●目指せ４００号＠中日戦

偽仁志（ドラゴンズ公式Webのスコアボードで観戦）：清原、帰ってきましたね。

偽南渕（同じく勤務先でWeb観戦：←ただし６−０になったところで見切りをつけて、台風の余波で電車が止まりそうになったので、そのまま結果も見ずに帰宅したんだからね。そっちはまたくだらない賭けでもしてたんだろう。

偽仁志：してないけど、「キヨは中日戦で復活、ホームランを打つ」ぐらいの予言はしてたよん。

偽南渕：通算第３９９号だろ？　なんか巨人ファンが喜ぶ試合が多いよなあ、うち。

偽仁志：開幕スタメン落ち以来不調だった清原の復活１号ホームランもうち。しかも私らの目の前で。

偽南渕：そうだったね。清原はうちからは３割、ヤクルトからも１割ちょっと、でもほかのチームからは１本も打っていない。

偽仁志：だからうちとの試合で復帰させたんだね。こっちも汚れ役の中山で出迎えさ。

偽南渕：清原の打席の時点で、もう６対１だったからね。そういえばエラーが３つあったんだって？

偽仁志：バンチが２つ、福留が第７号。でもこの日の笑いどころはここじゃないです。フジテレビの「プロ野球ニュース」見なかった？

偽南渕：見ない。

偽仁志：いやー面白いものが映ってたよ。１５０号ホームランが待たれているやまさきですが、安打を放ったところで職員の女性が勘違いして大きな花束を持っていってしまったのさ。

偽南渕：わははははは。

偽仁志：あと、翌朝のトーチュウに載っていた話。優勝した１９８８年の７月７日も巨人に負けて５ゲーム差だったから、縁起がいいんだって。

偽南渕：またそれかよ。そんなこと言ってちゃダメだよう。

●ワルになれ！

偽仁志：ジャイアンツ、これで２位ヤクルトと５ゲーム差だよ。ジャイアンツの独走って、ひょっとしてうちのせいでは。

巨人の対戦成績（７月７日現在）

　ヤクルト　　５勝９敗（勝率35.7％）
　中　　日　１０勝４敗（勝率71.4％）
　広　　島　　７勝７敗（勝率50.0％）
　横　　浜　１０勝５敗（勝率66.7％）
　阪　　神　１０勝６敗（勝率62.5％）

偽南渕：ヤクルトと広島、こんなに健闘してるんだ。とくにヤクルト。

偽仁志：うちが横浜に大敗した日の、ヤクルトの９回裏の逆転勝ちとかね。

偽南渕：広島だってピッチャー全然足りないのに食いついていくし。

偽仁志：横浜も10敗してるけど、６月に３タテにしてたじゃん。

偽南渕：みんなで力を合わせてセリーグの灯を消すまいとしているのに。これじゃ悪役だよ、うち。

偽仁志：そういう悪役じゃだめだね。自分は最下位争いをしていながら、いっぽうで巨人が首位に立っても立ってもひきずりおろす。直接対決では必ず勝ち越し、また首位を追うカープやスワローズにはやすやすと負ける。こういう悪役になってほしいね。

偽南渕：かっこいいけど「最下位争い」は余計です。

偽仁志：ていうか。今ホントにそれをやってるのが横浜ベイスターズですね。

　翌日７月８日は、清原も帰ってきたけどよく考えたらこいつも先発ローテーションに戻ってきたんだ、の山本昌が同点のまま９回投げて10回表に勝ち越し、ギャラードが１点差を豪速球による三者三振で守り、２対３でやっとの勝利。順位は３位のままだが、２位ヤクルトとゲーム差なしになった。

　江藤の20号ソロＨＲによる１点を山本昌の２点タイムリーで逆転、代打村田に同点にされたが、勝ち越しは代打井上の犠牲フライによるものという異色の点の取り方で、面白いと言えないこともない試合ではあった。

