良犬にエサをやったとか、くだらん情報がスポーツニュースをにぎわせているのが常でしたが今年は違います。
トリノオリンピックに、欧米に比べりゃ不利な条件をものともせず、表彰台への夢をかける若者たちの群像。野球のグローバル化のために、より大きな舞台で輝くことを第一に自分を鍛えるWBC日本代表のこと。そして、負けるものかとドイツでの好成績のため一歩ずつ前に進むジーコジャパンの男たち。
いつもの「日本人はプロ野球見せてりゃ喜ぶんだろ」みたいな２月の風景とはまったく違います。
さびしいよう、それ。さびしー。
「それではプロ野球のキャンプです」の声にいずまいを正して画面を見ても、WBCに行くやつらばっかりだしよう。
バレンタインデーには、いつも意外な選手がチョコレート数でチームナンバーワンになるけど、今年はそういうの発表してくれるんだろうか。
とりあえずトーチュウで、中日の高橋光信が「キャンプ時点ではいつも４番候補」の座を奪回したことはよくわかったが。
中スポもトーチュウも買えないし、ネットなんかやらない、そういう中日ファンはどうしているのだろう。
スポーツニュースがときどき、私の気に入らないことをする理由がやっとわかったんですけど…（私、うぶだったんでしょうか）。
あれはテレビ番組の番宣なんですね。だから、もうすぐ中継があるものが優先的に扱われるんだ。
それだけのこと。プロ野球、なんにも悪くないっ。プロ野球選手会はPowerPoint使いすぎだっ。おまらのこまこました図解見てると、老眼が進むわい。←ついでにやつあたり。
だからトリノだのWBCだの終わるまでのしんぼうだ。
それか、私も意地はらずにケーブルテレビでフジのCSと契約して『プロ野球ニュース』見られるようにすりゃいいんだよ。そうなんだよ。
でもそれじゃ、地上波に「プロ野球しかやらないスポーツニュース番組」が永久に帰ってこなくなる気がする…。
１月22日（日）
本日は、高橋光信トークショーのレポートです。
いつもよりほのぼのと書きますのでご了承ください。
※写真は、ファイルサイズのところをクリックすると表示されます。
年明け早々の１月２日、名古屋市内で中日ドラゴンズの高橋光信選手の新春トークショーが行われました。
その朝目覚めたら名古屋にいたわたくしは、せっかくなので地下鉄とJR東海道線を乗り継いで現場に侵入いたしました。
会場は神宮東中日ハウジングセンター。
40分前に到着したところ、会場は100脚ぐらいの椅子が満杯でした。
最前列あたりはユニフォームのレプリカやジャンパーを着たおじさんお兄さんがすでにできあがって盛り上がり中。なんでも朝６時から陣取っていたとか。
青いCDマークの帽子を被った子供づれのファミリーもたくさんつめかけてました。
最終的には200人ぐらいのお客さんを集めました。そんなきりのいい数字なわけないですけど、そこはお互い大人ですからひとつよろしく。
１月といえば野球に飢える季節。私も、道行く人を９人×９人拉致して、無理やり試合させたくなる衝動を抑えるのに必死です。
このところ、世間では野球の話題というと：
・WBCに出るなんてひとことも言ってない松井秀喜が「えーっ出ないの!?」と騒がれたり
・石井の件でヤクルト球団が嘘つきよばわりされたり（球団が嘘つきなのは確かだが、誰が話をややこしくしたかが無視されてるのはいかがなものか）
・中村ノリがマヨネーズの中に入ってたり
・井端の契約更改時に「１番とか２番の人はホームラン打たなくて地味だから２億円なんかあげない」という、それが本音だったらちょと嫌な発言が中日スポーツに載ったり
という気持ちの悪いものばかり。
そんな中、本物のみっちゃんに会えるのですからファンの期待もいやがうえにも高まります。
会場に流れていた邦楽が『燃えよドラゴンズ2005』に変わり、歓声の中司会のお姉さん（若杉さん）に続いてみっちゃん登場です。
グレーでまとめた冬服姿のみっちゃん、ふつうのおじさんみたいです！
おじさんといっても、去年の７月にやっと30歳になったところですが…。
あと、すごく寒そうです。（写真：約22KB）
私たち観客はずっと戸外で待っていたとはいえ、よく晴れて風も穏やかだったので、さほど体は冷えていないのですが、みっちゃんは日陰のプレハブ小屋（写真：約27KB）の中にいたので体の芯が冷えてしまったのかもしれません。ステージにいる間に温まってくるといいんですが。
さて、司会の若杉さんのインタビューにファンの質問をまじえ、間にみっちゃんのサイン色紙がもらえるクイズを10問挟むという構成でした。
インタビューとファンの質問の答を、適当な順番に並べ替えてご紹介しましょう。
録音してないので一字一句同じではないことをご了承ください。
最初に若杉さんが「高橋選手はこうしてお会いしてみると、意外と大らかでおだやかな人」と強調。そ、そんなフォローが必要なイメージを持たれているのかみっちゃん!?
