オフ南西対談1:戦力の均衡化を
■番組名
『プロ野球オールスター クイズ&ゲームNo.1決定戦2005』
1月3日午後4時〜4時25分 テレビ東京系
■中日ドラゴンズ出演選手 柳沢裕一
小笠原孝
山井大介
■中日ドラゴンズ成績 最下位
●優勝したのに地味
偽仁志:この番組で中日は、2001年には2位、2002年には優勝してましたね。2003年は11位か最下位だったようだけど。
偽南渕:2004年はキミがこの対談をサボったけど、4位だった。谷繁が大きな別荘の値段を当て
てMVPになったけど。
偽仁志:熱海でロケしたんだよね2004年。永川はほかのテレ東の番組で「タレント活動をしてみたい」と抜かした
だけあって調子こきすぎ、高橋は後輩をよく引っ張ってたけど歳には勝てずロケバスで居眠り、長谷川は東京の番組だと地味だね。
偽南渕:カープはいいから中日の心配をしなさい!
偽仁志:でもこの番組、年々よくなってはいるよ。前は長々と、食い物や店やロケ先のことを宣伝してて、かんじんの選手の場面になかなかならず、そりゃもうイライラしたものだよ。
偽南渕:ふつうはゆったりした気持ちで、おいしそうな食べ物や珍しいものを楽しむ番組なんだよ。
偽仁志:予算がさらに苦しくなったのか、時間も短くなるいっぽうだし、今年は熱海行きもナシ。ロケ地は東京の埋立地にある大田スタジアムだよ! いい球場ではあるけどね。でもクイズやゲームに集中してくれたし、短気な私にはよかったよ。
偽南渕:そんなことより中日だろ中日。
偽仁志:不思議な人選でしたね。去年谷繁がけっこう座持ちのいいところを見せたのに、今年は山井、小笠原に柳沢。
偽南渕:他球団を見てもわかるように、前年に活躍した人か、この番組になるといい味出してみせるダイエーの田口やヤクルトの度会みたいなのが選ばれるのがふつうなんだけど。去年ウチは谷繁、山本昌、
関川と主力揃いだったのに、今年はどう見ても人選が地味。
偽仁志:柳沢は谷繁の代わりなのか? ひとりはローテ投手とかエース格とかレギュラー野手が出ていてもいいのに。
偽南渕:一番惜しかったのは山井だよ。ゴーグルしてくるべきだったよ山井。そしたら「ああ、何かこういうのいたなあ」と
中日ファン以外にも思ってもらえたのに。
偽仁志:何かやらかして、いじってもらわなきゃねぇ。テレビなんだから。
偽南渕:ヤクルトだって宮本、石井、度会とひそかに地味だけど、宮本がよくひっぱった。
偽仁志:山井、小笠原、柳沢じゃだれがリーダーなのかわかんないよね。小笠原や柳沢が山井にゴーグルかけろと言ってくれるとは思えない。
みんなテレビ東京的には新人なんだから、ひとり要になる人物を入れて欲しかったね。そのうえでひとりひとりがリーダーになれるような教育も必要だよ。
偽南渕:西武はさんざん日本一日本一言ってもらえたのに、中日は1回「リーグチャンピオン」と言われただけ。「優勝」
という目玉があるのにそれを生かすことができなかったうちに比べ、カープは嶋しか自慢するものがないのに、その嶋をきっちり出して「首位打者」「赤ゴジラ」「遅咲き」と何度も紹介してもらった。
偽仁志:テレビ東京の島田弘久アナ、最初の「クラッシュヒッター」(
ティーバッティングの要領で、目の前に並べられた何枚ものパネルを打ち抜くゲーム
)で嶋を紹介するとき、選手別応援歌を引用して「鍛えたパワーで嵐を起こせ!」だって。嬉しいねぇ。
偽南渕:うちはその他いろいろ扱いだった。
偽仁志:だからこそこのコーナーでは、投手であるヤクルトの石井の番で島田アナに言って欲しかった、「中日の中継ぎエース岩瀬からホームランを打った男」って!