偽南渕：引退かと思ったけど、山本昌、これなら来年もやれるかな。

偽仁志：引退までに一度ホームランか猛打賞かサイクルヒットを経験させたいね！

７月９日（東京ドーム）

中日　０００　０００　０００｜０（３位）
巨人　１０２　１００　１０ｘ｜５（首位）

●投手
中日＝野口−鈴木平
巨人＝河原

勝投手＝河原（４試合２勝）
負投手＝野口（１７試合５勝７敗）

●本塁打
清水（Ｇ）７号

●宿題済ませてオールスター♪

偽仁志（ＴＢＳラジオの音声と日本テレビの映像で観戦）：この巨人対中日３連戦で出るかと思われた清原感動の４００号ホームランですが、結局出ませんでした。

偽南渕（Web観戦）：２戦目は凡退したし、３戦目の９日は楽勝ベースだったんで清原の出番じたいがナシ。

偽仁志：ああ、うちのせいで、みんなが待ってる清原の記念すべき４００号がまた封印されてしまった。きょうの汚れ役は佐野か、さかな（鈴木平）に決めてたのに。

偽南渕：わけのわからんわがままを言ってもダメ。きょう打ったってヒーローは完封勝利の河原と最初の得点を挙げるヒットと盗塁、ダメ押しのホームランを打った清水だもの。清原はもっとおいしいところで出したほうがいいに決まっている。

偽仁志：エース上原や抑えの槙原が故障で抹消でも、こうやって河原が復活してくる。ジャイが優勝のために課せられた宿題は次々に片付いていくね。

偽南渕：やだなあ。

偽仁志：やだよう。巨人にだけは勝てって何回も言ってっだろ。

偽南渕：もうそれどころじゃないんだから、うちは。きょうは野口で負けるときのパターンそのままだ。勝手にパスボールで自滅して先制され、打線がやる気をなくし、どんどん雰囲気が悪くなる。これはどこが相手でも同じ。

偽仁志：同じだけどさ。去年あれだけ巨人戦でホームラン打っていたゴメスを封じ込めてることといい、向こうはコツコツと中日退治を進めてるじゃないですか。もうそろそろ中日が怖くなくなってきてることでしょう。なんでうちはしないんですか、巨人退治。

偽南渕：だからそれどころじゃないの。もちろんミーティングや研究はしてるだろうけど、それが実現できないの。

偽仁志：だいたいジャイが優勝する年というのは、ふつうはヤクルトあたりが戦犯で、うちがいっしょうけんめい追い上げるけど届かず、というのが相場ですが、なにかい、今年はうちが戦犯かい。

偽南渕：オフに巨人相手にさんざん大見得切ったのにねぇ。

●久慈、通算３安打！

偽仁志：きょう唯一の明るい話題は、うちの先発投手が珍しく相手の先発に打たれなかったことです。

偽南渕：違うと思う。二死から野口がヒットを打ったことならともかく。

偽仁志：はいはい。８回表の代打久慈の３本目のヒットですね。

偽南渕：続いて神野がツーベースでノーアウト２、３塁になったんだよな。ここで関川、なのにまともな外野フライが打てないんだもんなあ。

偽仁志：久慈、ホームタッチアウト！　せっかく久慈が！　本塁突いたのに！　久慈なんだからセーフにしてくれよ！

偽南渕：確かにちょっときわどかったね。

偽仁志：あれが３回目のチャンスで、このところ代打が終盤にちょこっと点を取ってたのできょうも完封は阻止するかと思ったのですが、この日はだめでしたね。

偽南渕：なさけないよう。

偽仁志：いつも言っていますが、「負け試合、最後の攻撃、走者なし二死、三人目のバッターは立浪」は今後やめてください。まずヒットなんか出ないから見ててがっくりくるし、せっかく３割なのに打率落ちるだけだからさー。

偽南渕：やめろ、って、どうやってやめるんだよ。たっちゃんは「選手会長が何とかせにゃいかんじゃないか」という見せしめで出てくるんだよ。きょうなんかレフトに回してまで打たせてたもんな。

偽仁志：きのうは２度もチャンスメークで活躍してたたっちゃん、きょうは無安打か。

偽南渕：始めこそいい当たりしてたようだけど、テレビ中継始まったころには巨人バッテリーに読まれきって電池切れてましたねぇ。やまさきは？

偽仁志：打率はローズに抜かれてこのところ２位。

偽南渕：やまさきがきょう無意味な１５０号ホームラン打ったらどうしようかと思ったよ。

偽仁志：わははは。そしたら清原にも無意味な４００号打ってもらわないと不公平だね！

偽南渕：次はどこ？

偽仁志：火曜からナゴヤドームで阪神戦。先発は川上とだれかとだれか…。山本昌は復活してくれたけど、次の出番は週末かな。

偽南渕：山本、どちらかといえば、ローソクの炎が消える前の最後のひと踏ん張りという雰囲気も漂わせていたなあ。これでマサ兄いが引退しちゃったら、また先発陣の数が足りなくなるぞ。１２球団一の投手陣て何だったんでしょうか。