重症度５位●「びっくり対策グッズ」は健在だった
オリックスバファローズ代表　北川博敏内野手
2008年度代表選手　辻俊哉捕手（重症度７位、最終順位リーグ２位）
2007年度代表選手　北川博敏内野手（重症度２位、最終順位リーグ６位）
　対策グッズ＝健康食品
2006年度代表選手　菊地原毅投手（重症度８位、最終順位リーグ５位）
　対策グッズ＝なし
2005年度代表選手　吉川勝成投手（重症度11位、最終順位リーグ４位）
　対策グッズ＝ヨーグルト
2004年度代表選手　金田政彦投手（順位なし、最終順位リーグ６位）
2003年度代表選手　葛城育郎外野手（重症度７位、最終順位リーグ６位）
　対策グッズ＝レンコンをすった特効薬
2002年度代表選手　吉原孝介捕手（重症度11位、最終順位リーグ６位）
　対策グッズ＝てん茶
2001年度代表選手　金田政彦投手（重症度12位、最終順位リーグ４位）
　対策グッズ＝セラミック製の石みたいなもの
症　　状　くしゃみ、花水、鼻づまり
キャリア　昔から長いつきあい（2007年の証言）
対　　策　鼻腔を広げるテープ、手で目を触らない、炭酸飲料でうがい
効　　果　炭酸飲料でノドの奥を洗い流すとすごくすっきりする
本人の弁　「結構刺激はきついんだけど、気持ちいいんで、ぜひやってみてください！」
筆者より　『あるある大辞典』を継ぐ唯一の存在、オリックスバファローズの「びっくり対策グッズ」が帰ってきた！
北川は2007年にも代表になっているが、「健康食品」よりも炭酸飲料が効くとは。
しかもそれを教えたのが元カープの菊地原である。本人が代表になったときは対策グッズにはふれていなかったが、その穴を埋めるかのように変なことを！
菊地原じしんは、いったい何を思ってうがいを思いついたのだろうか。飴で花粉症を治していた山内泰幸に教わったのだろうか。
北川は「ぜひやってみてください！」というが、悪いけどやりたくない。

重症度６位●二軍だもの…
日本ハムファイターズ代表　ダース・ローマシュ匡投手
2008年度代表選手　金子洋平外野手（重症度12位 最終順位リーグ３位、プレーオフ２位）
2007年度代表選手　伊藤剛投手（重症度３位 最終順位リーグ１位、プレーオフ１位）
2006年度代表選手　金森敬之投手（重症度11位 最終順位リーグ１位、プレーオフ１位、日本一、アジア一）
2005年度代表選手　小田智之内野手（重症度10位、最終順位リーグ５位）
2004年度代表選手　古城茂幸内野手（順位なし、最終順位リーグ３位、プレーオフ３位）
2003年度代表選手　奈良原浩内野手（重症度９位、最終順位リーグ５位）
2002年度代表選手　花増幸二トレーニングコーチ（重症度５位、最終順位リーグ５位）
2001年度成績　竹内昌也投手（重症度同率１位、最終順位リーグ６位）
症　　状　目のかゆみ、花がムズムズ、いつもではないがときどき出る
キャリア　高校生のころ
対　　策　薬、サングラス
効　　果　なし、「もう治しようがない」
本人の弁　「特に（西武ドームや鎌ヶ谷の）試合のときは最悪」
筆者より　インド人の血をひいているのにカレーが苦手、というのが売りのダース。花粉症のほうはとくに試合中がつらいと、ずいぶん正直だ。試合中に症状が出る患者と出ない患者の違いはどこなんだろう。中日の山井が試合中は大丈夫だといっているのは本拠地がドーム球場だからだろうけど。