偽南渕:あまり嬉しくないけど…。
偽仁志:石井も言えばいいのに。中継ぎ投手なのになぜ打撃力を問われるゲームに出ているのか、みんな「?」と思いながら見ているんだから、自分はホームランを打ったんだ、しかもあのセリーグチャンピオンの岩瀬から、と言えば、みんなびっくりしただろうに。
偽南渕:今回の石井は、1打目はボールを載せた台を打ってだるま落としみたいにボールをまっすぐ落としてた
けどね。
偽仁志:こんなのに打たれたのか岩瀬!
偽南渕:まあでも投手なんだから…。2打目は4枚抜いただろ、うちの山井は2枚だった。投手はそんなもんだよ。
偽仁志:とはいっても優勝したのは13枚を抜いた高橋(尻)だったね。嶋は首位打者だから大トリで注目されたけど
、1回目は失敗で1枚も抜けず、2回目でやっと6枚抜いてかろうじて3位になってなんとか面子を保つのが精一杯で残念。
●出だしは首位、途中で転落するカープ
偽南渕:ボウリングでもカープはそこそこがんばってたね。
偽仁志:1位で予選を通過。決勝戦でも石原がいきなりストライク、東出もスペアをとっていいスタートだったのに、助っ人選びで小倉優子をひいたところから調子をくずし、やる気がうせたかロッテ、西武に抜かれて3位に。カープのペナントレースを見るかのようだった。
偽南渕:二度目の助っ人選びで石原がヤクルトの宮本を指名したのは面白かったね。宮本、指名される前からもう準備して張り切ってた。
偽仁志:今回はほんとは石井がボウリングに出ることになってたようだね。宮本が強引に石井と代わってもらったのだとか。何で
はじめから宮本をボウリング組にしてなかったんだろう。宮本、いつもうまいのに。
偽南渕:うまいのに、じゃなくて、うますぎるからだろ。戦力を均衡化しないと面白くないから。
偽仁志:なるほどー。でもみんな宮本と度会が異様に張り切るのが見たいんだし、今回はほかのチームにもうまい選手がいっぱいいたし、まあよかったんじゃないかな。
偽南渕:中日はヘタで地味だったけどね。ところで可笑しかったのが、急に替わった石井と宮本にはゼッケンがなくて、石井はスタッフが白いガムテープですごくじょうずに「ヤクルトスワローズ 石井弘寿」という文字を作ってくれた。いっぽう宮本は自分で紙に手書き、すごく汚なかった。
偽仁志:体張ってるよヤクルト。来年は中日もいろいろ研究してよね。少し前までは、やまさき、中村
(武)、関川なんかが面白いところ見せてくれたのにな。
偽南渕:それみんな楽天だよ。ああ、来年のオフはきっと楽天の中日OBに食われるんだ。やまさきがまた「横取りクイズ」でムダに優れた動体視力を発揮して次々難問を正解し、中日から点を取っていくんだ。
●カープにマケまくる
偽仁志:今回のMVPは消滅球団近鉄の北川だったね。あのものすごい笑顔だけでもテレビ的には十分だけど、何をやってもうまかったね。
偽南渕:決め手になったのは「スーパーフライキャッチ」。選手がノックで打ち上げたフライをTIMのゴルゴ松本か女性アイドルが大きな網で
捕って、飛距離を競う勝負です。
偽仁志:ゴルゴが捕ったら飛距離×2、アイドルが捕ったら×3、これが得点になります。とくに野球経験があるわけではないアイドル
が捕った方が点数が高くなるのが肝。
偽南渕:北川の場合、ゴルゴがボールの落下地点に入ったのはよかったが、大きくバウンドさせて
、網からこぼれてしまった。ところがアイドルの番ことみが、そのボールをキャッチしちゃったところがすごい。
なんでも番ことみは、水泳の高跳び込みの経験があるとのことで、さすがの運動神経でした。ところが、北川はMVPの賞品をチームメイトになんか分けないで独り占めしたいと言ってた
。それはいいけどゴルゴと番ことみには分けてやって欲しい。
偽仁志:さて、去年と同様、上位9チームには有名店から料理人がスタジオに出張してきてご馳走がふるまわれ、下位3チームには徳光アナの手料理が…。2004年は塩むすび、今年はいなり寿司でした。