ある意味映画俳優のような老け顔だけど、オフの別のイベントで見たときはとても面白くてフレンドリーで、笑顔の似合う人だと思ってきましたが…。
本人も「怖く見られるけれど見方を変えてください」と言っていました。そうか。怖い人だと誤解しなきゃいけなかったのか。全然誤解してなくてごめんなさい高橋選手。それでは今年から「高橋光信って怖そう」と誤解することにします。
Ｑ 今年の目標は？
Ａ 日本一です。
※これが最初の質問だったので「もう言ってしまっていいんですか」と若杉さんに進行上の問題を指摘されていました。
Ｑ 2005年の高橋選手といえば開幕２試合目の代打サヨナラホームランですね。
Ａ あれは最初は、自分で気づかず、一塁を踏んだところでベンチからみんなが飛び出して来てるので、あ、サヨナラ弾だったのかと。
Ｑ 打ったのは大魔神佐々木主浩投手の143km/h。初球でした。どうして打てたんでしょうか。
Ａ スタンドのみなさんが力をくれたんでしょう。何も考えず、いい球が来たから打ちました。
※みっちゃんが佐々木に引導を渡したんだと偽南渕がたいへん喜んでいました。さらに井上一樹も引導を渡しましたね。
Ｑ 高橋選手は代打の切り札ですが、この役割について。
Ａ 代打というのは試合が始まっても１時間半ぐらい待ち、そして出番は５分ぐらいしかありません。
※それでも気持ちをキープしなければならない、みたいな話だったかと。
Ｑ どうして代打の切り札なんですか（小学生の質問）。
Ａ 守れない、走れないからでしょう。
※自分で「選球眼があるから」とは言えないですよね…。
Ｑ 落合監督はどんな方ですか。
Ａ すごい人。言われるとおりにしています。
※落合監督にとって高橋光信は背番号66をゆずってくれた選手なので、特別な思いがあるようです。よく練習をするとほめているし、選球眼という長所をよく活かしていると思います。光信は落合監督になって伸びた人ですね。
潜在的な長打力と四球選びのうまさでは渡邉博幸の嫁のダンナと肩を並べていると思いますが、2005年は打撃（と出塁率）では渡邉を抜いてしまいました。
というか2005年、非レギュラーで打撃成績がトップだったのは実はみっちゃんです。
Ｑ 対戦した中で印象に残っている投手は？
Ａ サブマリン（ロッテの渡辺）。どこからボールが出てくるのかわからない。でもヒット打ちましたけど。
※でも打ちましたけど、は自慢したかったのだと思いましたが反応なし。かわいそう…。そう思ったなら私も拍手ぐらいしてやればよかったんですけどね。
Ｑ ライバルはだれですか。
Ａ タイロン。でもかなわないかな。自分かな。
※「ライバルは自分」という答はこの場で若杉さんにとてもほめられ、翌朝の中スポかトーチュウにも載っていましたが、実際には答えにくそうでした。
確かにあえていえば１塁を守るタイロン・ウッズなのですが、何しろ代打要員なので「こいつを蹴落として上にいくぞ」という意識でやってるんじゃないような気がします。
私としては前にも言った渡邉（略）がライバルなんじゃないかと思いますが、それもちょっと言いにくいですよね。
Ｑ 仲のいい選手はだれですか。
Ａ 上は川相さん、谷繁さん。下は英智。
英智はポジションがかぶらないでしょう。「ミツさんが出ないと（代走の）僕が出られない」と（励ましで）言われます。
川相さんは教えてくれる。なかなか教えてもらえることってないんです。
谷繁さんとは野球の話は全然しません。
※若杉さんに「（谷繁とは）大人の話をするんですね！」と言ってもらっていました。谷繁の件と川相の件は改めて感心しますが驚きはしません、しかし英智ですか。どんなことしゃべるんでしょうね。しゃべらなくても通じるんでしょうか。何が。
Ｑ 小学校時代のポジションは？
Ａ キャッチャー。高校で肩を手術したのでキャッチャーはできなくなりました。
キャッチャー出身なので（今１塁を守っていると）、ゴロが怖いです。
