index

反対でも支持 2005 3 19
「勉強になった」 2005 3 8
注射 2005 3 5
堤逮捕 2005 3 4

カテゴリ
■片山由美子（俳人）
■巨大プリムラポリアンサ
■Photoshop Elements 3.0

最新のクリーム

最近のフラッシュバック（ 思い出す光景）

1980＝みそっかすだったフジテレビがブレイクした
2005 3 19

2004＝いつのまにか「弥生会計」がライブドア製品に 2005 3 8

1987＝マイ・スギ花粉症元年 2005 3 5

1980＝初めて入ったプリンス系ホテルは新宿だった（親兄弟と夕食） 2005 3 4

私はフジサンケイグループの保守反動に属する政治的傾向が好きでない。
また、テレビ離れしていた若者を呼び戻した1980年代のフジテレビの頑張りは、当時若者だった私は拒絶した。フジのある報道番組は、テレビじたいを部屋から追い出 す決定打になった。
前にも書いたが、テレビは報道には向いていない。1980年代前半というのは、実は「政治の季節」だった。あまり伝えられていないが、そりゃ「三無主義」で軟弱な私らが担っていたからだ。 別に政治活動をしていたわけじゃなく、むしろ思い切り保守的な業界でバカOLをしていただけなのだが、それでもそんな時代にテレビなんてじれったくて構う気になれなかった。
まぁバラエティや歌番組やお笑いは私にも魅力的だったんだが、そんなの何かで代替できるからな。
この辺は何度も言って飽きられてると思うのでこのへんで。ちょっとは株の公開の話とつながるんだが、今回言いたいのはそれではない。

要するに、私はフジサンケイグループの言論が好きでないが、フジサンケイが自分の言論の傾向を守るための戦いは支持する。
株式を公開しているマスコミ企業にとり、だれが株主であるかはたいへん重要なことだ。
「何でもかんでも」ではないが、一番重要なものを守るために少々の（と言い切らせてほしい＞正義派の個人株主の皆様）間違いは長い目で見て見逃したい。空気読んで大型配当もするようだし。

考え方なんかだれがどうでもいい。マスコミじゃない人はもういい。だが同じマスコミの住人は言論機関の株が敵対的に買われることについて、自分がどこに属するかは保留にして対抗的態度をとるべきじゃないのか。

報道も商売である以上、それぞれの好きなように偏ることができるのが自由主義経済社会の最低条件だ。フジサンケイだけでなく朝日や日経がどっち側に偏向 しているかぐらい認識しているが、日本の社会は 「わかってて見るなら偏っていたって大丈夫」な程度には近代化されているのだ（これ、一種の愛国心ね）。

言論の危機は「お上」がもたらすものと限ったわけではない。

「でもフジテレビやニッポン放送がITに強い企業のおかげでよくなるならいいのではないか」と他人の言葉を借りて自分に問うてみる。
しかしインターネットは放送の代わりにはなりえないだろう。受け手が受信インフラを整えなきゃならないという点でもう勝ちようがない。 そういうメディアは、あってもいいし、こうやって活用させてもらっているが、一度受像機を買えばあとはなーんにもしなくてもタダ同然のものにとって代われるものではないだろう。

というかそんな話を真に受ける人といったい何を話せばいいのかわからない。

ライブドアが何をしようとしているかについては、人は堀江のその場しのぎの発言をいちいち真に受け、拡大解釈して語っているが、実際まだ何もわからないではないか。
要するにこれを機に強大なものに文句を言うのが楽しくてならないのだろう。そういう意味ではなるほど昨年のプロ野球機構批判や讀賣やナベツネや根来を批判するのと同じ構図だ。

もし堀江が放送局を狙っているのであれば、ネットとの融合なんかではなく、ごくふつうに放送局の経営者になるほうが失敗は小さいだろう。
電波メディアがネットをどれぐらい利用できるかについては堀江の話を聞く限りでは既存の放送人のほうがはるかに詳しいし、ニッポン放送のようなAMの（＝地域密着の）ラジオ番組なんてネットとの融合はむしろ進んでいるほうだ。
受け手も通信技術を利用した試みなんて、とっくに使えるもの使えないものを取捨選択し終えている。
たとえばそりゃもう堀江が生まれる前の大昔からネット普及後まで、何度も浮上する「受け手が展開を選ぶドラマ」というのは、もう何度もショボい状態で終わっている。結局つまらないからだ。
ライブドアはフジテレビにせよニッポン放送にせよ、IT戦略には手を出さず旧来のスタッフに任せたほうがいい。

去年の野球のときも書いたが、どうも堀江という人は感覚が古い。古臭い「新しい人」みたいだ。
それを自覚したほうがいいかもしれないし、実はもう自覚しているけどとぼけているのかもしれない。
だってほとんどの人は堀江を「新しい発想の人」と思っているからね、作戦はふつうに成功している。