偽南渕:うちはオリックスと同率最下位なので徳光さんのいなり寿司…。
偽仁志:去年はカープ、ベイ、西武がおむすびだったけど、いろいろ面白かったよ。
1.ヤクルト宮本が自分のローストビーフを小皿にとりわけ、ペットにやるみたいにおにぎり組の前に置いて、徳光さんに「人柄で選ばれた(全日本の)キャプテンではないことがわかりま
したね」と言われていた。
2.ベイ佐伯、「(塩加減が強すぎて)海食べてるみたい」。
3.西武松坂、日テレの関係者である徳光に「結婚相手にはこれぐらいおいしいおにぎりを作って欲しいですよね」といじられて軽く動揺。
4.同じく徳光に全然食べていないですねと言われたカープの高橋、「ローストビーフの匂いがすごくて。あっちに行きたいなー」と蓄膿声でかわいこぶっていた。
5.それとは対照的に、後輩の永川はぺろりとたいらげていた。
偽南渕:そうか、去年は3チーム全部、建ちゃんや永川ですらいじってもらえてたのか。なのに今年の
セリーグV戦士は映してももらえなかったな。ダイエーやオリックスにはコメントさせてたのに。暗いんだ。きっと暗いんだ中日。ああ、山井がゴーグルさえしていれば。
偽仁志:後半のクイズ、まずは「ちゃ〜んと並べましょう」。現役監督5人の通算打率や熟年タレント4人の年齢、少し前にはやった
グッズの発売年などを並べるというもの。東出が小さすぎてブースに隠れて見えないのが面白かった。
偽南渕:キミがそうやってカープばかり気にしてるから、ここでも中日マケたじゃないか。しかも3つの軍艦巻きを食べて値段順に並べるクイズなんか、あのカープでも当てたのに、中日は
マグロの赤身にラードを混ぜた偽モノのトロを一番高いと回答したんだぞ。うーん、今回の面子だと、高そうなもの食ってなさそうだしなあ。
偽仁志:あはははー、情けないですね。で、カープったら結局優勝しちゃうからすごい。しかも次の「恋のドラフト会議2005」では、緒方孝市と中條かなこの出会いがこの番組だったことが明らかに。
偽南渕:そのシーン、ぜひリプレイして欲しいね。ところでこの「恋のドラフト会議」はまず予選として各球団ひとりずつの選手の写真を街の女性に見せ、人気のあった上位6人をアイドルと「フィーリングカップル5対5」方式で合コンさせる
というもの。この時点でもう落ちてるよ山井。
偽仁志:こういうときのために平松を採ったのに何なんだ。ただの人気投票なんだから彼女がいてもいいじゃないか。来年は平松出せよ平松。
偽南渕:で、本選は選手とアイドルの会話を見て、カップルがいくつ成立するかを当てるというもの。笑いをとる役を担った宮本が大活躍だったね。
偽仁志:和田毅と小林恵美、高橋(豚)と夏川純、赤星とくまきりあさ美、と成立し、松坂は「新婚なので指名見送り」。だったら出て来
(き)ないな松坂。山井出しーな山井。
偽南渕:そうだね…。ゴーグルしてたらもっとよかったね。
偽仁志:「新婚なので」っておかしーやん。安めぐみとカップル成立した宮本も既婚者やん。てことはこれシャレなんやんシャレ。シャレやないんやったら新婚じゃなかったらええゆーのは何でなん。
偽南渕:でも中日、このクイズはムダに当てたね。そんなところで恋の目利きぶりを見せなくても。
偽仁志:最後の「天才IQクイズ」と「横取り映像クイズ」も中日はダメでした。ろくに映りませんでした。終わり。あー日本シリーズにマケたのより悔しい。
偽南渕:キミの好きなカープが優勝したのに?
偽仁志:カープは好きだけど、自分のアイデンティティは中日ファンなんだとしみじみ再確認したよ。テレビ慣れの戦力も均衡化して欲しい。こういうところこそ、ファンの声を聞いて欲しいよ。
偽南渕:選手会サイトにそう投稿しなさい。
2005/1/16
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