2009/3/29

重症度９位●レーザー治療、カープに定着！
広島東洋カープ代表　中田廉投手
2008年度代表選手　広池浩司投手（重症度10位、最終順位リーグ４位）
2007年度代表選手　フェルナンデス投手（重症度８位、最終順位リーグ５位）
2006年度代表選手　梅原伸亮投手（重症度６位、最終順位リーグ５位）
2005年度代表選手　丸木唯投手（重症度12位、最終順位リーグ６位）
2004年度代表選手　東出輝裕内野手（順位なし、最終順位リーグ５位）
2003年度代表選手　東出輝裕内野手（重症度同率２位、最終順位リーグ５位）
2002年度代表選手　東出輝裕内野手（重症度同率８位、最終順位リーグ５位）
2001年度代表選手　山内泰幸投手（重症度10位、最終順位リーグ４位）←「花粉CUT飴」を同僚に配っていた
症　　状　花水で苦しい、部屋中ティッシュだらけ
キャリア　もともと（入団前から、の意と思われる）
対　　策　球団から支給されたもの（薬？）
効　　果　少しはよくなった
本人の弁　 「来年は耳鼻科で、花の粘膜を焼くレーザー治療を受けるつもりです」
筆者より　昨年の広池に続き、今年の中田もレーザー治療を受けるとのこと。カープにもそんな金のかかる治療法が定着しつつあるようだ。
ところで球団から支給された「もの」というのは薬のことだと思うが、山内二軍投手コーチが配る飴のことだったらどうしよう（くどい）。

重症度10位●楽天、ふたたびＢクラスに
東北楽天ゴールデンイーグルス代表　朝井秀樹投手
2008年度代表選手　橋上秀樹ヘッドコーチ（重症度６位、最終順位リーグ５位）
2007年度代表選手　銀次捕手（重症度10位、最終順位リーグ４位）
2006年度代表選手　鉄平外野手（重症度12位、最終順位リーグ６位）
2005年度代表選手　小池秀郎投手（重症度８位、最終順位リーグ６位）
症　　状　花水
キャリア　近鉄時代（2002年〜2004年）に発症
対　　策　トレーナーから薬をもらっている
効　　果　試合中は集中しているから気にならないが、ベンチに帰れば花水が止まらない
本人の弁　「突然、治ることもあるらしいので、そうなることを願っています」
筆者より　試合に集中していると気にならない、というフレーズがあるとこの「花水対決」ではＢクラスになってしまうのだ。
近鉄時代は、日向キャンプのレスト場外が杉林だったため、アレルゲンが許容量を超えてしまった、というのが本人の分析である。せっかくそこまで勉強したのに低い順位で残念。

重症度11位●花粉は湿気に弱い？
福岡ソフトバンクホークス代表　本多雄一内野手
2008年度代表選手　秋山幸二総合コーチ（重症度８位 最終順位リーグ６位）
2007年度代表選手　秋山幸二総合コーチ（重症度４位 最終順位リーグ３位 プレーオフ３位）
2006年度代表選手　江川智晃内野手（重症度７位 最終順位リーグ３位 プレーオフ３位）
2005年度代表選手　星野順治投手（重症度２位 最終順位リーグ１位　プレーオフ２位）
2004年度代表選手　稲嶺誉内野手（順位なし 最終順位リーグ１位　プレーオフ２位）
2003年度代表選手　スクルメタ投手（重症度12位　最終順位リーグ１位　日本一）
2002年度代表選手　小久保裕紀内野手（重症度６位　最終順位リーグ３位）
2001年度代表選手　王貞治監督（重症度８位　最終順位リーグ２位）
症　　状　（不明）
キャリア　（不明）
対　　策　禁止薬物を含まない処方による薬、まわりの同病の選手との情報交換
効　　果　薬のおかげでひところよりはだいぶマシに
本人の弁　 「結構気を使っています」
筆者より　 本多はブログをやっていて、それによると、キャンプ中にファンの人に小さな超音波加湿器をもらったそうだ。「花粉は湿気に弱い」ので助かったといっている。何かの勘違いであろう。
ブログのコメントにはほかのおすすめ対策や、「対策グッズを差し入れします！」みたいな書き込みが集まっていた。
自分も花粉症なので「つらいですよね」という書き込みも多いなか、逆に自分は花粉症でないので、つらさをわかってあげられないといっているファンが何人かいて、ちょっとほほえましかった。
ファンのコメントによると、秋山新監督の現役時代の花粉症は有名だったようだね。あとホークスでは和田も花粉症だそうです。来年の代表を選ぶ人は参考にしてください。

＜恒例・顔別選手会長コーナー＞極端に濃い顔と極端に薄い顔に二分されるホークス選手。それぞれに選手会長をわたしが任命しているが、濃い顔側選手会長は馬原投手、薄い顔側選手会長は小久保内野手で今年も変わりなし。