マーティへの悪口はここ
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自称論敵・東山にしこ

スポーツ・ジャーナリストにしてスポーツファン用グッズ販売などの実業家でもあるマーティ・キーナート氏(以下敬称略)の「東北楽天イーグルス」球団ゼネラル・マネージャー着任を記念し、5年間に及ぶ悪口を再掲載いたします。
一部で「東山にしこといえばキーナート嫌い」が定着していますが、「何だそりゃ」とお思いだった方は、これで一気に謎がとけることと存じます。

■msnジャーナルにおけるシドニー五輪関連発言に対し東山「ただの呪いだ」と激
『緊急宣言 ドリームチームの実現について
−マーティ・キーナート批判−』

(2000/8/8)

■「msnはキーナートをもっと庇え」と正義派のふりして見下す
<引用>
私の餌食になるために日夜更新をしているようなMSN。
例のマーティ・キーナートの記事には読者の感想が読めるリンクボタンがついているわ。

やけに堂々とキーナート批判ページをやっている以上、私はそこも読んでるんだけど。
「そうだそうだー」と言いたくなるような感想もあるわ。
でもね、MSN編集部、フェアじゃないわよ。

だって、「賛否両論」じゃなくて、キーナートの認識不足や無知によるあらを指摘している感想がたくさんたくさん載ってるのよ(これに対するキーナートの反論がまた幼稚で噴飯もの!)。同じ媒体にそんなものが載るなんて、紙媒体では考えられないわ。

執筆者のあらは編集者が指摘してあげなきゃ。多少憎まれても。
見逃してしまったらそれは編集者の責任。
なのに読者の声というかたちで明るみに出すなんて。

Web作家にだけはなりたくないものね。
そんな才能がなくってよかったぁ。
</引用>
(B型日記2000/9/15
※読者の感想が読めるページは現在は削除されています)

■新年を寿ぎキーナート批判継続を誓う
<引用>
ことしも小泉政権、石原都政、電子年賀メール、ねずみ講/マルチのメール、マーティキーナートの4者がもたらす不条理に、果敢に立ち向かってまいります。

まいればぁ?

ていうか5つある。
</引用>
(B型日記2002/1/1)

■ロペスと前田を思いやるキーナートを「評価」する
<引用>
msnジャーナルに連載中の、わが天敵、マーティ・キーナートの、4月11日にアップロードされたコラムには、ロペスの言い分が克明に記録されている。
これによると、ベンチ裏に呼び出されたのはロペスのほうだ。
んああ? そんな報道は初めて見た。

ま、その前提で進んでみよう。
前田はグランドで恥をかかされたと思ったのだろう、とキーナートは言っている。
また、ロペスの発言として、
・前田の事情を知らなかったこと
・言ってくれれば別の対応になったこと
・謝りたいと思っていること

などが書かれていた。

「知らなかった」を信じるかどうかは、まだ私の課題なのだが。
「謝りたい」という発言はあちこちのニュースサイトで断片的に目にしている。クビになりたくない=カープに居続けたい、と思っているわけで、とりあえず嬉しい。また、これでロペスの言い分を聞く空気が生まれるだろう。

ところで、ニュース源を必要に応じて隠匿するのは、報道人の当然の権利だからかまわないが、キーナートはこういう記事を書いたということは、直接、ロペスに接触したのかな、したのだと思うがコラム(翻訳文)には「ロペスは『事件』について次のように説明する」としかないのでよくわからない。

ただ、キーナートの結論がいつもの「大リーグにはこんなトラブルはない」でも、「日本は大リーグよりマシだ」でもなく、「2人の亀裂はまったく意味がないし、1日も早く縫い合わせなければいけない。みんな心配している……カープファンは気が気でないだろう」だったのは評価していい。
「前田も、多くを語りたくない性格だというなら、今すぐ自分を代弁してくれる人を見つけたほうがいい」とも言っているが、このコラムも、ちょっとした代弁者の役割を担った。

コラムの前半部分を、まったく無駄な大リーグの話で埋めていたのはいただけないが、それは私が「甲子園球場」の話になると「甲子園球場で運動会をした話に引っ張っていってしまうのと同じ小児病だから見逃してやろう。
</引用>
(2002/4/11 B型日記 珍しくキーナートを「評価」するエラソな偽仁志。ただし呼び出したのはロペスではなく前田だとしている記事は、このあとも、このキーナートの記事以外に見つからない。どうなっているのだろう)

■コルクバット事件、突くべきはそこじゃないだろう
<引用>
アンタは絶対サミー・ソーサ不正バット事件について書くと思ったよキーナート。
だれも知らなくて、知ったからと何が解決するでもない知識を、いつも披露しては私に叱られるマーティキーナート。

さておなじみのキーナート・バッシングの前に。
サミー・ソーサの違反バット事件の経緯を見てみよう。
(長いのでだいたい知ってる人は飛ばし読みプリーズ)