※この質問は、今小学校で野球をやっているらしい男の子からのものでした。
そうか、横浜高校の途中までキャッチャーだったのか。だから配球を読むのがうまいのかも。
Ｑ 野球をやめようと思ったことは？
Ａ 高校のときは先輩が、きびしくしつけをしてくださったんですが、（つらいことはあったけど）やめようと思ったことはないです。
Ｑ 何か験かつぎをしますか。
Ａ 打席でスイングを２回やります。３回やると三振しちゃうんです。今度球場に来て、何回やるか見てくださいね。１回だけのときは「あと１回！」と声をかけてください。
※若杉さんが「こういうのはテレビじゃわかりませんよねー！」とフォローしていました。
Ｑ （鍛えるために）毎日やっていることは？
Ａ バットを放さないこと。
※この答に、若杉さんがたぶん「プロを夢見る子供がよくやっているけれど、プロになってもしてるんですね！」という意味でだと思うんですが、「スーパースターなのに！」と返し、みっちゃん大いに照れていました。
Ａ 枕元に置いています。ドロボーが来たら困るでしょ（笑いをとる）。寝る前に『打たせてください』という気持ちをこめて握っています。
※ここでさらに「健康法は？」ときかれたみっちゃん、「腰痛の人はいますか？」と客席をいじってからその話を広げ始めました。
Ａ 朝起きたときに前屈をします。あと枕を腰の下に入れて寝転ぶのを繰り返します。
※若杉さんに「高橋選手が動くところを見たいので、前屈をやってみてください」と言われて、ちょっとだけやってみせてくれました。（写真：約23KB）
Ａ 好みの女性のタイプは？
Ｑ ま、のびのび…のびのびと、がんばっている女性が、いいんじゃないでしょうか。
※既婚者はふつうこの質問をされませんから、想定の範囲外だったのでしょう。かなりあてずっぽうなかんじで答えていました。
Ｑ これからの予定は？
Ａ 自主トレと…自主トレは場所は言えないですが、１月15日からナゴヤ球場で合同自主トレです。
※きょうの観客がナゴヤ球場に行ったら、みっちゃんが合言葉「２日」を言うので「行った」と答えてくれたらサインをする、という約束を一方的にしてくれました。ま、それもややこしいので、このあと別のカタチでフォローすることになったわけですが。
Ｑ どうしたらプロ野球選手になれるか、子供たちにメッセージを。
Ａ 夢を絶対あきらめないこと。
インタビューの途中に、高橋光信クイズが10問出題されました。
正解者にはサイン入り色紙がプレゼントされました。
色紙をもらうために壇上にあがり、若杉さんに「だれのファン？」と聞かれて「井端選手！」と正直に答えたお子さんもいました。みっちゃんはきちんとズッコケをやっていました。
※答はドラッグして反転させて見てください。
Ｑ 背番号は？
Ａ 0。
Ｑ 右投どっち打？
Ａ 右。
Ｑ 誕生日は1975年７月何日？
Ａ ７日。
Ｑ 出身高校は？
Ａ 横浜高校。
Ｑ 初ヒットの対戦チームは？
Ａ ヤクルト。
Ｑ 初ホームランを打った投手は？
Ａ 広島。投手はだれだったか忘れたそうです。
Ｑ バットに書いてある言葉は。
Ａ 高め。低めにひっかかりやすいので、コーチにバットにそう書いておけと言われ、書いたらひっかからなくなったそうです。
Ｑ 得意技は？
Ａ これはなかなか正解が出ず、しかたなく「選球眼」を正解としましたが、たぶん「押し出し」でしょう。と、偽南渕が申しておりました。
Ｑ ホームグラウンドは。
Ａ ナゴヤドーム。
Ｑ モットーは？
Ａ 感謝の気持ちを忘れずに。
印象的だった回答者について。
・最後の問題を答えた男の子は、どの質問にも手をあげていました。たぶん全問正解できたんだろうと思います。
・地元じゃマケ知らず♪ というか地元じゃ有名らしいおじさんが、世にもじょうずな似顔絵を掲げていました。これ、本人にプレゼントされました。（写真：約15KB）
・前のほうに、福留ユニを着て立ち見している背の高い、十代後半とおぼしき若者がいました。
