重症度１位
横浜ベイスターズ代表　南竜介外野手
2004年度代表選手　加藤武治（順位なし、最終順位リーグ６位）
2003年度代表選手　新沼慎二捕手（重症度３位、最終順位リーグ６位）
2002年度代表選手　福盛一夫投手（重症度同率８位、最終順位リーグ６位）
2001年度代表選手　竹下慎太郎投手（重症度同率３位、最終順位リーグ３位）
症　　状　花水、くしゃみ、目のかゆみ
キャリア　去年（2004年）から
対　　策　まだビギナーなので特にこれといってない
効　　果　（不明）
本人の弁　「来年になったらピタッと治ってたり……、しませんよね」
筆者より　今年も2003年に続きセ高パ低。
南じたいはくしゃみ７連発でショックを受けているほどウブなのだが、スギ花粉の飛散量の少なかった2004年にわざわざ発症したことを高く評価した。

重症度２位
福岡ソフトバンクホークス代表　星野順治投手
2004年度代表選手　稲嶺誉内野手（順位なし 最終順位リーグ１位　プレーオフ２位）
2003年度代表選手　スクルメタ投手（重症度12位　最終順位リーグ１位　日本一）
2002年度代表選手　小久保裕紀内野手（重症度６位　最終順位リーグ３位）
2001年度代表選手　王貞治監督（重症度８位　最終順位リーグ２位）
症　　状　（不明、秋にも出る）
キャリア　２、３年前に急にかかった
対　　策　ひたすら我慢、注射や薬はだんだん効かなくなるというので
効　　果　（なし）
本人の弁　「昨年は雁の巣球場で大変なことになってしまった」
筆者より　 ホークスの選手は極端に濃い顔と極端に薄い顔に別れているが、星野は小久保の移籍後「薄い顔選手会長」に任命された（私に）。ちなみに濃い顔の選手会長はずっと井口だったが、今年から城島である。

ところで星野は村田と同順位だが、同順位の場合は、前回2003年の重症度順に並べることとする。

重症度５位
阪神タイガース代表　伊代野貴照投手
2004年度代表選手　杉山直久投手（順位なし、最終成績リーグ４位）
2003年度代表選手　中谷仁捕手（重症度４位、最終成績リーグ１位）
2002年度代表選手　星野伸之投手（重症度11位、最終成績リーグ６位）
2003年度代表選手　葛西稔投手兼任コーチ（重症度12位、最終成績リーグ４位）
症　　状　花水と涙目、特に花水はティッシュを探すのが間に合わないほど
キャリア　小学校高学年から（今年10月に25歳）
対　　策　花粉が多そうな日の前日に服薬、保湿効果のあるティッシュを使う
効　　果　保湿ティッシュは「かなり違います」
本人の弁　「なった人しかわからないつらさですよね」
筆者より　「これに名が出たベテランは、その年に引退や戦力外通告ということが多いので注意が必要 」と書いたら、阪神は３年連続若者で来るようになった。
伊代野によると広島の二軍の球場がある由宇はかなり花粉の飛散が多いそうだ。でもカープ二軍には山内が花粉ＣＵＴ飴を配っているから大丈夫だ（そのネタくどいぞ＞私）。

葛西のときに添えた「自分が風邪なのか花粉症なのかわからない初心者用の表」は、世間話の際にたいへん便利なので今年も再掲しておく。
というか血液検査をしてスギとヒノキの花粉が陽性だったらそれが「（スギ／ヒノキ）花粉症」である。実に単純な話だと思うのだが。

重症度６位
西武ライオンズ代表　 小野寺力外野手（ママ）
2004年度代表選手　小野寺力投手（順位なし、最終順位リーグ２位、プレーオフ１位、日本一）
2003年度代表選手　大井久士（チームスタッフ）（重症度11位、最終順位リーグ２位）
2002年度代表選手　田辺徳雄コーチ（重症度８位、最終順位リーグ１位）
2001年度代表選手　広橋公寿コーチ（重症度同率３位、最終順位リーグ２位）
症　　状　花粉の多い日は結構つらい（具体的には不明）
キャリア　高校２年生の時から
対　　策　これといってやっていない
効　　果　（不明）
本人の弁　「 ４月になれば、それほどつらくなくなるんですよ。出たとしても３月のうちの数日間ぐらい」
筆者より　西武の代表は２年連続で 「小野寺力」なのだが、2004年には「小野寺力投手」が出てきて中３のときに発症し、つらくてたまらないので花粉症は注射で治したと言っている。2005年には「小野寺力外野手」が出てきて高２のときに発症し、３月の数日間しかひどくないので対策はしないと言っている。
まあポジションは誤植なのだろうけれど…。
さらに不思議なのは、2004年の写真より2005年の写真のほうが顔に肉がついてがっちりしているのだが、名鑑を見ると体重は2004年＝91kg、2005年＝83kgである。ついでに言うと好きなタイプは2004年は矢田亜希子、2005年は加藤あい。
表にすると以下のとおりだ。筆者にはもう、何がなにやら。