・6月3日の対デビルレイズ戦で2ゴロとなりバットが折れた
・中にコルクが入っているのを審判が見つけた
・そんなの入ってたら違反なので退場
・即座にロッカールームからソーサのバットを回収
・4日の試合前、ソーサの試合用バットをX線検査したらぜんぶシロ
・5日、殿堂入りしたソーサ愛用バットもシロ判定
・5日、面談調査(謝罪したのと、練習用を誤って使ったと発言したのはこのとき?)
・大リーグ機構が6月6日に8日間の出場停止処分を発表、ソーサは異議申し立てを希望
・当人が異議申し立てを希望すれば処分は保留されるので出場は続行
・10日、異議申し立て
・11日、すぐ謝罪したのを理由に、当初科した8試合から1試合減らして7試合の停止処分が決まった


これにはいくつかの疑惑が報道されている。
・処分保留中、ソーサは人気カードの試合に出ていた
・7日間の処分はちょうどロードの試合に相当する
・あまりに話がうまくないか


これは処分保留がルールなんだからしょうがない気もするが、いったいどうすればよかったというのかがよくわからない。

あと
・ほんとうに全部調べたのか
・練習用バットかどうか気づかないなんてありえない


ほんとうに調べたのか信用できないなら、米国の球界の何をその人は信用するのかねぇ。

「気づかないなんてありえない」というのは、早い時期に陣内喜美子が「(バドミントンの)ラケットでも1グラム違ったら気づくぐらいスポーツ選手は敏感」と言っていた。
そうかもしれないし、素で気づかなかったのかもしれませんね。精神状態にもよるんじゃないですか。

や、実は大リーグのことはよくわからんのだが、そのうちいろんなレポートが出るでしょう。
とりあえず違反バットは使ったわけで、「ひどい誤審をされようと、現行ルールでは審判に触れたらそれは『暴力』だから退場処分じたいはやむをえない」ってのと同じだし、調査もしたし申し立てもできたんだから、別にいいや。

しかしびっくりしたねぇ、キーナートには。
せっかく大リーグに詳しいんだから、もっとちゃんとしたこと教えてほしいのに、タイトル(和訳)がいきなり「ソーサの違反バット使用は『単なるアクシデント』などではない」だってさ。 喧嘩売ってるし。

内容を要約してみよう。

・1998年、ソーサ日米野球で来日。キーナートはソーサの日本側代理人のひとりだった
・ソーサは日米野球の看板プレイヤーだった
・招聘した讀賣新聞社にすら連絡なく、親戚縁者を引き連れて来日
・カッツ代理人「全員分の部屋を用意しないと試合に出ない」
・第1戦でカッツ代理人、「ソーサ夫人にダグアウト裏の席を用意しないと試合に出ない」


えらく古い話だねぇ。あと、なんか代理人が悪くないですか。

・ソーサの行状の悪さはアメリカでは有名
・雑誌記者に「(潔白なら)ステロイド剤のテストを受けてみては」と言われ激怒、汚い言葉を吐いてインタビューは終わりだと言った
・もっとたくさんソーサの行状を伝える面白いサイトがある

リンク貼ってあるので見たけど…個人サイトみたいなんですけど…。
私も大西崇之の行状を伝えたサイト持ってるヨ! 2ちゃんねるにだってリンク貼られたんだからね〜♪

キーナートの詰めは以下のとおり。

ときとして愚かな行動に走るソーサでさえ、折れたコルク入りバットが彼の評判を、修復不可能なほど、そして永遠に打ち砕くことはわかっていたはずだ。6月3日にシカゴで起きた出来事は、決してアクシデントではない。世界の大部分の人々が(今までは)知らなかったソーサの生き方が表れただけのことだった。

い、生き方ですか…。
これに先立つ段落はこうだ。

私の主観では、ソーサはわがままで強欲なだけでなく、平気で違反行為のできる人間だと思う。コルク入りバットの使用は、単なるアクシデントではないと私は信じている。あのバットは練習中にファンサービスのために使う、飛距離の出る特製バットだったという彼の下手な言い訳がもしも事実だとしたら、なぜミスが起きないように、はっきり目印をつけたり、バット全体に違う色を塗ったりしなかったのか。

私、「なぜミスが起きないように、はっきり目印をつけたり、バット全体に違う色を塗ったりしなかったのか」てのはわかるんだよ。まだ賛成はしかねるが、説得力はある。
なぜここを軸に広げないんだキーナート。
この疑問はみんなが抱いたと思うよ。この点にはソーサは回答してないのか? リーグはこの視点から攻めなかったのか? そもそも大リーグって、練習用バットと試合用の見分けがつくようにしておく規則ってないんスか?
ついでに「バットが折れたらすぐバレるのにわざと使うか?」という素朴な疑問にも答えてくれよ。

これ以上ネタを思いつかなかったんだろ?
「それよりみんなの知らないソーサの真実を書いたほうが面白いだろう」と思ったんだろうね。
日本人はソーサを好青年だと思い込んでいるようなので、「ぜひ誤解を正しておきたい」だってさ。「誤解を正す」とはこういうときに使う言葉ではない。