なのでこの件について世間話をするのは難しい。溜まってしょうがないのでこんなところで大演説だ。

六価クローム（公害） フラッシュバック（1980）

ライブドア支持者の声で理解不能なのは「堀江社長のおかげで株のことが勉強できてよかった」「世の中が動いた」という意見があることだ。
一種の模範解答のように流通しているが、とんでもないと私は思う。よしあしの判断を放棄しているだけじゃないか。

放棄することじたいは何の問題もない。みんな忙しいんだからね。「デジタルで割り切れるものではない」だの「バカらしい番組作って何が報道機関だ」だの、スタートラインにすら立っていない的外れな批評をするよりマシ。

それではあまりに怠惰だと思う勤勉さで「勉強になったからいい」と言うのだろうか。
だが考えてみてほしい。たとえば酒鬼薔薇の事件で少年法の内容が議論され改正も行われ、また多くの人は東海村の核施設の事故で「臨界」という現象を知ったと思うが、 「堀江社長のおかげで」と言う人はあのときも同じ口で「核事故のおかげで勉強になった」「犯人は世の中を動かした」と言ったのだろうか。
それを思えば、一見気が効いているようなこのフレーズの無責任さがよくわかるのではないか。

世間を騒がせている話題については、人は何か意見を持たないといけないかのように思わされてしまうのだろうか。何もいつもいつも欠かさず、無理して意見なんか持たなくていいじゃないか。
そのほうが誠実な態度だと思う。当事者意識を持てる範囲は人それぞれ違う。同じじゃない。

だから私は、あらゆる時事問題にもれなくコメントしてしまう個人サイトとは、一線を画したいと思うんだなあ。みつを。

クリーム（何かそういうバンドあったよな） フラッシュバック（2004）

咳は町医者の注射１本で完治した。
注射直後からラリって足元が怪しくなり、会社を早退して早寝したが、起きたら「咳って何？　食べられるの？」状態に！

早っ！

アンド 痛快！

・ 咳や熱は自然治癒のための作用だから薬で妨げちゃだめだ
とか、
・薬で抑えた症状はぶり返す
とかいうのは正しいのだろうと私も思う。狙って注射で治したわけではないが、でもこの痛快さは、わかってて添加物だらけのもの食ったり、わかっててタバコ吸ったりする喜びに似てる！
酒もタバコもダメなうえ、コーヒーも止められてダサダサな私にとり、残されたものは「西洋医学に頼りまくり」だ！

ところで今年は空咳してる人間に「レンコン食え」言うのがブームのようだなぁ。すり下ろしてたくさん摂り入れる方法がメディアで紹介され るもので、咳してない人はみんな咳の人にこれを言う（つまり治ったという経験談じゃないんだよな）。
しかしアレルギーだったら特定のものを短期間に大量摂取するのはいかがなものもなのか。食物アレルギーを呼ぶだけじゃないか。
レンコンはまだしも、週刊誌あたりの花粉症特集で体質改善のためにとトマトやリンゴをすすめているのは目を疑う。花粉症の人はOAS（口腔内アレルギー症候群）のメジャーなアレルゲンであるトマトとリンゴの大食はお願いだから避けてほしい。

クリーム（コーヒーフレッシュを激甘に感じるのだが年のせいだろうか） フラッシュバック（1987）

堤義明が証券取引法違反容疑で逮捕されたのが３日の昼ごろ。そして同じ３日の朝、里谷多英の乱行を暴露する記事が掲載された週刊文春が発売される。

事件が起きたのは先月の頭だ。文春は一ヶ月のあいだ機をうかがってきたのだろうが、しかし堤が健在なら里谷の事件はもみ消されたかもしれない。そうしたら、多少もれ伝わるとしてももとよりお行儀がいいとはだれにも思われていない里谷選手のこと、大衆の興味をさしてひかずに終わり、大会出場権の剥奪に至る ほどの大々的な報道はされなかっただろう。

堤という重石がなくなって、今後もいろんなことがわかってくるのだろうけれど。
「ひとつの時代が終わった」、これは今回の逮捕をめぐってよく聞かれるフレーズだ。
堤には、関東の人間はけっこう楽しい思いをさせてもらってきた。私の老母は「前向き」と形容したが、確かに堤が用意してくれた公共施設は、強引ながらも豊かさを無邪気に楽しむ力をくれ、意味のない屈折から解放してくれたのは確かだ。
ただ、堤がやっていたのは地場産業だから、関東以外では何を騒いでおるのかという感想もあるのではないか。よくある関東限定ヒステリーのひとつかもしれない。

美容クリーム（脂性なので使えません） フラッシュバック（1980）