山本令菜先生の０学占いによる
プロ野球 星のお告げ

東京の高聴取率ラジオ番組にＴＢＳラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」がある。
ここの名物ゲスト、０学占い山本令菜先生は毎回、プロ野球界も占ってくださるので 、ここに記録しておきたい。

2005年（2005/8/28更新）　2004年　2003年　2002年　2001年

０学占いはいわゆる「星占い」と同じ12星宮占星術である。山本先生はこれの第一人者で、若い子向き、おじおば向き、いろんなムックや単行本を出し、新聞や雑誌にも執筆している。
山本先生は野球がお好きらしい。このことがこの企画の長所にも短所にもなっている。

本来ならプロ野球全然知らない占い師さんにぽんっと山田久志のデータを出して、「この人は○○星と言って、今年は貧乏くじをひく運勢なんです」とか、 開幕戦で岩村を欠いても、鈴木健で完璧に補えてしまった若松勉の星回りについて言ってもらったほうがはるかに笑える。

＃占いの目的は「笑い」ではありません＞私。

ただ、それが面白いのは「プロ野球ファン」だけだろう。

「ゆうゆうワイド」のメインターゲットは、仕事をしながら聴く商店主、タクシードライバー、または自宅にいる高齢者である（毒蝮三太夫の「 きったねぇじじいだな！　ばばぁ、いつくたばんだ？」でおなじみの「ミュージックプレゼント」はこの番組の名物コーナー）。

したがってリスナーの多くは、山本先生の占いからついでに「阪神が強いらしい」とか「松坂は今年も快進撃中らしい」とか、野球のことを大まかでいいからつかみたいのである 。自分でスポーツニュースを見たり新聞を買ったりして詳しく知ろうという客層ではないの と同時に、世間のことをひととおり知っておきたいという欲求も強い。

そこをよくわかっている山本先生は、「原監督は気負いが気になる、今年は見守りたい」 「星野監督は今年が本番」といった、「それ占いですか？」「スポーツ新聞と同じなんですけど？」な発言が多くなる…こともある。

長い間筆者はこの占いを追い、Webの日記に書きとめてきたが、このことがわかってきたので「もうやめようかな」と思った。
だが、2004年分を占った2003年暮れの放送は、うってかわって緻密になっており、また山本先生の「女性の野球ファン」としての可愛げみたいなものが加味されて いた。こういうふうにやってくれるなら面白いかな、と思わせるものになっていた。
そこで急転直下、古い日記も整理してこんなかたちにマトメることになったしだいである。

2003/12/21