★＝「花粉症」特集の記載より
☆＝選手名鑑の記載より

重症度７位
ヤクルトスワローズ代表　 五十嵐亮太投手
2004年度代表選手　水谷新太郎守備走塁コーチ（順位なし、最終順位リーグ２位）
2003年度代表選手　杉村繁打撃走塁コーチ（重症度10位、最終順位リーグ４位）
2002年度代表選手　三木肇内野手（重症度３位、最終順位リーグ２位）
2001年度代表選手　伊藤智仁（重症度同率１位、最終順位リーグ１位、日本一）
症　　状　目がかゆい、花水が止まらない、ストレスがたまる
キャリア　２年前に突然発症
対　　策　予防注射、練習中はサングラス、マスク
効　　果　（不明だが本人の対抗意識は強い）
本人の弁　「 マウンドに上がるとテンションが上がって、すべて忘れてしまう」
筆者より　 五十嵐は系列のフジテレビの番組で、リラックスしてよくしゃべれるようになった。
「球は速いが不器用」というキャラクターを、古田や宮本といったタレント選手の先輩に押し付けられていたのをうまく継承したようだ。見掛けがよく芸風に華があるのに、本人は自分にまだ欠けているところをわざわざ探しては悔しがるという、「負けず嫌いの負け上手」の線を狙っているようで、そのへんは外見と同じようにSMAPの木村拓哉と似ている。
そんな五十嵐にとり、花粉症というのは適度にマヌケでいい小道具だ。頑張って欲しい。

重症度８位
東北楽天ゴールデンイーグルス代表　 小池秀郎投手
症　　状　鼻がむずむず、体が熱っぽく
キャリア　３年前に急に始まった
対　　策　 キャンプ前に注射、鼻を機械で洗浄、うがい、手洗い、マスク、めがね
効　　果　やっぱり春先は調子出ない
本人の弁　「マスクはいろいろ試行錯誤して選んだやつなんですけど、それでも入ってきますからね、花粉のやつは」
筆者より　 小池は発症してすぐ耳鼻科で診断を受けており、筆者の中では高評価である。また自分のアレルゲンをよく把握している。さすがにそういう患者が増えてきていることと思うが。
花粉のほかに小池は「湿気、ほこり」を挙げている。ほこりはともかく「湿気」 を挙げるのは、もしかしたらこの人はアレルギーとのつきあいが長いのかもしれない。

重症度９位
千葉ロッテマリーンズ代表　 渡辺俊介投手
2004年度代表選手　渡辺俊介投手（順位なし　最終順位リーグ４位）
2003年度代表選手　井上純外野手（重症度８位　最終順位リーグ４位）
2002年度代表選手　佐藤兼伊知コーチ（重症度１位　最終順位リーグ４位）
2001年度代表選手　酒井忠晴内野手（重症度同率３位　最終順位リーグ５位）
症　　状　くしゃみが止まらない、厳密にはハウスダストアレルギー
キャリア　 小学校の頃、その後ブランクあり（2004年のコメントより）
対　　策　乳酸菌飲料を毎日飲む
効　　果　そんなにひどくなっていない
本人の弁　「花粉症なのか、ハウスダストなのかはわからない」
筆者より　２年連続で「花粉症の季節に発症するけれど自分のアレルゲンはハウスダスト」だと言っているのに 何が「わからない」なんだろう…。
ただ、検査をしてそう言っているのかどうかは不明。

重症度10位
日本ハムファイターズ代表　小田智之内野手
2004年度代表選手　古城茂幸内野手（順位なし、最終順位リーグ３位、プレーオフ３位）
2003年度代表選手　奈良原浩内野手（重症度９位、最終順位リーグ５位）
2002年度代表選手　花増幸二トレーニングコーチ（重症度５位、最終順位リーグ５位）
2001年度成績　竹内昌也投手（重症度同率１位、最終順位リーグ６位）
症　　状　真っ先に目に来る、花がグズグズ
キャリア　（不明）鼻は３年前骨折して以来粘膜が弱くなった気がする
対　　策　なし、薬は眠くなる、ゴーグルは不器用なので付けたくない
効　　果　（不明）
本人の弁　「二軍にいて鎌ヶ谷で練習や試合をやっている時は、ひどかった」
筆者より　小田は2005年は一軍でオープン戦で本塁打２発などなかなか好調。
花粉症のない札幌に、つまり一軍に行きたいということを控えめに表していてなかなかけっこう。