偽南渕怒りのコラム

山�ｱの本質を理解していない
中日ベンチはダメ！

●１回：二死一塁で、本日ゴメス欠場の消去法四番となった山�ｱに打順が。
走者一塁の時には比較的長打を打つのでちょっと期待していたら、あろうことか、中日ベンチは福留に盗塁のサインを出して、なんと成功。

「なんてことをするんだ！」

事情をよく知っている中日ファンの怒りがテレビの画面からでも伝わってきたのに対し、そんなマイナーな事情を知らぬ阪神側の解説陣がなぜかびびっていたのが愛敬で、案の定、山�ｱはカーライルに苦もなくひねられて三振。

●４回：先頭打者の三番福留がヒットで出塁し、無死一塁で山�ｱに打順が回る。「ゴロを打ってしまう併殺だけは避けねば」。責任感の強い山�ｱは必死に粘ってフルカウントに。ところが、またもやカーライルにひねられて三振を食らった上に、自動的に二塁にスタートした福留も盗塁失敗の形になり、三振ゲッツー。結果的には山�ｱの恐れたとおりに。

●７回：阪神に１点リードされたまま７回に突入したが、走者がいない先頭打者。こういうときは山�ｱの本領が発揮される。リラックスできる場面なうえ、浜風の助けも借りて見事に左中間に打ちかえし同点のソロ本塁打。さすが、こういうときに頼りになる男である。（これはほんとに誉め言葉）

●８回：一死二三塁で、福留のサードゴロで荒木が突っ込んで１点勝ち越した二死三塁の場面で山�ｱ登場。
山�ｱの本質を知らない阪神側解説陣は、「次のバッターが左打者でヒットゾーンの広い立浪なので、先ほどホームランを打っているとはいえ、ここは山�ｱと勝負でしょう」。
先ほどのソロホームランがなんの参考にもならないことを知っているのは中日ファンだけ。予想通り、三塁ファールポップフライに倒れる山�ｱ。でも、阪神の解説陣には彼の秘密がばれなかったのが救いか。

●１０回：神野殊勲の二塁打で２点勝ち越して二死二塁となり、阪神側ががっくりきている非常に気楽な場面で山�ｱ登場。でも、山�ｱにとっては、プレッシャーのかかるただの得点圏でしかない。やはり、とどめの一打を放つ余裕もなく、あっさりレフトにポップフライを打ち上げ、「ミスターポップ」の名をほしいままに。

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