これを朝６時から来ているおじさんたちがさかんにけんせいし、「もっと後ろにひっこめ」みたいなしぐさを何度もしていました。
この偽福留が質問のために手をあげたとき、若杉さんにも「背番号が違いますけど…」とやられていましたが、これがうまいぐあいにガス抜きとなり、おじさんたちが嬉しそうにバッシング。そこにみっちゃんが「いいですよ」と言ってくれたので、おじさんたちは「おまえら、親分さんがああおっしゃってるんだ、漢ならあの坊主を許してやれ」とばかりに、一気に鎮まったのでした。それなりに全員気分よくおさまったことでしょう…たぶん。
このあといったん帰りかけたのですが、サインをもらおうと人が集まってくるのを見て、即席のサイン会に変更されました。
並んでくれたら全員に書いて握手する、ということになり、司会の若杉さんに「こんなに親切な選手は初めてだ」とおせじをいただいていました。
トーチュウか中スポに載ったのはこのときの写真です。
選手個人のイベントに行くのは初めてなんですが、やっぱり私は中日ファンですから、身内の集まりみたいでほのぼのしますね。地元民じゃないのに、ふしぎな居心地のよさをかんじました。
好き嫌いで言えばカープのほうが好きだし、ルックスで言えばソフトバンクの大村も大好きなんですが、なんていうか、ナマでこういうのに行くのはこれからも中日とハムだけにし
ておこうかなあ、と思いました。
みっちゃんはオフに地元でけっこうファンサービスしてまして、特に養護施設で寿司を握るのはもう８年もやってるらしく、初参加の中村一生をべらんめぇ調でしかり飛ばすさまがトーチュウに載っていました。中村さん、かわいそう…。高橋光信さん怖い…←さっそく。
１月21日（土）
12月30日に「プロ野球選手の奥様はみんな年上」
説をぶっつぶして得意顔だった私だが、週刊ベースボール１月23日号を買ったら、カラーグラビアにこのオフに結婚式をあげた選手がぞろぞろと載っていて、その８組中７組が年上の夫人、一組だけが同い年だった。
ヤクルト岩村（26、夫人28歳、内野手）、ソフトバンク的場（28、夫人29歳、捕手）、阪神杉山（24、夫人25、投手）、ロッテ今江（22、夫人31、内野手）、横浜村田（24、夫人25、内野手）、オリックス宮本（24、夫人30、投手）、楽天渡邉（27、夫人30、投手）。（掲載順）
あなたがたは、私にケンカを販売なさっていますかｳｧｧｧﾝ。
あ、でも的場と杉山と村田は、学年は同じなのかもしれない。ってみれんがましいぞ私。
その他球界の話題といえばなんといっても、カープのホームグラウンドが広島駅前ヤード跡地に移転する件だが。
これ、カープファンの人が見てきてそのレポートを自分のサイトに載せているのですが、いやー、とんでもなくひと気のないところにあるようで。
そうなんですよね、都市というのは新幹線の駅を中心に発展するわけではありませんから。たまたま名古屋駅は駅前がいきなり開けていますから、名古屋市民はついつい錯覚してしまいますけどね。って、いつ私は名古屋市民になったのだ。
市民球場は思えば、広島の市街地をずーっと通っていったところにある。いい立地ですよね。
それですら、野村謙二郎でも引退しない限りいっぱいにならない。それが移転して、ほんとにだいじょうぶなんだろうか。策は練っているのだろうか。
株式会社広島東洋カープには「営業部」がないので、どこが旗を振り、どこが責任をとるか決まっていない。って、何も失敗を前提に言うことはないですね。成功したときにおいしい思いをするのがどこなのかが決まっていないからモチベーションが高まらない、みたいな言い方にするべきかな。
オリックスに買われたほうがむしろいいんじゃないか、なんて、川口や江藤と同郷の私に言われてる場合じゃないぞーバカープス。
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