さて問題はここからだ。
同時期にMSNジャーナルはおなじみの「ワンクリック・アンケート」をとった。

テーマ:ソーサの不正バット使用について、どう思う?
選択肢:
今までの成績も怪しい、今季出場停止
練習中でもコルク入りバット使用禁止!
8試合の処分で妥当
たまたま。目くじらたてるなよ
他の選手も使用しているかも!?
コルクの効果は疑問
その他(掲示板へ)

いやあ、相変わらず馬鹿な選択肢立てるねぇ、マイクロソフトネットワーク。「練習中でも使用禁止!」が出色だ。

で、回答者のコメントの中にこんなのがあった。

数十本の中からたった一本の不正バットを選ぶとは?本人しか分からない「練習用」マークが付いていたのにね。バレた時のことを見越して一本しか仕込んでいなかったのでは、と勘ぐるのはやり過ぎですか?M.キーナート氏のコラムを読んでソーサ氏はそれぐらいやりかねない人物と思いました。

マーティキーナート。スポーツジャーナリストの仕事ってこれなのか。

この事件の証拠や、本人や周囲の発言の読み方を大リーグの知識をもとに整理し、そして「ソーサは意図的にやった」とキーナートの責任で言うならまだわかる。
鳥なき里のコウモリのように、「それぐらいやりかねない人物だよ」とチクることがスポーツジャーナリストの仕事なのか。
そんなの個人サイトでやれば? 持ってるくせに。
私はMicrosoftに世話にはなってるが恨みはないんで、これ以上MSNの質を落とさないでくれ。

それにしても私、スポーツが苦手でほんとうによかったよ。こんな目に合うリスクを負っているのか、スポーツを愛する人はすべて。
</引用>
(2003/6/14 B型日記)

■阪神優勝の喜びは当事者とファンだけのものだろと祝辞を突き返す
<引用>
私の論敵・マーティキーナートがmsnジャーナルで日本人全体に対して阪神優勝おめでとうとほざき、日本中が阪神の優勝で元気に なっていると、またしてもプロの評論家とは思えぬ、お粗末なメディアリテラシをさらしていますが(だからプロのくせにWebサイトぐらいにしか執筆できないんだよあんたは)、どうしてふつうに、素直に、「阪神ファンのみんな、それから阪神の選手、 監督、コーチ、スタッフのみなさん、優勝おめでとう、うらやまじい、キーぐやじい」じゃだめなんですかね。
プロスポーツって、勝負ってそういうものでしょうが。当事者とファンだけのものだからこそ優勝に価値があるんだよ。
</引用>
(2003/9/23 B型日記)

■新庄を叱って東山に叱られる三バカ三すくみ
<引用>
ハムの新戦力・新庄剛志がmsnさっそくマーティキーナートに叱られています。
TBSテレビの『スポーツ大感謝祭』で大リーグの経験についてきかれ、自分がスタメンになれなかったのは人種差別が理由だ、大リーグの監督は(本人の人種ごとに)差別をする、がっかりしたと述べた件です。

キーナートは「新庄くん、キミは勘違いしている。たとえばイタリア系アメリカ人のトーリ監督が起用したのは…デビルレイズでは…エクスポズでは…」と得意の例証をしていました。
キーナートの例証に間違ったデータは入っていないのでしょうが、新庄はメッツのハウ監督について言っているのです。ハウと新庄の関係はよその監督さんと選手さんの例では説明できません。もちろん新庄が地上波の全国番組で「スタメン出場できなかったのは差別のせい」みたいに語るのじたいは、かっちょよくはないですけどね。

だいいち、「ああ、日本人がアメリカに行くと差別もあるんだ」と知ったと新庄が述べているのに対し、「○○さんは差別しません、××さんも公平にチャンスをあげました」と例をあげるのって、カウンタートークとしてもどうなんでしょう。というかここはカウンタートークをかますところですか。
あーたもガイジンとして差別ぐらいされたでしょ?>キーナートさん。
</引用>
(2003/12/29 B型日記)

<引用>
2003年の続き。マーティキーナートが新庄を非難するのは、新庄が最初は無邪気にニューヨークやロスに憧れ、アメリカ大好き少年(四半世紀以上前の流行語)として振舞っていたのに、急にアメリカを人種差別社会呼ばわりしたせいでしょう。
文中に、以前はプレーや発言を楽しみにしてきたとか才能があるとか、前半で変にほめているのも、「かわいさ余って憎さ百倍」ぶりを表しています。まあキーナートパターンの文章ではあります。新庄の話よりキーナートのほうが聞き流す価値がある(?)んですが、新庄と違ってキーナートはジャーナリストらしいので、放っておくのもいかがなものかと。これからもがんばって文句をつけていきます。やな日記だねぇ。
</引用>
(2004/1/1 B型日記)


なお筆者はキーナートの意見や発言が気にいらないだけであり、キーナートが楽天球団のGMに就任したことに対してはとくに何とも思いません。長年会社を経営してきた人だから何かの役に立ってくれることでしょう。
もし楽天球団が実現したら、キーナートのスポーツエッセイは激減するであろうし、キーナート嫌いにとってはいいことかもしれないですね。

2004/11/1